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12月21日(木)
「絵本を抱えて部屋のすみへ」江國香織(新潮文庫)
 この人の文章は、文節内にとにかく情報を詰めるだけ詰めこもうとするような、音楽で言うところのラップ唱法から、かけ離れている。
 うまく聞き取りにくいため息や囁きの中に、多くの何かを内包しているような。
▼この本は、体裁だけ眺めると「絵本が好きっ」と叫んでいるようでいて、実は江國香織という人物論を読みとることができる。たとえば、一段落目のようなこと。

12月22日(金)
▼ミニが好き。
 つってもハイソックスだの網タイツだのの世界ではなくて、「タコができる」でもなくて、矢口辻加護ミカでもなくて。
 カップ麺のミニサイズは少量のお湯で食べられる! おまけに今時、単価100円以下でかえる!(パンより安い!)ビッグサイズなんて湯ばかり必要で大して食い出がない! 具の骨頂だ!
……ってなぜわざわざ「!」付きで力説するか。
 このミニサイズ、通常のサイズに比べてあまり品揃えが豊富でない。加えて店によってまちまち。俺はどうしても「今日はどん兵衛ミニ食べたいモード」なのに近所のセブンイレブンでは売ってないのでわざわざちょっと遠くのローソンまで買い出しに行くなどする。なぜそこまでミニに執着するか。(クリスマス間近とは思えないさもしい自問自答)

12月23日(祝)
▼土曜日と重なった祝日である。
 いつもなら、「損した」と思えてくるのだが、今年のうちで、平日として使える日が減らなかったというだけで感謝しなくてはいけないのかもしれない。だけど誰にか。少なくともあさって誕生日を迎える人物ではないことは確か……、あっ、元々あの方の誕生日なんだから、あの方か。
▼飲み屋でサラダを頼むと、メニューに写真が掲載されているわけじゃないので、思っていたより大量に出てくるってことはないでしょうか。
 焼鳥屋で飲んでいた。隣に座っていたオヤジ2人組の会話。
「明日はクリスマスだねえ」
「そうだね、クルシミマスだねえ」
 このギャグ、何十年ぶりかで聞いた。しかし何が苦しみ増すなんだろう。発言者のオヤジには子どもがいて、何か買ってやらなくてはならない義務があるのか。まさか「非モテ」を儚んでいるわけではあるまいな。

12月24日(日)
▼今日だけ特別に仕事として駆り出されている人が多いような気がする。どこもかしこも、クリスマスだから、という大義名分で物を売らされて。
▼タワーレコードでレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン「Renegades」買う。クリスマスに似合わないCDを買った。(ってザック・デ・ラ・ロッチャだってクリスマスぐらい祝うだろうが)その後銀座へ。働く人2人にクリスマスプレゼントを置いて(というかせがまれて)出ていく。

12月25日(月)
▼ブランキー・ジェット・シティ「クリスマスと黒いブーツ」
 タイトルに「クリスマス」が入っていながら、クリスマスとまったく関係のない歌詞ってのもすごいぞ。
▼泣いても笑ってもあと3日半(仕事納めの午後は大掃除だから)ということか。

12月26日(火)
▼バーガー屋で出てくるようなポテトを作ってみたことがある。
 学生時代のバイトの時のことではない、小学生の時の話。
 八百屋で売っているジャガイモから、皮をむいて棒状に切って、油で茹でてみた。
 結果、バーガー屋で売っているものにはほど遠かった。(イモの質が固くて、まるでカレーを煮たとき短時間しか煮込まなくて失敗した人参のようで、舌触りはつるつるのべとべと)それでも大量に塩をかけて意地でも食べた。
 もう少し後になって、フライドポテト用の冷凍食品が出てきたけどね。
▼学生時代は遙か遠くになりにけり。ポテトは主食にならないし塩は高血圧を引き起こしやすいしで、それほどファーストフードでポテトを頼まなくなった。
 とはいえまったく食べなくなったかといえばそうでなくて、居酒屋などに行って、複数の人間のために何かおつまみを頼む立場になると、差し当たって希望がなければ、とりあえず「フライドポテト!」と言い放ってしまう。深層心理に含まれたポテトへのはかなき想い……ってもんでもなく、単に揚げ物の中で比較的早く出てくることを、数多くの呑みの経験で知っているだけ。

12月27日(水)
▼今月号の「title」、というより「title」そのものを初めて買ったが。
 「2001:毒書計画」ということで、表紙には本を模したチョコ(?)をくわえた真鍋かをり。(キャッチコピーに「どくいり きけん よんだら しぬで」って……グリコ森永事件なんて今の十代は知らないのでは)読書にまつわるエッセイ本の一覧や各有名人(問題を起こした人を含めた)のタレント本吟味集、障害者たちによる「障害者の本」一刀両断などなど。
 本と女性のツーショット、というわけでもないが、井川遥(水着あり)と本屋と愛読書という取り合わせ。
 たまにこのミスマッチ企画を見かけるが、正確に言えばただ単にグラビアアイドルを出したかったという編集者の意図が見え隠れしているようなものであるが、って文句言ってるんじゃなくて素直にうれしい。忘れてもいいような話ですが私は井川遥さんと同じ誕生日だ。
 ところで、「風呂で読書をする」というコメント、よく聞くんですが、紙面が濡れたりしないんですか? 私の周囲で実際にやっている人が存在しないんですが。

12月28日(木)
▼「できればムカつかずに生きたい」(田口ランディ/晶文社)/「心臓を貫かれて」(マイケル・ギルモア・村上春樹訳/文春文庫)/「考えるヒット」(近田春夫/文春文庫)
シャーベッツ「AURORA」
 聴きやすい。すっと入っていける安定感がある。
 特定の歌詞がない曲が3つあるが、最近のベンジーの作品を含めて、あんまり歌詞に期待してはいけないのだろう。というより昔からあまり歌詞の解説をしない人だったしな。
▼納会で午後3時から呑み。それから池袋ビックカメラでKENWOODのポータブルCDプレーヤー買って(単3電池が4本必要。もっとよく見て買えばよかった)西口の洋風居酒屋(だったと思う)で橋立さんと呑み。その後勢いで、銀座も行こうと口走ったもんだから丸の内線で銀座へ。そこで11時まで呑む。納会でピザだの寿司だの食ったせいなのか、それ以降はほとんど食べてなかった。

12月29日(金)
松本亀吉「歌姫2001」(太田出版)
 「若い女の子が好きだから」という非常にわかりやすい目的で、女性アーティスト、あるいは女性ヴォーカルの音源のみ本書の採用基準としている。アイドルと名指されるような、明らかに芸能界色の強い音源もある。(白石ひとみがCD出していたなんて初めて知りました)
 そして、好きなものほどディープに掘り下げて書かれているのも特徴。好きなアーティストほど平均2ページの章が3ページ、4ページになっている。嫌いなものを「なぜ嫌いか」とじっくり語られても嫌なものだが。
 最後にひとつ疑問、本書の「マリマリ」の項、Marimari Rhythmkiller Machinegun(マリマリとフィッシュマンズ茂木欣一のユニット)が出る前に書かれたんでしょうか。

12月30日(土)
▼数枚のCDをmp3に落として、青空文庫から短編ばかりダウンロード(したつもりだったけど解凍して開いてみたら長いのが多かった)するなど、準備ってほどの準備でもないが(せいぜい3〜4日だし)e-noteにまとめて朝7時半に住処を出た。
 大宮で8時50分のMAX新幹線に乗る。MAXだし早めの発車なんだから座れるだろうと思ったが甘かった。いつものように越後湯沢で待たされた。
 家に着いてからはすぐ、兄の結婚式用の礼服を買うのと正月用の買い物につきあわされた。最後の最後まで落ち着きのない状態。
▼TBSの38時間生放送とやらで、昔のクイズ番組が次々と復活しているが、最後の問題でひとりだけ正解するはらたいらの「クイズダービー」はいいとして、「100人に聞きました」の回答者に爆笑問題や中澤裕子や矢口真里が立ったり、「ぴったしカンカン」で欽ちゃんチームの隣に保田圭と後藤真希と飯田圭織が座っている図というのは何ともシュールだった。「ザ・ベストテン」終了時頃に生まれた辻希美に黒柳徹子がインタビューしているとか。

12月31日(日)
▼20世紀と21世紀をまたぐ瞬間だとかでいろいろテレビが煽っているが、結局のところ自分の目の前に置かれている諸問題を解決できるかどうか、その辺の堂々巡りだけで続いていきそうで、どんな華やかな話もその嘘くささだけで右の耳から左の耳へ通り過ぎてしまうようだ。カウントダウンの時もそんなことで母親の愚痴を聞いて通り過ぎてしまっていた。TBSのサザンのライブで「TSUNAMI」が終わってからスイッチを消して寝た。

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