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「http://www2s.biglobe.ne.jp/~NITE_DAY/200007nikki_1.htm#2000/07/XX」
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7月1日(土)
▼日中仕事。10時前に会社を出て銀座へ。

7月2日(日)
▼次の朝まで仕事。

7月3日(月)
▼すっかり真夏日かい。定時で帰る。夜中に起きてラーメン屋へ。夜風はまだ涼しかった。
▼二十歳過ぎからネットやっているので(というよりはパソコン通信か)、当然学生の身分でオフ会なんかにも出ていた。周りは社会人の方が多くて飲み会なんかだと「税金払ってないだろ」なんて中傷も出てきましたね。その他にも「学生と社会人とのちがい」をさんざん説教されたりして。
 んでも、多くの学生やフリーターの人がそうであるように、その手の社会人の説教ってのは身に染みてわかるものじゃないものと思うのですよ。むしろうっとうしいものだと思っていたから。「社会人だから偉いってもんじゃねえだろ」って。まあ、そういう人物の説教したがりな気質が嫌いだったのかもしれませんが。
 でも、今なら言えますね。あのころの二十歳の自分に向かって「社会人を経 験した人とそうでない人で何かちがうか」をいろいろと。
 たとえば、バイトとして雇われる人は「何時から何時間働いて手取りでこれくらい」という実働に対してこれくらいという単純な割り振りしかないし、その労働条件や勤務形態や賃金に疑問をはさむ余地など少ないわけですよ。企業に勤めたら、もっとそのへんをつっこんでいかないといけない。(またはその権利は「一応は」ある)バイトなら、「めんどくさくなったら辞めればいいや」という考えだけでいけるが社会人はそのへんの手続きがいろいろとあったりして……。
▼これを読んでいる人の中でこれから就職活動に入る、または活動中の人がどれくらいいるかわかりませんが……。
 たとえば自分が大学のサークル活動において代表として活躍したこと、その中で人間関係に苦労したことをアピールする、なんてのをよく聞きますが、それって、今の私が考えてもあまり得策でない気がします。
 面接する人事の人が、もしその時に会社の人間関係で渦中に陥っていたとしたら、そのような話を耳を傾けて聞こうとしないでしょう。いや、実際の社会人並の苦労がもし本当にあったとしても、若い身分にしては不相応であり、リアリティに欠けてしまう。よっぽど変わったサークルでもなければ――なんていう話も説教ぽいか。

7月4日(火)
▼赤坂は浸水に弱い。
 目の前の某ビルがあっという間に水没した。地下鉄入り口の構内まで流れていってしまったらしい。
 午後11時ぐらいにはすっかり水は掃けていたけど、落ち葉や泥で床が汚かった。
 このような土地に首相官邸を作ってどうするのよ森。大雨になったとき、靴と靴下を脱いで足を水に浸らせながら外に出るのか?

7月5日(水)
▼学生の身分にありながら、何か集団で集まった時の帰り際の挨拶は「お疲れさま」だし、年の暮れにやる飲み会を「忘年会」と称しているなあ。せいいっぱい遊んでおいて「お疲れさま」ってのはどことなく変だし、「年忘れの会」って、学生にそんな忘れたいほどつらいことがあるわけでなし。

7月6日(木)
▼夜10時に会社を出て銀座へ。
「入ったばかりのころとちがって、私って本当はめりはりのある性格だってわかったでしょ」
 わかったけど、俺の嫌いな「本当の自分」という言い方が出てきたので、訂正を要したいなあ。なんてつっこんだら野暮だから言わないけど。
▼「本当の自分」の領域を主張したい気持ちの裏側には、当人が大事している自分自身のイメージ(それが他人の目を通したらどんな身勝手なものであっても)が伺える。
 だから、「本当の自分」という言い方は「守りたい自分」と言い直した方がいい。
▼また言われてしまった、他の人に。「顔の肌がきれいでうらやましい」うらましがってどうもありがとう。ボーナス出たら化粧水買ってせっせと洗顔か。目指すは倉木麻衣か、鈴木その子か。

7月7日(金)
▼七夕様たちが出会うのは7日の午前0時を過ぎたあたりか、それとも8日の午前0時前か。
▼↑ってなことを考えるくらいに台風で大荒れでしたね。終わってもいないのにプロジェクトの打ち上げだし。(俺は明日も仕事しているというのに)それが二次会まで続いて、バーのようなお店で、カラオケボックスでもないのにカラオケで5曲ぐらい歌っていたような。帰りにノートPC(会社の備品)をぬらさないかどうか心配だった。

7月8日(土)
▼8時に目を覚ますと、昨日から継続している台風にげんなり。9時に家を出る頃には峠を越して一安心。午前で終わるのが一日がかり。家に戻ってから銀座に行こうと思っていたがそのまま寝てしまう。

7月9日(日)
ピート・ベスト「the Winding Road」
 同世代のドラゴンアッシュ・トライセラトップス・グレイプバインがそろって表舞台に出ているのに、このバンドはギタリストの脱退やらレコード会社の移籍やら御難続き。このセカンドアルバムも移籍前の最後の作品にして、ギタリストが抜けてヴォーカルの田辺年男がギターを弾いている。
「心の花」だけ聴いても、確かにバインと同じようにして「ポスト・ミスチル」と言われかねないようなメロディと歌い回しなんだよなあ。もっと一歩前に踏み出て欲しいんだけど。
 というより、ここ三日ほどこればっかり聴いている俺があと一歩を踏み出せないんですね。だから感情移入してしまうんですね。
▼ランチに焼き肉を食べて(近所の焼き肉屋が改装するというので行ってしまった)それから昼寝しようかと思ったら、図書館行ったりレコード屋に行ったり、結局ひさびさの休みなのにゆっくりしてない。あげくの果てに池袋まで出て、レコファンで仲井戸麗市「works」買う。1万円のところ10%引きで9千円。

7月10日(月)
▼村上春樹「アンダーグラウンド」/講談社/宮台真司「野獣系でいこう!! 」朝日新聞社/村山由佳「僕らの夏――おいしいコーヒーのいれ方U」集英社文庫/吉井和哉「吉井和哉の(秘)おセンチ日記」ロッキング・オン
 前の2冊、読み切れるんでしょうかね。

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