92年作「エイリアン3」より


リブリー役

SIGOURNEY WEAVER
シガーニー・ウィバー


89年の「ゴーストバスターズ2」の出演後、3年間「エイリアン3」の役作りと撮影のため、他の作品をことわり全力投球の熱演で、当たり役リブリーがまたまたセンセーショナルな話題を呼んでいる。
スキン・ヘッドの彼女も強烈だが、極秘のショッキングな役柄がさらにファンを圧倒する。
1949年10月8日、ニューヨーク生まれ、父は50年代にNRCの社長を務めたシルベスター・J・ウィーバー、母は女優だったエリザベス・インクリス。
スタンフォード大学とイェール大学で演劇を専攻。アクターズ・ワーク・ショップで演劇を学び75年イングリット・バーグマンの代役をやった。コンスタント・ワイフで舞台デビュー。77年「アニー・ホール」の端役で映画デビューし79年の「エイリアン」でスターに。
「目撃者」
「危険な年」
「世紀の取り引き」(V)
「ゴーストバスターズ」
「大発掘」(V)
「エイリアン2」
「ハーフムーン・ストリート」
に出演。88年はアカデミー主演女優賞候補の
「愛は霧のかなたに」と、もう一本の出演作でこちらは助演賞候補の
「ワーキング・ガール」で名演技をみせたが、残念ながら受賞は逃した。しかしゴールデン・グローブ賞では主演と助演賞のダブル受賞を果たす。「エイリアン2」でもアカデミー主演賞候補だった。
コメディもシリアス・ドラマもこなし、日本では新日鉄のCMで人気を集めた。
舞台演出家のジム・トンプソンと84年に結婚し、1児のママになった。
トンプソンの演出で「エイリアン2」の後に「ベニスの商人」のホルティアを演じ、オフ・ブロードウェイの“Das Lusitania Songspil"では、クリストファー・デュランクと共同で脚本を書き才女としても知られる。これはミュージカルで彼女の出演で上演されたテレビはPBSのシリーズ“The Best Families"“Somerset"に出演している。
「エイリアン3」では共同制作者としてクレジットされ、ニューヨークに製作会社コート・ケイ・プロダクションを設立。初めての映画
“Then She Found ME"を今年中に撮影開始する予定。エリノア・リップマンの処女小説で、このほか3本の企画が進行中だ。今秋公開予定の「コロンブス/1492」にイザベラ女王の役で出演し、「エイリアン」第1作のリトリー・スコット監督とのコンビを復活している。