酸素欠乏危険作業主任者について


みなさん、こんにちは。

ところで、私が現在、働いている業界では、設備の保守・点検の仕事で、
酸素がなくなってしまう危険もある場所での仕事もあるのだが、そういう
場所では、酸素欠乏症にならない作業方法をとって働けるようにと、その
手の知識を内容に含む、この資格が求められるようです。1種と2種、2種類
あるようです。そして、この資格は実は3日程の講習と終了試験でとれるのです。

だけど、設備管理の仕事では、酸素欠乏の危険のある場所で作業する場合
も結構あるかもしれません。設備管理を仕事としている方は、この資格を
取ることを検討してみても、いいもではないでしょうか?なお、この資格
の問い合わせ先は都道府県労働基準局または労働基準監督署、都道府県
労働基準協会だそうです。

詳しくは、

社団法人 東京労働基準協会連合会

を見て下さい。

というわけですが、早速、私3日間のこの資格の講習会に行って来ました。
ですが、この資格(2種は)は酸素欠乏性と硫化水素中毒について、それら
の事故の危険可能性のある場所で作業するとき、事故にならないために
作業員を指揮したり、酸素濃度や硫化水素濃度を測定し、作業場所の
安全を確認したり、器具及び設備の点検をして作業の安全を確保する
ための資格です。

だけど、酸素欠乏性や硫化水素中毒は怖いねぇ。酸素濃度18%以上21%、
硫化水素濃度10ppm以下という基準を少しでも逸脱してしまうと、人間は
イチコロもしくは運が良くても体の機能障害が起きてしまう。そして、
それらの危険性のある個所は各種地下ピット、酸化作用で酸素欠乏の
起き易い船倉、鋼製の貯蔵施設、乾性油や穀物、醤油などの貯蔵施設、
硫化水素中毒になり易い下水道、し尿処理施設、パルプ工場、清掃工場、
石油精製工場、火力施設の海水利用施設と幅広くあるんです。
で、そちらの関係で勤める人は作業員を指揮、監督する人はともかく、
それらの場所で作業する作業員も当然、作業の安全を確保するために
取る必要のある資格でしょう。

だけど、内容としては、参考書を使っての机上の講義の他にそれらで
勉強した成果を試験する終了試験、酸素欠乏性に陥ったときの人工呼吸
の方法や酸素欠乏や硫化水素の危険がないか、作業場所の酸素濃度や硫化
水素濃度の測定をする機械の使い方を勉強しましたね。

でも、人形に向かって「大丈夫ですか〜?」などと呼び掛けて意識を
確認した上で、起動確保、人工呼吸する人工呼吸の実習は最初は
コツが分からなかったり、手順を忘れてしまったりで、なかなか
上手く行かないかもしれません。

また、機械で酸素濃度や硫化水素の測定をする実習は、その終了
試験で、その都度、○○をしますと試験官に作業内容を口頭で説明
したり、硫化水素濃度が高いから、こういう措置をしますと試験官
に口頭で説明したり、しなくてはいけないので、手順なんかも教えて
貰ったら、その終了実技試験までに確実に覚えなければいけないので、
少し、大変ですが・・・

でも、まぁ、実技に関しては、その終了試験では、何度も出来るまで、
やり直しが出来るので、大抵の人は問題はないと思います。だけど、
ただ、机上の講義の終了筆記試験では1回やるマークシートでの筆記
試験に合格しないと資格を取れないので、講義のときにはいくら眠くても、
寝たりしないで、ちゃんとポイントだけは聞いておく必要はあるでしょう。
私は講義の途中、寝ていて、試験のときに余り内容を理解してなくて、
かなり焦りましたが。(爆)

だけど、私も後日、合格証が郵送されて来ましたが、運良く、終了試験に
合格していたらしいですけど。でも、ともかく、この資格に関連した業界
の人は是非とってみては如何でしょうか?

それでは。


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