97年作「マキシマムリスク」より


監督

RINGO LAM
リンゴ・ラム


1955年、香港生まれ。香港のテレビ局TVBの芸術養成コースで演技を学ぶが、後にスタッフへ進路変更。卒業後プロデューサーとしてドラマ制作に携わるが、TVの仕事に満足できず、カナダへ渡り、ヨーク大学で映画製作を学ぶ。専攻は黒澤明研究だった。
帰国後、「アラン・タムの怪談・魔界美女物語」(83)で監督デビュー。チョウ・ユンファ主演のヒット作「友は風の彼方に(原題:K虎風雲)」(86)で香港電影金像奨最優秀監督賞を受賞し、香港を代表する人気監督に。以後、ユンファとのコンビで「プリズン・オン・ファイアー(原題:監獄風雲)」(87/アジア太平洋映画祭最優秀監督賞受賞) 、「学校風雲」(88/未公開)など“風雲シリーズ"を手がける一方、89年にはユンファとともに製作会社シルバーメタルを設立し、「いつの日かこの愛を」(89)を製作・監督。他の作品に「聖戦」(90)、ジャッキー・チェン主演の「ツイン・ドラゴン」(92/ツイ・ハークとの共同監督)などがある。