My Minimoog

Minimoog Model D(Late Model)

Serial No.12606

製造年 : 1980〜1981(?)

改造 : Oscillator Sync / Pitch Bendホイールのデッドバンド追加

Oscillator Sync時のOSC2 CV In増設

LFO、S&H、Ring Modulator増設 NEW!!

モジュレーション/ピッチベンドホイール電飾改造(笑) NEW!!


俺のMOOGです。1999年6月に我が家に嫁いできて以来、これからも末永く愛でていく所存でございます。


2000 6月

1年近く経った。定期メンテナンス&改造のためFive Gに持ち込む。鍵盤、ボリュームの接点洗浄&調整。

外部入力スイッチ&ボリュームを流用してリングモジュレーターを内蔵(右写真)。オシレーター1と2をそれぞれX-Y入力に。オシレーター2の周波数を変えてやることで、ARP ODYSSEYやEMSの様なリングモジュレーターサウンドが得られる。妙な非整数次倍音が出るため、FMシンセの様なベース音にも。EXT INにプラグを挿すとキャンセルされる。

←更に、専用LFO、サンプル&ホールド(LAGプロセッサ付き)を調子に乗って増設してもらう。これはパネルへの穴開け加工も必要とするかなり勇気の必要な改造。GLIDE、MODULATION MIXつまみの下に3カ所穴を開ける。一番左がLFOの周波数コントロール。サンプル&ホールドのクロックとしても使用する。0.3Hz位から15Hz位まで(聴いた感じ)割と幅広く可変。中央のノブはサンプル&ホールド用のLAGプロセッサ。右に回して行くほど階段状の電圧の角が滑らかに削られていく。これもARP ODYSSEYに付いているものと同等の機能。一番右はモジュレーションソースの切り替えスイッチ。5接点で、上からノイズ(ノーマル)、増設LFOの三角波、同矩形波、ノイズをサンプルソースとした通常のS&H(クロックはLFOと共通)、オシレーター3をソースにしたS&H。最後のオシレーター3のS&Hは設定次第でアルペジエイターの様に動作させることが出来る。

そして・・・。海外のシンセマニアックなサイトにインスパイアされてシャレで取り付けたモジュレーションホイール下の電飾。ピッチベンドのポッドから電源を取って高輝度の青いLEDを仕込んだだけ(笑)。ホイールが透明だと更に綺麗だと思うのだが。ステージで演奏しても客からは何も見えない、完全な自己満足専用電飾。

増設分のレタリングは模型用スライドデカールにイラストレーターで作成した画像をアルプスのMDプリンタの白インクでプリント、半光沢のクリアを吹いて定着させたもの。

こうしておよそアナログシンセに付いている機能ほぼ全てを搭載した大馬鹿Minimoogが完成。パルスワイズモジュレーション出来るともっと良いのだろうが。


2000 5/12

オシレーターシンクのON/OFFスイッチを4回路のものに変更。ここに増設したオシレーター2のCV入力ジャックからの信号を繋ぎ、シンクON時のみCVがオシレーター2のピッチコントロール部に流れる様改造。これで以前作った外部コントローラーを介してのペダルによるシンクのコントロールが可能に。


これまでの整備箇所&2000年1月現在の状態

・MODULATION WHEELのガリ:ホイールセクションを外してKURE666(通称”海の男”)を吹いて洗浄、完治(1999年7月)。

・MAIN VOLUMEのガリ:後部カバーを空けて基盤の隙間からKURE666(通称”海の男”)を吹いて洗浄、完治(1999年10月)。

・EMPHASISつまみのガリ:基盤を取り出してポッドを外して分解/洗浄で治るのだが、なかなかそこまでバラす根性が無くて保留中。

・鍵盤2カ所不具合:2カ所勢い良く鍵盤から手を離すともう一度トリガーされてしまう。1999年10月に鍵盤下部の接点(スプリング)の位置調整&接点洗浄を行うも完治せず。減衰音&リリースの長い音色以外では大した問題ではないのでそのまま保留中。

・鍵盤1カ所不具合:ゆっくり鍵盤を押していくとCVの接点より先にトリガーの接点に触れてしまうため音程が不安定に。近日中に調整予定。


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