日記 index

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「http://www2s.biglobe.ne.jp/~NITE_DAY/200109nikki_2.htm#2001/09/XX」
と記述してください。

9月11日(火)台風
▼「雨でもなんでもいいからゴミ置き場に出しておいて下さい」という廃品業者の電話担当の非情な声によって、(事務的でヒステリック。いつ電話してもこの人が出てくるから……この先粗大ゴミ出すときの連絡が憂鬱になってくる)まだ風が強くはないけど雨粒が大きくなりつつある中、蒲団と旧パソコン機器を運んだ。
 午前中の何時かわからないので待機せよ、とのことで、雨と風の音が窓を叩く音がする中、じれったい時間を過ごしていたら、午前十時過ぎに玄関のチャイム。引っ越し業者みたいな人が出てくるのを想像していたら、髪の先端を無造作に切った茶髪、白のウィンドブレーカーに長めのスパッツ、ルーズソックスといった十代らしき女の子が対応してきた。「代金は1600円です。住所と名前と電話番号を(領収書に)記入お願いします。印鑑は要りません」はきはきしてしっかりとした会話。思わず「今日みたいな日は大変ですねえ」などとビジネス風世間話を振ってしまったり。高校辞めてこの仕事しているんでしょうか。運び出すところは見てなかったので(玄関からゴミ置き場は死角で見えない)ひょっとするとトラックか何かに運び担当の男性と乗って、集金は彼女が担当している、ということなのかも。
▼朝五時なんていう中途半端な時間に起きていたので、午後はずっと寝てました。ときどきネットにつないで台風情報見たり掲示板に書き込みしたり。

9月12日(水)どんよりとして晴れ間
▼(a.m.2:00)昨日の日記を書き上げたのが午後八時ごろ。だからテロ情報には間に合ってない。
 高層ビルに航空機が衝突する例の映像が日本中を震撼させ、ついでに日記系、テキスト系まで震撼させたような夜の印象。
 わたくしめは何回かここで言ってますが、十分な知識もなく、順当な判断もできない時事ネタはなるべく扱わないことにしています。(時事ネタで知らないことは週刊誌を数冊読んでみたりしないと納得して書けない)でもあの状況では、「自分もテキストを世界に配信している人間として何かを言わなければならない」という雰囲気に飲み込まれそうだし……いやいや言えない。まず新聞サイト、情報サイトを探っても曖昧。じゃあ個人のテキストサイトを廻ると……さらにわからなくなりました。テキストサイトの数だけパニックの数がある、とでも言うか。はっきりと「戦争」という言葉を使っている人も多いのですが、まだそこまで決まっているわけじゃないのですから。こういう時こそ、表現するときに引っかかる事例を新たに見たような気がします……というより今知りたいのは個人のパニックの度合いじゃなくて事実なんだがなあ。
 眠れない、と告白している人が多く、「俺も明日休みだからこのまま起きてるか……」とは一瞬だけ思いましたが「日本人の安否が……」と延々繰り返すテレビ映像が、このままずっと続きそうだったので、冷蔵庫に残されたワインの残りを空けてそのまま眠りにつきました。
▼(↑午後四時記す。この後追加するかも。しないかも。この話題は今日だけかも)
▼夕方から銀座へ。(77) みんながよく使っているようなフレーズをあえて使おう。こうしておいしいお酒を飲んで楽しい会話ができることに平和を感じるし、その平穏が破られないことを願って乾杯。

9月13日(木)雨のち曇り
▼遥か遠くの地では残酷な日々が続くのにこんな僕ら(ってドラゴンアッシュだったか)は平和をむさぼり、下のようなサイトを読み続けたりするのです。

●痛い出会いのHP●

 まず初めに断っておきますが、時間の余裕があるときに読むことをお薦めします。かなりのボリュームですから。分割して読もうと思っても引き込まれて最後まで読むはめになります。(=俺)
 ここで話題の中心となっている男性の痛さはまあいいとして、この一連のテキストを読んで収穫だったのが、女性と偽った男性よりも、本物の女性の方が、さらっと残酷なことを言える、ということです。ネカマはどちらかというと本人が男性なだけに、男性を喜ばすツボに沿ったような発言をしていますね。以上のことをふまえると、ネカマってのは案外わかりやすいものなのかも。

9月14日(金)雨のち曇り
▼ネット界のモーテキスト系の方々に染められて、すっかり金曜の夜は飲まずに帰ってお願いモーニング(番組改編でもうすぐ終わるらしいですが)を観る習慣がついてしまったのですが、野球か何かで延長して、まず正規の時刻に始まったことがなく(あてにせず風呂に入っている間に番組が始まっていてムカついたこともありましたが)流れから「フジリコ」まで観させられるはめになります。自分にとってはアイドルの子が出ている以外、観るところないんですけど、弛緩しきった男所帯の一人暮らしっぽく、たまには益ない番組を観て淀んだ一週間を洗い流してみてります。
 それにしてもこの番組は赤坂六本木の中継が多い。日本テレビ(麹町)の番組なのに。今日も麻布十番の焼き肉屋が中継されていました。
 赤坂に職場がある自分としては、こうやって全国にあの地が紹介されるごとに、雑多なイメージが増幅されていくのだろうと思っています。
 会社が赤坂に越してきて一年半になりますが、いまだにあの街が好きになれません。道路のうねりが激しすぎるし、店やビジネスビルやマンションの区分けがはっきりされていなくて迷いやすいし覚えにくい。本屋やレコード屋が少ない。焼き肉屋が多すぎる。(韓国人が多く住むの関係しているらしい)自分好みじゃない要素が多すぎるのです。「赤坂」「六本木」=「おしゃれ」なんていうイメージにはギャップあり。

9月15日(祝)曇り一時雨
▼実家から蒲団が送られてくるというのでずっと家にいる。
▼ネットを廻って「祝日にからんでいろいろとイベントやってるな……」と思いつつ、合間にCDを整理した。最近はあまり買ってないからレコファンに持っていくものもそうないだろうと見通していたんだけど、やっぱり「あまり聴かないから出しちゃっていいや」と決定づけられるブツは溜まっていってたりして。
 十数枚のCDを抱えて池袋レコファンへ行って、いざ査定してもらったら、大貫妙子の95年作品が1070円(在庫がないのとレコファンの客が買いそうなアーティスト、ってこと)でそれ以外がほとんど在庫過多ということで10円。まあこんなもんなんでしょ。

9月16日(日)曇りっぽかった
▼昨日の夜、そして今日と●痛い出会いのHP●の続編(マサトクさんが探してくださった)を読んでいる俺。たまにはこういう時間の無駄遣いもいいか。しかしこればかりやってると他のことができないから今日で止めにしよう……。
▼高校のとき、雑誌の付録の「ロックCD100選」とかなんとかいう冊子で、ジェームス・ブラウンの項を読んでいたら、文章の最後に「でもこの男は現在服役中」と書いてあった。
 海外では相手が有名人だろうが何だろうが、罪を犯したらとっとムショにぶちこんでしまうらしく、LSDのあの人も公務執行妨害のあの人も間違いなく実刑なんだろうな。執行猶予じゃないだろうな。
 そう思ったのもあるサイトの日記ページで発見した内容が内容だったもので。↓ニュースのコピペらしいので、さらにここでコピペ。

ジェフリー・アーチャー、刑務所内で執筆活動に励む

 [ロンドン 9日 ロイター] 偽証罪で4年の実刑判決を受け、英ノーフォーク 州のウェイランド刑務所で服役中の英人気作家ジェフリー・アーチャーは、気を紛ら わすため、新作本の執筆に取り組んでいる。
 サンデー・テレグラフ紙が、アーチャーの親友の話として報じた。
 アーチャーは所内での生活にも慣れて快活に暮らしており、刑務所生活を題材にし た本の執筆に励んでいるという。
 アーチャー自身は本の内容などについて明らかにしていないが、この親友はフィク ションだとしている。
 アーチャーは、「百万ドルをとり返せ!」や「盗まれた独立宣言」などのベストセ ラーで知られ、英保守党の幹部を務めた経験もあるが、1987年の名誉棄損裁判で 偽証した罪に問われ、有罪が確定した。(ロイター)


 服役中の男が執筆、なんてのは映画によくある話だが、実際に、それもかなりの著名な作家(俺も『カインとアベル』読んだし)がこういう位置にいるというのは何だか不思議。四年も実刑をくらうなんてどんな偽証罪だったんでしょアーチャー。

9月17日(月)晴れのような曇りのような
▼ビッグコミックスピリッツのグラビアが好評らしいですね。単に水着の女の子がはしゃいでいるような基本路線から外れて、部屋でくつろいでいる女の子の姿を、淡い色調の写真で固めているのが勝因ですか。
 でもこうやって漫画雑誌でグラビアが話題の中心ってのもどうなんだろう。すでに連載されている漫画に力がなくなって久しい雑誌ならまだしも、スピリッツって俺の高校生ぐらいのとき(十数年前)はかなり力があって、多数アニメ化されたり単行本売り上げを独占していたりしたもんなのに、遥か昔になってしまったか。
 ここの掲示板によると、週刊漫画誌に誰がグラビアに載るか、ということが売り上げの何パーセントを占めるとか。アイドルは漫画雑誌にとって命綱なんですね。
 確かに十数年前に比べてルックスは向上しているし、胸の大きさ、身体の均整の取れ方を見ても大違い。これって漫画でしか存在しえなかったような、ある意味男の子の幻想の中にしか存在しなかった容姿の子が、現実世界を闊歩し始めているということなんじゃないかと。その目の前で漫画が踏みとどまって、進化が止まっているような気がしてきて。
 かのアメリカの現状を見て、現実世界が空想の一歩先を行っている、とおなじみのことを言われている昨今ですが、それよりもささやかな、女の子の変化にも、実は現実世界がリードしていた、なんて考えてみたり。

9月18日(火)晴れ
▼昨日の自説をいきなりくつがえずことになるが。
 昨日の話を成り立たせようとすると、あれだけ「二次元コンプレックス」の人たちが日本国内に潜在的に溢れかえっている説明がつかなくなってくるな。みんなアイドルに寝返ったわけでなし。
 この方が以前、日記で発言していたが、「(週刊少年)マガジン原作のアニメが少なくて実写版がなぜ多いのか、(週刊少年)ジャンプの実写版が少なくてアニメがなぜ多いのか、考えてみてください」という記述があった。
 考えたところで明確な結論が出ないが、漫画的な(非現実的な、滑稽な、などいろいろな意味合いを含む)方向性が強い←→弱い、ってなベクトルがあるんでないかな。それぞれの雑誌によって。
 この方は現在の連載をする直前に「ジャンプではかすんでしまう自分の作風を、あえてマガジンで見せたかった」と主張されているしね。それが成功しているか失敗しているか……多極的見地において微妙だというか。

9月19日(水)晴れ
▼なんでもありだな。

●100の萌え質問」●

 みんながやってるからつられて答えたくもなってくるんだが、「愚問!」「その質問の意図は何だ?」「同じような質問ばっか」「性癖公開させて楽しいのか?」と腹立たしくなるんで、(だいたい百問って数が多すぎて疲れる)答えたくない。
▼あと、この手の質問が、2ちゃん用語だのネット用語だのPC用語だのギャルゲー用語だの、一般的でない単語を多用しすぎ。特定の人に答えさせるんじゃなければ、質問文を練ってくれ。ネゲットもネットモも三村つっこみも一般語じゃないぞ、少なくとも。
▼これだけ苛立ってくると、自分で質問作って自分で答えた方がましかなあ。重松清みたいに。

9月20日(木)曇りのち雨
▼アマチュアは多いけど、プロの人ってなかなかやらないな。↓このようなこと。「レコーディングしてCDになるまでの時間がかかりすぎ」ってみんなぼやいているくせに。それとも無料公開が惜しいのか。(俺があまり知らないだけかもしれないけど)

●佐野元春が今回の事件に関して書いた曲をネットで公開●

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