日記 index

Night&Day index

◆このページの各日付の内容に直接リンクするときは
「http://www2s.biglobe.ne.jp/~NITE_DAY/200111nikki_2.htm#2001/11/XX」
と記述してください。

11月11日(日)晴れ
▼今さら言ってどうするってのもあるが、このサイトは旅人というハンドルネーム(未だにこの名称には疑問があるなあ。「コードネーム」なんてのはどうだ?)を持つ29歳男子独身の個人サイトであり、個人の雑記が綴られた日記がメインである。それは時に書評であり音楽評であり、モー娘。評であり兎酔いどれ日記であったりするのだが、そのうちのどれがメインというわけではない。だからごく個人的な、そして読者の共感を得られるものでもない文章でまとめる日だってある。あるんだ。
 これから書くことは、読者が読んだところで最新の有益なる情報が得られるわけでも何かを考えさせられるわけではないことを初めからお断りしておく。市井人の魂の叫びをここに綴る。

 シューマイが食いてえ。(特大フォント省略)

 いや、昨日銀座の店に行って、パスタの後にシューマイ食べようと思ったら酒が進んじゃって頼むタイミングを失ってしまって、帰ってからそのまま寝て、起きて近所のスーパーへ行って、シューマイ置いてあったんだけど、「後で食べよう」と思って焼きそばの食材買って、そんで夕方になって再びそのスーパーに行ったんだけど、売り切れちゃってて、餃子があんなに売れ残ってるのになんでシューマイはまったく残ってなくて、ライバル多いんだなコンチクショウと歯噛みして(何のライバルが多いのかはこの際置いといて)、仕方なく近所のコンビニを歩き回ったんだが、これがまたセブンイレブンもファミリーマートもローソンもフロアが狭いせいか置いてなくて、でもやっぱり餃子は置いてあるんだなコンチクショウ。特にセブンイレブンジャパンさんよお(ガラ悪い。しかも店の正式名称で言ってる。XジャパンやロッキングオンジャパンやみつまJAPANより「ジャパン」を名乗るのが早かった)、鍋物50円引きってあんた、全然売れてない上にフロアを仕切ってるよお。
 と、うだうだ書いたところでシューマイは手に入らないので、そのまま引き上げる。ああ、シューマイ。
『青春という亡霊 近代文学の中の青年』(古屋健三 NHKブックス)/さくらももこ×土屋賢二『ツチケンモモコラーゲン』(集英社)/小林恭二『モンスターフルーツの熟れる時』(新潮社)

11月12日(月)雨のち曇り
▼新着リンク。

大衆決断 かちゃくちゃさん

 文芸全般を広く手堅く見つめる。ナンバーガールとアイドルイベントにはこまめに参戦。ピクニック・カレンダーを見れば注目すべき焦点がわかる。時代が変化しても田中麗奈を支持する人に悪い人はいません。

11月13日(火)晴れ
小林恭二『モンスターフルーツの熟れる時』(新潮社)
 最後のページまでめくり終わった後、裏切られたような気持ちでした。いや、出来が悪いってんじゃなくて、半分ぐらい読んで後半の展開を勝手に思い描いていたので、それとちがっていただけだから。
 四章から成る。第一章では執事とお手伝いをたくさん従えた富豪の子として生まれ、虚弱児であった風貌から次第になまめかしさを増していき、それに乗じて同級生からホームレスまでさまざまな男に手を出しては妊娠して複数の子どもを作り、悲劇的な最期を遂げる君枝。第二章では、自分の平凡さに嫌気がさして、特殊なダイエット法に手を出してカリスマとなるが、やがてそのダイエット法で身を滅ぼした友子。どちらも、主人公である”わたし”と幼なじみであり、性的に通じあっていたことで共通している。
 残りの二章も同じように、やがてはモンスター化する、果実を思わせる妖美な女子が出てくることを期待してしまう。しかし、『友子』の章のラストで、主人公と友人桃家が語り合う部分から、「モンスター」は別の意味を伴ってラストまで続く。そこで四章は単独で成立しているのではなく、連綿と繋がっているということに気づいた。
 ラストが作者の最も言いたいことを明確にしているようで、オチがきちんとあるのになぜかすっきりしないのは、僕自身がこの小説を短編連作集として見ていたという先入観から、読み終わってもなかなか離れないせいであります。

11月14日(水)晴れ
▼今日の朝、仕事前にアイドルグラビア日記の掲示板を見ていたら「朝、コンビニで月刊井川遥スペシャル買った」という書き込みがあったので、仕事が終わって新宿行って、(44)本屋に寄って現物を見たら、ご丁寧にも袋詰めにしてあるし1800円などと、今までの「月刊」シリーズの単価をずっと上回っているし。購入は取りやめ。
▼しかし、薄い冊子が袋詰めにして封をしてあるのを手にとって感触を確かめると……なぜか高校時代に取っていた進研ゼミを思い出した。ちなみに教科は小論文。
 あれってエリート大学生がバイトで添削しているらしいですね。こちらが必死になって埋めた答案(というより原稿用紙の升目)が、ふぬけた大学生のデート代に化けているかと思うと情けなくて涙が出てくらあ。(故東野英心)その上、大学は受験科目に小論文のないところに合格したのでまったく意味がなかったかもしれないが。
 やがて数年が経ち、こうやってサイト更新における「無駄に長ったらしくてもっともらしくて、意味がありげな文章をでっちあげる」スキルというものがいつの間にか生かされているというわけです。この場で。

11月15日(木)晴れ
▼近所のマルエツで「七五三フェア」というのをやっていたが、そもそも鮮魚や野菜が七五三の行事に関係していたんだっけ? 「子どもはたくさん食え」ってこと? それ以前に、俺って七五三の写真なんて撮ったことないな。写真自体あんまり残ってないし。(もともと自分から映りたがる人間じゃなかったもので。だからプリクラも嫌)

11月16日(金)晴れ
さくらももこ×土屋賢二『ツチケンモモコラーゲン』(集英社)
 のっけから、

「さくらさんは離婚なさって、本当によかったってみんなの評判ですが(笑)」

という土屋賢二の問いかけで始まる。重くて暗い、というより慎重に触れなければいけないような話題なのに、やけに明るく展開されている。これは土屋の力量なのか、さくらが本当にさばけているからなのか。
 この離婚した元旦那さんというのは、りぼんの元編集者だった人ですよね。オールナイトニッポンでは一緒に喋ってましたし、月刊カドカワでは写真入りで出てたような。確か女性週刊誌だったかの報道によると、事務所の社長でもあったのに、よそで別の女性と交際したのが発覚して追い出されてしまったのだとか。(どこまで本当の話だったかはよく知らない)
▼土屋賢二の他の著作を読んだ人ならわかると思うが、この哲学専門の大学教授は基本的に諧謔の人である。テキスト系のネタのように、本当か嘘かわからないような事を文章のてっぺんからしめくくりまで全面的にまぶしてある。だからさくらとの対談も、前半はなんとなく「相手に合わせてボケる」姿勢が見え隠れしていたが、後半になるとさくらが鋭いことを滔々と語り始めるので、本当に説教されている学生みたいになっていた。

11月17日(土)晴れ
『知的<手仕事>の達人たち』(「本とコンピュータ」編集室篇/トランスアート)/恩田陸『六番目の小夜子』(新潮社)/ハニフ・クレイシ『ミッドナイト・オールデイ』(中川五郎訳/アーティストハウス)/薄井ゆうじ『湖底』(双葉社)

11月18日(日)晴れ
ここで言ってる「フジロックでのブランキーライブ」って、横浜アリーナ以後にやった、あの三人が一同に集まるライブとしては最後の最後であるやつじゃないですか。見たのかいーなーうらやますぃー。いや、それだけなんですけど。
▼今日はたらこスパを作りました。作った作った買った、って最近食い物の話ばっかりだな。いや先日は明太子スパだったんですけど。
 スーパーでたらこや明太子をソース状にしてパックに詰められて198円で売られているんですが、茹でた麺にそのままかけて食ったっていいんですが、麺と絡めた方がうまいので、フライパンの上にオリーブオイルを引いて、パックのたらこを箸ですくい上げて平らに延ばし、少々熱してから茹でた麺をぶちまけるのですが、オイルとたらこのみだと麺を乗せる前に固まりやすいし、いやその前にポップコーン状にはじけるし、ポップコーンラブだし、乙女パスタに感動する以前の問題だし、って無理矢理モー娘。系の曲のタイトルを持ってきても文章まとまんないし、花を入れる花瓶もないし。
 熱する前に水を含ませてみたのですが、今度はパスタの麺自体がやけに水っぽくなってしまいました。まだまだ悪戦苦闘の段階です。
 今年の目標(ってあと一ヶ月半もないが)はパスタのレシピを増やしていくことです。銀座のお店にもうかれこれ五年近く通って、「今週のスパゲティ」に出てくるメニューを食しておきながら、全然作れないってのも何だしな、と一念発起しただけです。ちなみに僕の一念発起ってのは気まぐれと同位置にあります。
 さしあたって僕のブラウザには現在「ペペロンチーノ」「カルボナーラ」などのブックマークフォルダがあります。カルボナーラ作るのはいつのことやら。

11月19日(月)晴れ
▼今月のロッキングオンジャパンにて、「ジョン・レノン・チャリティーイベント DREAM POWER」のレポートが載っているのですが、奥田民生にトライセラトップス和田唱が『悲しみをぶっとばせ』を歌い、ミスチル桜井が『Mother』を歌い、イエモン活動休止中の吉井和哉が『God』を歌ったそうな。
▼10月9日がジョンの誕生日で、12月8日が命日だ、とすると、ある一部の人の思惑で、その間ぐらいの期間と『Happy Xmas』という曲にかこつけて、イベントを開くなり、ジョンの音楽や思想を引用していることへの正当性を語る。――なぜこの期間だけなのさ。春も夏も、年が明けてからだって「ジョンが好き」って言ったっていいじゃないのさ。この時期に言えるから言う、という姿勢には疑問がある。
▼とはいえ、「ファンとしての本気度」がどれだけ高いか比較しあうってのもこれまた馬鹿げた話で、本気度が高すぎて本人を撃ち殺した人間までこの世にいるってのも、また喜劇と悲劇の巡り合わせの悪さ。
▼吉井和哉がイエモン時代に『淡い心だって言ってたよ』(アルバム『SICKS』に収録)という曲を作って歌っていたが、あれはジョン好きだってことがよくわかる曲だった。

11月20日(火)晴れ
▼本日発売の週刊SPA!を買ったのは「ニュースな女たち」の市井紗耶香でもなく、「エッジな人々」の辻仁成でもなくて、「ギャル重(松)」のMEGUMIの「OL妄想水着」(――って言うのか? あれは)のためです。

日記 index

Night&Day index