ウルトラの敵「WAVE7」登場の巻


太郎「ところで、お前、
   WAVE7って知ってるか?」
花子「何、それ?
   ウルトラセブンみたぁい。」
太郎「うん、最近、勧誘メールが来たんだ。それで、否定はしているけど、
   どうやらねずみ講みたいだ。」
花子「で、具体的には
   どういう物なの?」
太郎「ああ、簡単に言うと、まず、WAVE7のホームページがあって
   その宣伝をして客を紹介して、ホームページ提供会社のWAVE7
      ジャパンという会社に登録料やホームページ作成・運営料金を
      出させるという物なんだ。そして、紹介した客が、また、別の客
      を連れて来てだんだん組織がでかくなっていき、自分もそのこと
      により、組織への貢献から毎月少しずつキャッシュバックされる
      という構造なんだ。そして、その金は自分が獲得した客やそのまた
      客という風に自分からつながる下の世代の客1人につき幾らか
      貰えるシステムなんだ。」
花子「何、それ?次々にねずみ算式に組織が大きくなっていってまるで
   ねずみ講みたいじゃない。」
太郎「うん、そうだな。まさしくねずみ講だな。ちなみにこの組織の場合、
   直接1人では3人までしか紹介出来ず後は自分の下の世代の人の客という
      ことになるから、組織がすぐに広がらず、すぐには客が見つけられなく
      ならないし、場合によっては上の世代に客を付けて貰え、何も出来なく
      ても、儲かることもあるので、だけ良心的だがな。でも、ねずみ算式に
      組織が大きくなっていったら、結局引っかかる客がいなくなって
      客が見つけられず、大部分の人が損をする酷い取引だけどね。」
花子「でも、商品があれば、大部分の人が損をするが合法なマルチ商法だけど、
   その辺はどうなの?」
太郎「その辺だけどな、メールでは一応、金儲けのためのホームページや
   組織の構築が商品となっているけど。でも、よく考えるとそれは
      ねずみ算式に勧誘して組織を拡大し、自分より下の世代から
      キャッシュバックを得るというねずみ講をするための組織やサービス
      だから、結局、組織にねずみ講をやるためのサービスをうけているに
      過ぎないのさ。つまり、組織に頼って、その代わり、ピンハネされ
      ながら、ねずみ講をやっているに過ぎないんだ。また、それは単なる
      組織拡大で、後で商品も売ると言っているけど、その内容すら秘密
      であるかどうか分からないような物で、無いに決まっているんだ。
      結局売る商品は無いであろうから、やはりねずみ講だな。」
花子「何、それ?それじゃ、否定はしていても、ねずみ講じゃない。
   ねずみ講なのに、そうでないと言って騙す卑劣さ、酷いね。
      酷すぎる、チョベリバ〜(超 VERY BAD)!」
太郎「うん、そうだな。それから、他にも組織として怪しい点が
   あったよ。」
花子「え、本当?
   で、どういう点なの?」
太郎「ああ、まず、会社なんだけど、カナダのブレット・E・ヴァイクル
   なる人物がNVC社というという会社に考案して生まれたビジネスで
      WAVE7の日本法人がNVC社の投資部門担当であった日本人の
      和田 洋昌氏なる人物を社長にして世界に先駆けて日本でビジネスを
      始めるという物なんだ。」
花子「何、それ?それってクリストファー=エリクソンのMLMでも
   思ったけど、やたらと外国人や外国の会社の名前を出せば、信用すると思ったら
      大間違いだね。誰でも、適当に外国人の名前を作ることが出来るし、
      第一、日本先行ってこともいくら日本が経済大国だからと言って話が
      上手すぎるし、超怪しいじゃん。」
太郎「うん、そうなんだよ。それにな、他にも人を罠にはめるもあってな
   これが、また、巧妙なんだ。」
花子「え、そうなの?
   でも、一体、どんな風になの?」
太郎「ああ、まず、サービスを受けるには費用を払わなければいけない
   んだけど、これはキャッシュバックされた分から天引きされるから、
      自分から下の世代が増えれば、その金で相殺され、いらなく
      なるし、それだけ貢献したということで出世していろいろと顧客
      開拓のために使えるサービスが増えるし、客を多く獲得すると、
      貢献に対するボーナスも貰えるようになるという訳なんだ。」
花子「何、それ?何人か客を紹介すれば、旨味が得られるという人間の
   欲望を突いていて凄く悪質だね。」
太郎「うん、そうなんだ。おまけに最初だけだけど、規約が無く、勧誘方法が全て
   会員の自由で、そのため、会員が誇大広告などの違法な手段を使っても
      一切責任をとらないと来ていやがる。」
花子「え〜、そうなの?会員がルールを守らなくても責任をとらない
   なんて、責任逃れもいいとこじゃない。でも、これじゃ、良い点が
      一つもないじゃない。」
太郎「ああ、それなんだがな。一応、売り上げの中からユニセフへの援助
   とかやっていると言っているけどね。でも、そんなの本当かどうか
      信じられないがな。」
花子「うん、そうだね。それに目的や活動で何をしても、イタリアの文化財
   を守るための物と同様、結局違法なねずみ講をやっているにかわりないしね。
      全然説得力がないね。」
太郎「うん、そうだな。全く困ったことだよ。だから、会社の信用力は
   無いんだけど、それを補うための手段としてあのマルチ商法で
      悪名に名高いアムウェイも昔は小さかったと言っているんだよ。」
花子「何、それ?それじゃ、詐欺師に例えて詐欺でないと言っていて意味
   が無いじゃない。」
太郎「うん、そうなんだ。だから、これもそうだけど、とんでもない物で、
   儲かり、ライフスタイルが向上すると言うけど、実際は嘘で大半の人が
      損するだけだから、こんな怪しい物に引っかかっちゃいけないな。」
花子「うん、そうだね。文字通り、このようなとんでもない物に引っかからない
   ようにしないとね。」

  • メインメニューに戻る。