TODAY'S ESSAY
−DECEMBERS−
<1998.12.13 SUN>
「集結せよ!」ということで、行ってきました「アルマゲドン」。
ハリウッド最後の超大作と言われている映画です。
ほぼテキサス州と同じ大きさを持つアステロイド(小惑星)が、あと18日のちに地球に激突するという。その威力はまさに”グロ−バル・キラ−”。細菌すら死滅してしまうほどのもの。
惑星の地表面に核攻撃をしてもダメ−ジは与えられない。ならば内部から爆破してしまおう、ということで集められたのは石油採掘のプロ中のプロの集団。しかもこれがひとクセもふたクセもある札付きばかり・・・。というのが粗筋です。
内容から、この夏公開された「ディ−プ・インパクト」と比較されがちですが、ワタシは全然似ていない・・・と思いましたね〜。確かにスト−リ−的には似ているのですが、同じ材料でも全然別の調理法、という感じを受けました。どちらがより良いかと聞かれても、即答は難しいのですが・・・。
NASAの全面協力のもと、J.ブラッカイマ−のプロデュ−スと新進気鋭の監督のマイケル・ベイのゴ−ルデン・コンビが制作。
このマイケル・ベイ監督はもともとコカ・コ−ラやナイキのCMを制作していた人。
そのせいなのか、この映画を見終わった後の、ワタシの素直な感想は「まるでコマ−シャルをみているよう」なのでした。
どのシ−ンもとても派手でめまぐるしくて、息つく暇を与えない。
CMのような数十秒が勝負の映像ならともかく、2時間30分、それが続くと、ちょっと視覚も感情も疲れてしまいますね・・・。
主演はブル−ス・ウィリス、リブ・タイラ−、ベン・アフレック。
ラストの親心が滲み出るようなウィリスの演技は素晴らしかったと思います。
脇を固めるスティ−ヴン・ブシェ−ミは、もういるだけで最高♪なキャラクタ−でした(笑)
ただシャトルに乗り込む人数だけでも14人もいるので、なかなか全員に焦点を当てられず、少し残念・・・。
ノベライズは竹書房より¥590で発売中です。
ライアンのノベライズみたいなものを連想すると、ガッカリしちゃうけれど、映画の中にはないエピソ−ドも書かれているので、観に行ったあとに、さらっと読むといいですね。
決して他人事ではなく、近い未来に起こりうる題材なので、ぜひぜひ自問自答の為にも、観に行って欲しい映画です。
余談ですが、冒頭部分で、松田聖子とマイケル・ベイ監督自身がちょこっと出演していますよ〜。