朝日新聞 96年8月27日 朝刊朝刊30面


”丸山学”に触れ、偲ぶ800人




八月十五日に八十二歳で死去した政治学者の丸山真男氏を偲ぶ会が、二十六日午後一時から、東京都新宿区南元町の千日谷会堂で開かれた。哲学者の久野収氏、政治学者の神島二郎氏、団藤重光・元最高裁判事、思想史家の武田清子氏ら、丸山氏と同時期に日本の政治思想を研究し、発言してきた仲間や、丸山学に触れた人たち八百人が集まった。会場では、劇作家の木下順二氏や政治学者の松本三之介氏らが、業績や人となりを語った。