TODAY'S ESSAY
−NOVEMBERS−
<1998.11.01 SUN>
今日は”第11回東京国際映画祭”の一環の「英国映画祭」を観に渋谷まで出向きました。
「TITANIC」のケイト・ウィンスレット嬢の最新作「グッバイ・モロッコ(原題:HIDEOUS KINKY)」です。
ロンドンからまだ小さい2人の娘を連れて、モロッコにやってきたシングルマザ−・ジュリアの、「自我の消滅と真理への探求の旅」の物語です。
かの有名なフロイト博士の孫のエスタ−・フロイトの自伝的小説が原作になっています。
上映時間が98分とは思えないほどの内容の濃さと、密度の濃いモロッコの街の映像、そしてケイトを食ってしまいそうな演技をみせる、表情豊かな子供達。
独特でテンポのよい演出と音楽、そしてもちろんケイトの生命力溢れる演技と存在感・・・。
地味ながらも、とても心がホッとする映画でした。
それに、いい言葉がとても多くて、ジュリアと共に、観ている自分も救われていくような気がしました。
結局、”答え”は自分自身が知っているものなんだと教えられましたね・・・。
ただしラストはもう大号泣もいいとこで、大変でしたが・・・(笑)
一般公開は来春。渋谷公園通りパルコ前「シネマライズ」にて。