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2月21日(月)
「そんな技術はもう古いんですよ。○○○○じゃもっと進んでますよ」

 実際にこのような発言をしたわけじゃないが。
 上の○○○○に入る文字、もし何の考えもなしに喋ったら「アメリカ」が入ってしまわないですか。(四文字の国名に限らないのですが)「イギリス」でも「ロシア」でも「中国」でもすっきりしないような。(「北朝鮮」だったら別の意味ですっきりしないか)
 「日本より進んでいる」ことを説得する(というより煙に巻く)ときに、「海の向こうの国でいちばんわかりやすい」のはアメリカっていう認識があるという。戦後五十年以上も経過して、まだ日本は、というより俺の頭は精神的に占領されっぱなしという。

2月22日(火)
▼小ネタ二篇。
▼会社の近所の書店に、野村沙知代が写真集のサイン会に来た。先週のこと。
 午後3時なので行けるわけがない、って行かないけどさ。
 今でもサイン入り写真集が詰まれている。
▼今更ながら動物占い、調べてあげると言われたので生年月日を教えたら、返ってきた答えは「ペガサス」でした。
 しかも頭に「優雅な」と付く。
 この占いに架空の動物が入っているとは知りませんでしたよ。
 椎名林檎と同じだと知ってちょっと嬉しかったり。

2月23日(水)
▼元ネタは週刊アスキー連載・青木光恵「女の子の(秘)パソコン事情」。  テレビドラマ「二千年の恋」にてSE役の中山美穂が、コンピューター用語を連発していて不自然という投稿があった。それに対するオガタさんのコメント「ドラマそのものは観ていないけど、言葉だけ聞くとネットのオタクみたい」
 私もドラマは観ていないので即断できませんが、その用語がそれぞれの場において、どれだけ適切であるかにもよると思いますが。「WITH LOVE」(これも観ていない)が「よく知っている人」が観たら突っ込みどころありまくりだったらしいし。
 うーん、でも「FTP」や「CGI」って他に言い方があるとは思えないしな。違和感ないと思える私もコンピューター業界に首まで浸かっているってことになるのか。中山美穂の口から「CGI」って単語が出てくることに違和感があったのかもな、観た人は。
▼ところで、この手のテレビドラマを観ている人たちの情熱には感心してしまう。明らかに俺ぐらい忙しいか、俺よりもっと忙しい人が、番組改変期や最終回前には、テレビ情報雑誌を丹念にめくって、ビデオの録画予約をセットしているという。世のテレビ情報雑誌はこういう人たちに支えられているのだな。
▼視聴率ってのはいまだに、「番組放映時間に直接観ていた人の数」で計測されているのでしょうか。もしそうだとしたら、「ビデオ録画率」ってのも新たに加えるべきじゃないのかね。

2月24日(木)
▼中山美穂、という人物を初めて見たのは「毎度お騒がせします」というTBS系のドラマだった。当時15歳。そのときの「ツッパリ言葉」は後々のドラマに出演するアイドルや舞台となるドラマに影響を与えた。
▼こないだから「死語」を追及しているので、あえて提言するんだけど……「ツッパリ」という単語は、中山美穂がテレビドラマで「ツッパリ役」をやらなくなったと同時に消えたんじゃないの。
▼夕方から銀座へ。店内でたむようさんとまさなりさんに会う。

2月25日(金)
▼金曜日にして給料日、とくればたいてい呑みに走るのだが、今日はまっすぐ帰る。昨日呑んでいるし。
▼深田恭子写真集「COLORS」の帯の後ろに簡単なプロフィールが掲載されているのだが……。

……
サイズ ★身長163cm B86・W60・H88 ★シューズ26cm(プリントミスではありません)
……
 おそらく編集者が気を遣ったのか、それともギャグで書いたのかわからんが、今となってはギャグにしか見せませんなあ。
 この写真集の初版が98年11月、それから深田恭子の注目度も人気もうなぎ登りとなったわけですが、同時に「和田アキ子よりでかい靴」「太い二の腕、太股」などとあちこちの雑誌で書かれまくって いるし。本人はビジュアルクイーンを志望していたわけでもないのに、ここまで身体関連で突っ込みを受けているアイドルも珍しい。この写真集発売以後、水着をやめたのは、身体関係で突っ込まれたくなかったからじゃないかと邪推してみたり。この人が水着にならない分はみんな優香に行ってしまっているし。
 CD買おうかと思っていたんだけど、その写真集を手に取ってレジに持っていってしまった。
 家に帰って中を見たら、ほとんど雑誌で紹介されていた写真ばかり目にすることになる。んでもさすがに本物の写真集だけあって彩りがきれい。

2月26日(土)
▼10代の頃、「世代」という単語が大嫌いだった。
 60年代に青春を過ごした人間たちが、小説の世界や音楽の世界において、「俺たちの世代は恵まれていた。それに比べていまの子たちは物質的に何でもありでかわいそう」などと吹聴していたので、10代の私にとって彼らは軽蔑の対象だった。
 大人や親が、「君たちの世代は……」と口にするごとに「同じ年代に生まれたからってだけでひとくくりにすんなよ」とぼやいていた。
 それというのも大学までは、同い年の人間の集団に囲まれて時間を過ごしていることが多かったし、半分はその中で埋没して、自分の個性とやらが他人に見過ごされてしまうのが怖かったせいでもある。
 時は流れ、雑多な年齢の中で仕事をしたり、何か行動したりする時、一緒にいる相手が同い年だと知ったら妙に嬉しくなっていたり。他の年齢の人と比較して、改めて「僕らの世代」とやらを考えてみたり。
週刊宝石「昭和37年生まれが身勝手犯罪のキーワードだ」
 これによると、上祐史浩幹部と宮崎勤被告と新潟監禁男(刑が確定していないので名前書きません)が同い年であることや、林真須美容疑者がいっこ上であることで、彼らの世代を分析しようと、おなじみの心理学者やカウンセラーがコメントを載せていた。(同時に昭和37年生まれに松田聖子、羽賀研二、叶恭子が挙がっていたんだけど、このラインナップはいかにもこの記事のために都合よくまとめてあったりするのだなあ)
私は昭和47年生まれで、彼らとちょうど10歳ちがう。この記事を見ると一瞬「あの三人が同い年とは」と感嘆してしまう。つまりこの記事の作成者の術中にはまってしまっているわけである。
 ちなみに私には10歳上の姉がいる。姉も昭和37年生まれである。姉が記事の通り「核家族化した家庭で親が何でも施し、自分の欲望に忠実である」かどうか……っていうとあんまり否定できないな。
 姉は高校時代漫画研究会に所属していたし(同級生はかつて週刊少年マガジンに「激烈バカ」を連載していた斉藤富士夫さん)私以上に「オタク的感性」を持った人だからなあ。(今年の正月には姉に「怪傑ズバット」のビデオを観せられました)
 願わくば何年かして「昭和47年生まれが身勝手犯罪のキーワードだ」と書かれないことを。
イエローモンキー「聖なる海とサンシシャィン」買う。
 おそらく次回のアルバムでこのシングルバージョンが収録されることになるんだろうけど、そのときはラジオやその他で頻繁にかかっている1曲目が収録されることになるんだろうなあ。
 このCDには5曲収録されて、みんなそれぞれいいんだけど。(このあと数十行書いただけど、不正終了になってしまいましたとさ)
▼5時から散髪。その後銀座へ。

2月27日(日)
▼身勝手とはどんなことか。
 目の前でN501iの携帯電話を閉じたり開いたりして、緑色の画面を見つめて鼻歌を歌いながら自分の世界に浸っている女の子なんかは、身勝手犯罪に染まりそうな予備軍と言えるか。
 そもそも今これを書いているのは0時15発の準急列車。モバイルギアを開いてこれを書いている俺も自分の世界に浸っているわな。
▼んで、寝て起きてからまた銀座へ。お誘いを受けたので。

2月28日(月)
▼新潟県警の不祥事、ってのは例の事件に関係してるんだがしてないんだかさっぱりわからーん。事件が二つも三つも重なってるし。あれほど重大な事件じゃなかったら、うやむやにされていた事実ってことで。
 この状態で、いちばん核心に迫らなければいけない件が、あさっての方向に行ってしまうのだけは勘弁。偉い人が辞めればいいってもんじゃないでしょ。

2月29日(火)
「閏年とは、4で割り切れたら閏年である、100で割り切れたら閏年ではない、だけど400で割り切れたら閏年である」
 ちょっと聞くと、「100」と「400」のあたりでまごつきそう。要するに今年は閏年だってことですね。世の中のプログラムはたいてい、上の法則を取り入れている。
「閏年にならない珍しい年」2100年にはさすがにアタシは生きてないだろうが。

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