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6月11日(日)
▼クリーニング屋へ行ってスーツを受け取ったらそのまま会社へ。部活動なのか日曜の朝から長袖のシャツにベストという出で立ちの女子高生が点々として電車の各座席についている。降車口に寄りかかりながら、彼女たちの若々しい肌を目の当たりにして、昨日言われた肌の話を思い出す。
 やはり女性は化粧する必要性から、元の肌がどれだけきれいか、自分のことでも他人のことでも敏感になってしまうらしい。こっちは男だから、たとえ顔が極度の肌荒れでも取り立てて困ることはないが(でもなってしまったら困るが)化粧することにも顔が美人に見えるようにすることにも、今のところたいしてさしせまった必要はないよねえ。女の子は自分に合わない化粧品を使ったりしててよけい肌荒れしてしまうんだろうけど。
 そういえば、最近は写真機の性能がよすぎるのか、グラビアなんか見ると毛穴から肌荒れから、はっきり写っていたりする。
▼渋谷へ、ふぬけ歩きの若者たちの隙間をぬってタワーレコードへ。ここでしか売っていないベンジー作品集「SHARBET STREET」は予想通り売り切れ。2日も過ぎてるんだものな。

6月12日(月)
永瀬正敏「CONEY ISLAND JELLYFISH」
 セカンドアルバムが思いっきりクラブ系よりになったのに対して、このファーストはまだロックのごった煮状態。森山達也を歌えばまんまモッズ、上田現を歌えばまんまレピッシュになる。その中で異色なのが鈴木慶一作「日出づる国に生まれて」忌野清志郎作「羊」
 今回、改めてクレジットを見ると、「煙」でアコギを弾いているのがなんと山崎まさよし。93年当時ではまだ二十歳過ぎぐらいでしょう。「アメとムチ」では杏子とデュエットしているし(ちなみにこの曲は詞違いで杏子のソロアルバムにも収められていて、そちらのタイトルでは「kissと嘘」)これでスガシカオがこのアルバムに参加していたら、ユニット「福耳」全員そろったのに

6月13日(火)
ブランキー・ジェット・シティ「ロメオの心臓」
 この作品を後期の最高傑作と取る人もいれば、この作品が今度の解散の引き金になったという人もいる。
 極私的ながら、今のようにさみだれが毎日降っているような時、もしくは大降りのあとのからっとした晴れ間に、このアルバムを聴きたい気がする。最後のインスト曲「ハツカネズミ」なんてまさに「雨上がりの午後」という気がするんだけどな。

6月14日(水)
▼入社した時から不思議に思っていた。Windows95が発売された直後に入社したから、正確に定義すると「Windows95が発売された頃から」か。
 なぜWindowsにバンドルされているスクリーンセーバーには「危険動物」なんてのがあるのだろう。黒いバックにサメとエイがひれを動かして泳いでいくさまを見て果たして心和むのか。同様にして「自然」という名のセーバーもあるが、気味の悪い芋虫のような生物が葉の上で胴体をくねらせているだけ、というまことに作った人のセンスがある意味特異であることを思わせる出来映え。  会社に入った新マシンのセーバーを調べたらいまだに入っていた。マイクロソフトもいったいどういうセンスであのセーバーを採用しているのか。
▼ところで、スクリーンセーバーって、だんだん本来の用途から外れて、最近のパソコンユ−ザーには「単なるデスクトップのアクセサリー」ぐらいにしか思われていないんじゃない?

6月15日(木)
▼ネットの中身はいつでも残っていると思われがちだが、実は更新頻度が激 しく(更新することこそネットのおもしろさである、という考え方が流布されてきたから)すぐ変わったりなくなったりする。
 ネットアイドルにエロ、根も葉もない噂など、軽薄なものが勢力を保つのもテレビによく似ている。
 そのうち、ネットの利用法の雑誌よりも、番組情報のようにあつらえてお知らせする情報雑誌が一般化するか。

6月16日(金)
▼午後6時、こちらはまだまだ作業を続けている後ろで、新人の女の子がせっ せと化粧をやり直している。
 背後から「お疲れさまでした」の声。こちらも「お疲れさま」と返答しよう と振り向いて、止まる。顔が、プチガングロだった。

6月17日(土)
▼一次納品。予想はしていたけど問題がいろいろと……。9時半まで軟禁。その後銀座へ。

6月18日(日)
KONTA「KONTA」
 前の会社の近くの牛丼屋では、朝方に有線をJ−POPに合わせているのですが、これがまたなぜかほとんど同じ曲ばかりかかる。何十回も何百回も聴いている曲の中には、このアルバムに収録されている「愛について……」があった。
 バービーボーイズ解散以後は地味な位置に追いやられているこの方ですが、 以前の角松敏生プロデュース作品より、この人はこの人独自の音を追求した方がいいのではないかと思った次第。
 張りのある声から引き出される官能性――とはいってもほとんどの男性ヴォーカリストの官能性は、黒人の音楽や歌い方の模倣から生み出されるのに比較してこの人はサキソフォンをやっていたせいかジャズやブラスロックが根っこにある。こういう人は貴重なんでは。
 また、詞の才能も破格であったりする。タイトルだけでも秀逸「からだだけは正直だ」「出てくぜ」「あいつがいれば完璧な日」etc。
 このアルバムのラスト曲は「パパによろしく」という。あたしゃこのタイトルだけ見て、「主人公の男が若い女に惚れまくって、でもその女には金品やマンションを買い与えてもらっている金持ちの中年がいた。やけになった主人公は捨て台詞に『けっ、おまえのパパによろしくな』とつぶやく……」とまあ、勝手にこんなストーリーを思い浮かべてしまいましたよ。KONTAのキャラからして。
 実はこのバラード、天国にいってしまって今はいないパパと、生き残っているママを見て、主人公が彼らの付かず離れずの関係を称えている曲だった。「さいごにパパはため息ついてた/隣りのママの肩にもたれて/そのうちいつかはママも行くパパの所/おとなにでもさみしい/教えといて好きなのは残るのか好きなのは消えるのかどんな風に/聞いておいてパパは俺たちと一緒でママとも一緒で幸せだったか」
▼午後から出社。四苦八苦。「終電までには帰ろう」が、やがて「朝の始発までには終わるかな……」に変わる。

6月19日(月)
▼南北線の始発に乗る。始発というものはたいてい人がいないが、やけに堅牢な南北線だとよけいに無人の空間を思い知らされる。
 有楽町線で乗り換えて、売店の雑誌を運ぶ人夫たちの、束ねられた雑誌の塊を転がすさまを眺めている。周囲はさっきよりも少しばかり電車を待つ人が点々としている。月曜の朝の始発に乗る人たちの顔をちらちら見やりながら、それぞれがこの時間帯に乗る偶然と必然をかかえている背景を想像してみたりする。そのまま帰宅。それから出社……ってこれを書いている時点じゃまだこれから仕事やるんだってばさ。
▼8時に帰ってきて次の朝まで豪快に眠る。

6月20日(火)
▼「あのビルの造り方はどうもいまいち」「最近できた駅前のビルはかっこいい」などという会話は男性同士で交わされるものであると思う。女性だったらこういう会話は出ないだろう。いや男女差別で言っているんじゃなくて一般的に。男の会話というより、男の子同士の会話というべきかさ。
 会社の近所はほとんどビルばっかり。数分歩いて東芝EMIが、そしてその近くに新首相官邸が建設途中。つまりあの舌禍の方が、俺が会社で仕事している目と鼻の先にお住まいになるんだわさ。(選挙の後まで生き残っていたらだけど)
 今日は「またしても徹夜かなあ。今回は他人のせいで」と覚悟しながら赤坂界隈のコンビニを探索しようと思ったが、渋谷並みの入り組んだ道路に辟易しながら戻ってきた。その近辺はやはりウォータービジネスのお姉様方が多くて、いつのまにかお姉さんウォッチングになった。11時台の時計を気にしながら歩いているお姉さん多数。
 この日は結局タクシー帰りとなりました。

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