「悪質商品先物会社について」の巻


太郎「ところで、お前、
   商品先物取引って知ってるか?」
花子「何、それ?
   どういう取引?」
太郎「あぁ、商品先物取引とは法律で決められた合法的取引で、実際
   には将来、現物で売買される物をその前に売買する取引なんだが、
      安く買って高く売ったり、高く買って安く売って儲ける取引なんだ。
      だけど、細かい内容は置いといて、先物取引は証拠金という僅かの金で
      その何倍もの取引が出来るので実際、価格変動で証拠金の投資分を大きく
      上回り損することもある非常に危険な取引なんだ。 しかも、証拠金以上の
      損をすると、追い証という金もかかるし、実はとても金のいる
      取引なんだ。」
花子「まぁ、
   何て怖い取引なの。」
太郎「うん、そうだな。だから、そういう取引はあくまで客個人の判断
   だけで出来るようじゃないといけないんだけど、一部には売買をする
      ための仲介業者である商品先物会社に悪質業者がいて客が売ろうと
      しても、需要が無いときは売らずに金持ちの分の売買を優遇したり
      客の言うことを聞かず、自分たちの儲けばかり考えている会社もある
      らしいんだ。」
花子「え〜、そうなの?それじゃ、そんな取引、やらない方がいいんじゃ
   ない。」
太郎「あぁ、
   そうだな。」
花子「でも、こういう取引で悪質業者に引っかかったら、大変だね。
   解約すら自分の意志で出来ず、満足に金も戻ってこないとは踏んだり
      蹴ったりだね。」
太郎「うん、そうなんだ。だが、まるっきし救いが無い訳じゃないぞ。
   通産省所轄の商品先物取引の消費者センターがあってそこに相談
      すれば、悪質な例でも相談に乗ってくれるらしいよ。事実それで
      難を乗り切った人もいるんだ。」
花子「な〜んだ。ちゃんとそういう機関もあるのね。まるっきし救いが
   無い訳じゃないのね。でも、やはり商品先物取引は危険な取引に変わり
      ないから、出来るだけやらない方がいいね。低金利でも銀行とか
      の安全な商品で地道にやっていくべきだよね。」
太郎「うん、そうだな。人生、地道にやっていくのが一番だな。ちなみ
   に、商品先物取引や悪質商品先物会社のやり口については『ナニワ
      金融道』の8巻〜10巻に詳しく載っているぞ。みんな是非見てみよう。」

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