日記 index

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「http://www2s.biglobe.ne.jp/~NITE_DAY/200110nikki_1.htm#2001/10/XX」
と記述してください。

10月1日(月)雨
▼新着リンクの追加です。皆様、このサイトよりずっとずっとアクセス数を稼いでいらっしゃるので、こちらで紹介する必要もないですが。

S_U_B_N_O_R_M_A_L ManaMさん

 格闘技・音楽・舞台・映画・娘。……って広すぎる。りゃんさんのサイトを「サブカル女子」と紹介したことがありましたが、りゃんさんご本人から「サブカルならこっち」と通達を受けて、見たのが始まりでした。
 内容からその当人を想像していくがゆえに、みるみるうちにゆがんだ実像を描いてしまい、実際のご本人にお会いすると驚くものです。(僕が)

エスロピ ピロスエさん

 ニュース系、特に娘。系の情報量の豊かさは随一であることが、誰もが認めるところですが、実は純粋なロック・テクノ少年として学生時代を過ごされたというのが僕の想像です。娘。以外のニュースを見てそう思えてくるのですが……これも当たっているかどうかわからないです。お会いするときが楽しみ。

ニンジン戦線 兎山カケルさん

 論壇系の書評やイベント報告を集めた日記と、雑誌やコンサート・イベントなどでアイドルと交流し、愛を持って批評する日記がメインです。上記ふたつのサイトもそうですが、自分に持っていない視点と情報集積力と文章力のある方々は尊敬に値します。

10月2日(火)晴れ
▼会社を出て銀座へ。(82)
 なぜ銀座にはタワーレコードがないのだろう。しかたなくHMVにてスガシカオ『sugarless』買う。

10月3日(水)晴れ
スガシカオ『sugarless』
 これまでにすべてのアルバムは揃えていたが、シングルになると「そのうちアルバムに収録されるから」と、ほとんど買うことがなかった。よって、カップリング曲やセルフカバーをアコースティックで録り直し」というコンセプトの本作の大半は、初めて聴くことになる。
 ふと思ったのが、スガシカオって夏の曲が多くないか? ということ。
『マーメイド』『夏祭り』『うきぶくろをもって』などなど、夏を想起させる曲が多い。振り返って確認すると、アルバムは夏か秋の発売が多い。本作も夏だし。
 チューブみたいに冬は冬眠しているのでしょうか。桑田佳祐を尊敬しているから夏の曲が多くなるのか。
 アコースティックにした分だけ、スガシカオの声がはっきり通って聞こえる。生の歌詞が剥きだしで音声を響かせる。一筋縄でいかない不条理の極みを突き抜けた作詞群。あの『夜空ノムコウ』でさえも苦い諦観しか残らないような。
(後日注:『夜空ノムコウ』は、明確に冬の情景が出てきますね。俺の論理付けって適当すぎるから)

10月4日(木)曇り
▼『音楽と人』休刊……、って現在の編集長になってからの三年ぐらいはほとんど買ってなかったけどね。でも寂しいものがある。一時期はロッキングオンジャパンよりこちらをずっと買ってたから。市川哲史のインタビューが好きだったから。
 リニューアルするとか言ってますけど、おそらく別物になるんでしょう。
岡田あーみん氏の現在。

 とにかく結論としては岡田先生は今も梅田付近にお住まいだそうです。
 そして、当時、「『異質』『変態』と(作品が)言われていたのが嫌だった」こと「連載自体が苦痛だった」ことなどをお聞きしました。
 結論としては 「あまり思い出したくないので、作品や私(先生自身)に触れることは避けて欲しい。特集はありがたいがやめてほしい。そっとしておいてほしい」ということでした。


 そそそそんな! 俺は中学時代に『お父さんは心配性』を通じてクラスの女子と話すことができたのに! 新作を読みたいとまで言いませんが、「そっとしといて」なんて……。
 察するに自分の作品やご本人のパブリックイメージに連結していろいろと問題が発生したようですな。ってゲスな勘ぐりはよくないか。
 でも僕はあーみんさんのことを忘れないよ! 僕に輝かしい(かどうかわからんが)青春をくれたのは彼女のおかげさ! って、「思い出したくない」と公言しているのに「忘れないよ」ってのは嫌がらせみたいか。
ManaMさんの掲示板の書き込み。(事後承諾という名の無断掲載)

 生物学用語で、ネオテニー(幼形成熟)っちゅう言葉があります。これは文字通り、こどものまま成長するっちゅう現象なのだそうで。例えば、猿って生まれた時は毛も無くてつるつるの状態なんですけど、大人になるにつれて毛も生えて猿らしくなっていきますよね。
 ところが、そのつるつるのまま大人になっちゃった猿のネオテニーという変種がおりまして、それが人間なわけです。んで、ミニモニっていうのはそれを更に上回る人間のネオテニーだと思うのですよ。加ゴリラとかゆって、退化してんのかもしれないけど! でも、加護辻って加入当初は今よりも大人っぽかったですよね。特に加護ちんは。事務所の戦略もあるかもしれないけど、ロリマニアの暗い欲望を感知し、己の商品価値(イヤな言い方)がどういうものなのかを悟り、無意識のうちにどんどんロリへとメタモルフォーゼ していった、いわば逆ネオテニー現象を起こしたんじゃないかなーと思います。
 というわけで、皆さんミニモニを大切にしましょう。


 どうせなら、「ネオテニ。」と呼称してはどうか。「ネオテニ。」

10月5日(金)雨のち曇り
MR.CHILDREN『優しい歌』
 いいなあ、と思って何回か聴くと、この違和感は何だろう、と追求したくなって、ずっとリピートし続けてみる。
 この曲に大盛り上げの部分がない。『Tomorrow Never Knows』なら「♪優しさだけじゃ生きられない〜」、『名もなき詩』なら「♪成り行きませに君は誰かを傷つけたとしても」って、クライマックスに持って行くぞ〜、という意思が感じられるような挿入部分の歌詞があるもんなんだが、それがない。Aメロとサビしか残らない。惜しいような気がするんだが、桜井和寿はそこんとこをあんまり派手にしたくなかったのかね。

10月6日(土)晴れ
小谷野敦『片思いの発見』(新潮社)/夏石鈴子『きっと、大丈夫』(マガジンハウス)/中島敦『南洋通信』(中公文庫)/橋本治『つばめの来る日』(角川文庫)/三浦雅士『批評という鬱』(岩波書店)/村上龍『イン・ザ・ミソスープ』
『性機能障害』(白井将文/岩波新書)/『ネットワークの相互接続』(岩波講座 インターネット 第2巻)/『中上健次全集11』(集英社)

10月7日(日)曇り
▼昼前にハロモニ観る。12時15分終了という中途半端な時間ははたしてどうなのか。後藤真希の中原中也朗読がちょっと意外ではあったが。
▼夕方から新宿へ。
 ちょっとタワーレコードに寄るだけで、人混みにまぎれて前に進むだけでも時間を要するので、暇つぶしに事欠かない日。それでもアルタ脇の富士銀行の待ち合わせ、ということだけで、かとぅさんの顔を見つけられずに通り過ぎてしまった。かとぅさんに携帯で電話。電話機を耳に当てる人を混雑の中から見つける。ピロスエさんを紹介される。
 後からかとぅさん・ウエマツさん共通のお知り合いがぞくぞくと。ふたり遅れるということなので先に『ライオン』へ。
 当初はお酒が入らないとなかなか本質へ入れないまま過ぎる。「日高さんが来たら、煙草の匂いを気にするだろうから、それを考慮してばらけようか」という話をしていたもので、そう意識していたにもかかわらず、実際の席は、あとから紹介を聞くと「宮台真司BBS」に積極的に参加していた人とそうでない人に別れていたりして……でも、後半、まったく関係なしになってしまいましたね。途中かとぅさんから小池栄子の雑誌から切り抜いたであろうピンナップを頂く。
 真っ正面のウエマツさんがしきりに「兎さんのお店ってどうなんですか」と訊いていてきて、左隣のウエマツさんのお友達の月刊紺さんも興味を持ってくれたようで質問を投げかけてくれたんですが、いかんせん双方からいろいろ質問がきてしまって、返答に困りました。いつも言われているような質問なんですけどね。
 一次会で暴走したかに見えるウエマツさんに、本質的な問いかけをするrikaさん。会話が途切れるの見計らってピロスエさんが「モーニング娘。の中で誰が好きですか?」と質問を参加者全員(男性のみ)に投げかける。「何で『矢口さん』って呼ぶんですか」(確かrikaさんだったと思うが)と突っ込まれるかとぅさん。彼は会話で当たり前のように、「矢口さん」と呼びます。あの文章での矢口さんに対する問いかけは実際に行われています。彼に対して矢口さんのことを軽々しく論評できないと納得したひとときでした。
 ピロスエさんが「いまはよっすぃーに注目しています」という発言の後に、購入されたばかりの写真集を参加者に公開してくださいました。
 まったりと一次会は終わり、早めに帰る方々をよそに歌舞伎町を抜けて居酒屋『甘太郎』へ。入り口でちょっと待たされる。その間にかとぅさんから飲茶楼の石川バージョンを頂く。座敷につく。飲み物が出てくるのが遅い。
 大半の方々がお酒に弱く、まったりモードだったのですが、一人が電車の都合で先上がりして、ひとりが寝に入っている中、かとぅさんとウエマツさんが熱く語りだして、皆が聞き入っている体制。rikaさんは結構、ずばずばと本質的な質問を(一次会の時もそうだったけど)割り込んでぶつけていたのにもかかわらず、私は本質からずれた質問ばかりしていましたね、すいません、
 その最中に、「旅人さんはなぜバニーにあれだけ入れ込んでいるか、満足な回答を言語上で、しかもネットで展開していない」とかとぅさんウエマツさん共通の意見として突きつけられましたね。確かにやってなかったとは思うけど。そのうち余裕ができたなら、そこに関するテクスト書きます。お二人に満足してもらえるようなものになるかどうかはよくわかんないけど。
 それも含めて、おふたりの議論は感動的でしたよ、録音してテキストに起こしたいぐらい、って起こされたらは嫌だろうけど。
 11時半で上がり。みなさまありがとうございました。

10月8日(祝)雨
▼雨の体育の日。おそらく運動会などの催し物に関係している人々が困った日であろう。昨年の日記を読んだら、昨年の体育の日も雨だった。統計を取ったら雨が降りやすい時期だと出てくるんじゃないのでしょうか、この時期。
▼内山理名と保田圭が似ている、という言説は今まであちこちで言われているが、昨日寄った帰りでコンビニに寄ったて、雑誌コーナーに立てかけられた「シュシュ」という雑誌を見て、「保田!?」と思ってしまった。
 ふたりとも目元や顔の輪郭が似ている上に髪型もあまり変化がないので、ぱっと見が近い。関係ないけど何で内山理名って写真集の表紙は決まって変な顔しているんでしょう。
▼そういえば、昨日かとぅさんにも頂いた飲茶楼のアクセサリー、どうも保田だけ出にくいらしいのですが、ひょっとしてレア物か。

10月9日(火)曇り
▼夕方から銀座へ。(83)
▼昨日、内山理名と保田圭の話をしたのは狙ったわけでもないんだけど、今週号の『FLASH』は表紙に内山理名、そしてセンターグラビアに保田圭の大特集でしたな。ひょっとして保田圭のソログラビアってこれが初めてなんだろうか。
 ジャズを歌う(シーンらしい)写真は中島みゆきみたいでした。

10月10日(水)雨
▼仕事帰りにブランデーの水割りを飲んで、この世でこんなに美味しい飲み物はない、と思ったりするのに、翌日は酔い覚ましのミネラルほど美味しい飲み物はない、と切り替わっている。
▼外資系企業では、業務に関係しないメールやサイト閲覧を規制するソフトが開発され、導入されているというニュースを聞いて「ふーん」と流したのが二年くらい前。
 その後で外資系に勤めている(とも限んないか)自分の親類や、オフで会った人たちに訊いてみると「んなもん管理費や人件費その他手間暇を考えるとやるだけ無駄」という回答が圧倒的であった。筆者の会社もそんな暇なことをできる人間いないしね。
 ただし注釈がつく。最近になって「2ちゃんねるは別」と考える企業が多くなってきたらしいのだ。ここ最近の企業を巡る不穏な動きからしても、気持ちはわからんでもないけど、なぜあの巨大掲示板だけ特別と考えているところも忌々しいというか。
 2ちゃんを必要悪だなんてまことしやかに喋る人もいるようだけど、「必要悪」だから全肯定できるものなんてない。閉鎖するだのしないだので揉めていたときも、「自分はあの掲示板がなくなったって困らない側の人間だなあ」と思っただけで。
▼話を社内のネット管理に戻す。
 雇用する側とされる側という位置にとって考えてみれば、雇用する側にとって、不都合なものは避けたいだろう。管理する側だけに都合のよい理屈ばかりがまかり通るってのもまた困るんだけどね。風通しのよい関係が続くことを祈るばかり。

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