TODAY'S ESSAY
−MAYS−
<1998.5.20 WED>
引き続き、映画「TITANIC」。
フフフ。とうとう先週、40回を越えてしまいました。(笑)
おそらく、日本での最多リピ−タ−は、ワタシ(もちろん母も)なのではないでしょうか?(自慢になってない・・。^−^;)
でも海外では100回を越えるという人もいるらしいので、まだまだ甘い(?)かな?(笑)
この頃は、「航海士(Officer)」に心を奪われてしまい、主役の2人よりもそっちがお目当てになってます。
船長もですが、地位が上の人ほど生還率が低くなっているのは、悲しい事です。そんな中でもオ−ナ−社の社長、ブル−ス・イズメイがぬけぬけと救命ボ−トに乗ったのは許されないことですが、責任者でもある彼が「社会的制裁を受けるために戻った」のも、やはり運命を感じます。
さて、先月に続いてまたもや関連物を紹介します。
まずは書籍から。
ちくま文庫より、ウォルタ−・ロ−ド著の「タイタニック号の最期」です。(¥660)
物語形式で、氷山発見からカルパチア号のニュ−ヨ−ク到着までを描いています。
’72に訳されたものなので、「航海士」が「運転士」という表現なのが、ちょっと妙な感じがしますが、けっこう中身は濃いです。
解説を、唯一の生還した日本人乗客である細野正文氏の孫のミュ−ジシャン・細野晴臣氏が書いています。
次に、二見文庫より、福地 怜著の「タイタニック号99の謎<驚くべき真実!>」です。(¥495)
「もしも」「何故?」という避けられたかもしれない事故の謎を、1つ1つ挙げて解説してあり、読みやすいです。
先月紹介の本と内容はほぼ同じですが、気になる項目をすぐに抜き出せるので、ふと思い立ったときに読むにはベスト。
そして、肝心な本を忘れていましたね。
竹書房より、「ジェ−ムス・キャメロンのタイタニック」です。(¥4800)です。
値段の高さに恐れをなしてはいけません!!これは価格以上の密度の濃い公式本なのです。
監督がどれほど完全再現にこだわったか、いかにして複雑な沈没シ−ンを撮ったか、一目瞭然!
本物のタイタニックの内部写真もあって、その完璧さに脱帽です。
サザンプトン出港シ−ンが全て左右逆に撮ったなんて、これを見るまでは思いも寄らなかったことです。
続いてCDです。
「MUSIC INSPIRED BY THE TITANIC」です。(¥1390・輸入盤)
これは、正式なサントラではないのですが、映画の各所で使われた曲を収録しています。
例えば、「本当のパ−ティ−」での軽快なポルカ、ボ−トデッキで楽団が演奏していた曲、さらに主題歌「MY HEART WILL GO ON」のインストも入っています。
次に、「AND THE BAND PLAYED ON −Music played on the ship of the White Star Line−」です。(国内版・¥2427)
タイタニックの楽団を演じたスイスのクラッシック管弦五重奏団「イ・サロニスティ」が、”タイタニックでおそらく演奏されたであろう”楽曲を奏でています。
やはり聞き所は、楽団が最期に演奏していた「Nearer my God to Thee (主よ、みもとに近づかん)」でしょう。
彼らの鬼気迫る演技に、最初はまさか本当の楽士だとは考えもしなかったです。
いよいよ国内の動員数が「もののけ姫」を抜き史上1位になって、ますます記録を塗り替えそうな勢いです。
全世界でも16億ドル(約2100億円)の興業成績で、公開前までは駄作の噂があったなんて、今では笑い話ですね。