FOO FIGHTERS

1998.1.22  赤坂 BLITZ



Kanon Talking

2年ぶりの再来日LIVEは、ボロ2になるまで暴れまくりの夜になるはずだった・・・!!!

たった40分で幕切れとなった、悲しくも短いデイヴ・グロ−ルとの逢瀬をどうか聞いて下さい。(涙)


一列目にいた人の友達が来なかったお陰で最前列に入れてもらえた私は、左ハジとはいえ、とってもステ−ジがよく見える位置をGET。

ステ−ジ前の通路に、2人の黒人のスタッフらしき人がいて、 その巨漢といったら、ノト−リアスB.I.G(昨年3月に射殺されたN.Yの人気ラッパ−)そっくり。(笑) (画像参照)
プロディジ−やなんかのS.Eがかかるステ−ジ上には、 3台のドラムセットが用意されている。

冗談で、「オ−プニングアクトがいるんじゃん?」とか言っていたら、案の定出て来て(笑)、”勘違い”した客が一気に押し寄せる。
中には「デイヴ−!!」と叫びまくる人も。
違うから!デイヴはあんなに髪の毛長くないから!!(笑)

それは「Dopamine」というオルタナ系のバンドで、けっこうカッチョイイ曲が多かったので、最初から楽しかった。しかも、この時点でダイバ−続出!!(笑)
次から次へと先方に流されていくダイバ−を、前述の巨体スタッフが抱えて軽々とおろしていく。
そうか!! ”その為”に彼らはツア−を一緒にまわっていたのか!!!納得。(笑)
結局彼らは1時間近くも演奏して帰っていった・・・。(^−^;)

そして、セッティングも終わり、暗転。ステ−ジの左右のスタッフの出入り口まで暗幕が降ろされる。場内は真っ暗闇。

しばらくしてステ−ジ正面上部から、2ndALBUM「THE COLOR AND THE SHAPE」のCDジャケットの描かれた緞帳が、ライトに照らされながらゆっくりと降り始めたかと思うと、いきなり右側のドラム台から、デイヴの激しいドラミングが!
場内騒然!!前座の時の比ではないほどの圧力が後ろからかかってくる。

ひとしきり叩いあと、おもむろにギタ−を抱えて歌い出したのは、「THIS IS A CALL」。
まさか一曲目だなんて思いも寄らなかった曲からで、ダイバ−も大忙し。(笑)「Hey Johnny Park!」「Alone + Easy Target」と続く。
そしてここでなんと「Monkey Wrench」が始まる。
「えぇっ?!もぅ演っちゃうの〜?!」ってカンジだったのは、今にして思えば気のせいではなかったのね・・・。
「Enough Space」「My Poor Brain」と狂ったように流されるオ−ディエンス。

アコギに持ち替えて「 Big Me」を歌うデイヴ。
あ−ちょっと休憩タイムだ−なんて考えていたら、曲が終わった途端に、「I'm feeling sick today I'm about to throw up. Will you give me five minutes to rest?"」と言っていきなり戻っていってしまった・・・・・。 具合が悪いなんて、寝耳に水状態!

客電も落とされたまま、ジッと待つこと10分あまり。
突然客電が付いたかと思うと、「本日の公演はこれを持ちまして、全て終了いたしました。」のアナウンスが。
これには、本当にビックリした!!

もちろん大ブ−イングの嵐で、ほとんどの人が帰ろうとしない。
それでも、語気を荒くして繰り返されるアナウンス。 
そのうち、ペットボトルのボトルをステ−ジに投げ始める人や泣き出す人も。
でもここで出てこれるくらいなら、出てくるだろうな−と諦めて、帰途につくことに・・・。

帰り際、主催者から、”チケット代払い戻し”の案内があったけれど、後日発表になったのは、”半額払い戻し”の要項だった・・・。
まぁ確かに、40分は演ったけど、それってあまりにも誠意がないと思うぞ!
しかも、色んな意味で、記念になったチケットの半券と引き替えなければいけないのに(当たり前だけど)、半額しか戻ってこないなんて・・。(;_;)
お金の問題じゃないけど、それなら振替公演やって欲しかったよ・・。(T_T)
結局、ライブとんだのはこの日だけだったしね。

ちなみに原因は、バンド内で風邪が大流行、デイヴが一番ダウンしてしまったかららしい。(^−^;)
次の日ぐらいには復活して、大阪・名古屋ではウソのようにハジけた演奏を見せてくれたとか。
残念だったけど、元気になってくれてよかった・・と思うことにしよう。(^−^;)




COMING SOON!!