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「http://www2s.biglobe.ne.jp/~NITE_DAY/200204nikki_3.htm#2002/04/XX」
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4月21日(日)
▼一日中雨。そんな中、試験受けてきました。IT技術者が受けているあの試験です。
 実は前の会社の成り行き上応募したんですけど、途中から転職活動を始めてしまったので、僕が持っている勉強の記憶は二ヶ月近く前のものでしかなく、午前の共通問題80問だけ受けて、終了時刻前にとっととずらかりました。午前の問題が合格点に達しなかったら午後の選択問題は採点されないんだし。
▼その後も何かと外出。止まない雨に濡れっぱなし。

4月22日(月)
▼入社してここ一週間は他人の私物であるノートPCを借りてたんですけど、前の席の人がHP製品の新しいデスクトップPCを会社購入したということで、私にその人が使っていたPCが配給されました。
 Office2000やPhotshopまでインストールされたその組立マシンが、PentiumUだったという事実にもびびらされましたが、PCをセットアップし直したらいきなりキーボードが破損して変な音がし始めるわ、CD-ROMのドライブがWindows上からもDOS上からも見えないわ、OutlookExpressからエクスポートした全メッセージファイルが、WindowsXP版のOutlookExpressにインポートできないわで……一日そんな作業ばかりでした。前の会社でやってる作業とほとんど代わり映えしなくて。

4月23日(火)
▼今の会社の仕事の一つに「取材」というものがあるんですが、今日は某高級ホテルにて某外資系企業の、Javaプラットフォームの新作発表記者会見がありましたので出向くことになりました。「Javaプラットフォーム」の意味がわからない方は、「Javaっつうなんか最近流行ってる言語で作られてるWebで使えるソフト」とでも思って下さい。(適当な説明)
 取材つっても、うちの会社の得意分野はネットワーク関係でJ2EE(適当な説明その2ですが、Javaの現バージョン企業用版ってとこか)に精通している人間なんで誰もいないんですが、「あんた前の会社で開発やってんだからちょっとは詳しいでしょ」とかなんとか言われて行かされることになっただけです。ちなみに僕もJavaで作ったことなんか一度もなくて、知識なんてみんなとどっこいどっこいなんですけど。
 しかも、その某外資系企業の、当日の説明責任者は、俺の兄です。ええ、まさかこんなところで対面するとは思いませんでしたよ。そんなことを上司に言ったら、周囲を爆笑の渦に巻き込みつつ「お兄さんによろしく。これからもおつきあいあるかもしれないし」数奇な運命を抱いて今日の発表会を迎えましたさ。
▼某高級ホテルに着いて、和服のお姐様がエレベーター前に立って案内してくれる場を行き過ぎ、入り組んだ通路を抜けて会場へ。席に着くなり、兄が近寄ってきて「(お前ここで)何してん?(語尾のイントネーションが新潟弁)」だったし。一応名刺渡したけど。
 さすがに高級ホテルなのさ。席にはミネラルウォーターの入ったグラスとホットコーヒーの入ったカップ、それに同時通訳のイヤホンがきちんと並べられている。飲み物はあちいの冷たいの自由に選べってことで、コーヒーのカップが空けばボーイが近寄ってきてわざわざお代わりを注ぎ足してくれる。俺、今まで発表会だの展示会だのいろいろ行ったことあるけど、ここまでハイレベルの待遇されたの初めて。「ひえええ」と心の中でおののきつつ、発表会がスタート。初めにCEO(最高経営責任者)の挨拶から。もちろん英語。(同時通訳つき)その次に兄が説明。もちろん日本語。締めは代表取締役社長の挨拶。初めだけ綺麗な日本語で喋って、混み入った話は英語(同時通訳つき)になる。
 この、同時通訳ってのが非常にメモりにくい、というのも、もともと英語ではきちんと自然な流れの言語で喋っているものを、細切れで日本語に、それも英語の文型のままに訳しているので、聞いたものを改めて日本語にまとめにくいという欠点がある。そんなこと言っても、英語がわかんなきゃ訳に頼るしかないんだけどね。それ以前に話す内容がきちんとわかっているのかという問題もあるが。
 終了後は質疑応答で質問責めにあっている兄をちょっと待ち続けて、その間に取締役社長やらCEOに対して果敢に質問を(もちろん英語で)ぶつける他社の記者たち。それが終わって、兄とちょっと話すついでにみんなに紹介されて名刺交換して、それも終わって会場を出ていきました。
 英会話、やるか……。

4月24日(水)
▼昨日のこと。(毎度毎度言ってるけど、この表記が果たして今日の日記に書いていいことなのかどうか)会社で自分が今座っている席の斜め向かいの先輩(年下の女の子)がいきなり「今日は23日だっけ」とつぶやいた。「つぶやいた」と書いたのは、ひとりごとだったのか、それとも誰かに囁いたのか判別つかなかったため。
「23日ですけど」
「そうなんだ。じゃあモーニングの新刊出てるね」
 彼女が言うには『絶叫教師エディ』の新刊が出ているという。後で書店に寄ってみたら、確かに本日はモーニングの連載が単行本化されたのが発売してましたよ。
 彼女に聞いた話だと、俺の上司も週刊誌をまめに買って、どの連載もきちんと把握している、らしい。俺の周囲はひょっとして漫画読みに囲まれているのか……。
▼そんでもって23日に買った雑誌……はモーニングでなくてヤングチャンピオンでした。榊安奈のグラビアが出ているので買ったのですが。って動機がグラビアじゃないと雑誌買わないのがまるわかりですね俺。それにしてもいつのまにか、ヤングチャンピオンは文芸の原作を持つ漫画ばかりなのですか。『池袋ウェストゲートパーク』に『俺はどしゃぶり』、『GO』まで漫画化ですか。『バトルロワイアル』はいつのまにか連載50回以上続いてますか。『樹里』の佐藤宏之が現役だったのが嬉しいです。俺が高校ぐらいのときにスピリッツで『以蔵のキモチ』という漫画を書いていた人ですよね。俺は珍しく日記に漫画ネタを書いています。
▼ここから今日の日記。会社を出てから銀座へ。(34) 新橋から歩いてみたけど所要時間は電車に乗ってるのと変わんない。

4月25日(木)
▼前の会社の最終給与と今の会社の日割分の給与がまとめて出ました。とはいえ来月十日にはカードでかなり引き落としがあったりしてそれほど裕福ってわけでもないんですけどね。
 後は退職金が出るのかどうかって問題があります。退職金申請の書類は提出したのですが、「何月何日にいくら支払われます」という書面はなかったのですね。通常の退職ならきちんと支払われていたのですが、会社が混乱しきった状態なだけに、今年に入ってから退職した人間に対して本当に支払われるのか、というのが辞める直前のお別れ会で話題になりました。
 とはいえ、そんな不透明な金にいつまでも執着してないで、今ある仕事の喜びに浸ることができればそれで幸せってもんだと思うことにします、ってここに書いているんじゃ思いっきり執着してるってことじゃん。
▼今日は社長に呼ばれてお客さんと挨拶&食事。お客さんとふたりで紹興酒一本空ける。
▼八時に上がってそれから銀座へ。(35) 給料日でゴールデウィーク前だから混んでるねえ。

4月26日(金)
▼午後から飯田橋で取材。大江戸線に初めて乗りました。都心で仕事をしていて大江戸線に今さら乗る奴って天然記念物ですか? その後配本と挨拶回りで築地へ。
▼会社が終わってから新宿へ。(6)
 タワーレコードで、リニューアルしたロッキングオンジャパンと、ナンバーガール『NUM-HEAVTYMETALLIC』買う。ジャパンが490円になったために1ポイント500円が追加されない。3059円のアルバムを買えばよかったかな。って昨日に引き続いてなんてせこい話を書いてんだ。

4月27日(土)
▼今日も夜から新宿へ。(7)
 欲しいモノはいろいろあるんだけど、購入する意欲がわかないと結局飲むことに使ってしまうんだな。我が国の消費を冷えさせないためにはモノを買うのと外食産業に注ぎ込むのと、どっちがいいんでしょう。

4月28日(日)
てんやの春盛り定食が「ハロモニ定食」と聞こえてしまうくらい、ネットにおけるモーヲタの世界に毒されているような昨今ですが、今日はきちんと朝起きてハロモニを観ることができました。
▼池袋タワーレコードでエルヴィス・コステロ『when i was cruel』と「H」(ROSSOのインタビューとロゴに戯れる市井紗耶香目当て、あとはプレイボーイマークのコスチュームを付けるモデルのお姉さん)買う。
 コステロは相変わらずの湿った音。日本におけるコステロの位置づけってのはビートパンクもの(わかりやすく言えばBOOWY『ONLY YOU』やミスチル『シーソーゲーム』のそれ)を演る人、ということなのだろうが、僕にとってコステロに安心感を抱けるのは、打ち込み音を使わずアナログレコーディングを多用するという点にある。

4月29日(祝)
▼今発売されている「smart」の表紙で、吉川ひなのの隣にいるのが、小泉今日子だってすぐわかった人、います?
▼今日はメールで急遽呼び出されて荻窪南口へ。10分くらいまっすぐ歩いてアール・コリンという小劇場へで舞台を観る。「混むから30分前ぐらいに来てください、あと恥ずかしいからなるべく後ろに座って」とメールではいろいろ注文を付けられていましたが、実際12時35分に着くと(1時開演)椅子の座席は10人ぐらいの幅で二列しかなく、もうほとんどの席が埋まっていました。席が埋まると最前列の地べた(座布団つき)に座るはめに。もうちょっと遅かったらそこに座らされて、約束を破ることになったかも。ちなみに最前列まで埋まってしまったら立ち見になってしまうようです。1時間40分。
 終了後ちょこっと話してから劇場を後にする。
 荻窪といえばせっかく南口へ来ているので、別件で食事に行こうという約束をしていながらお流れになっていた「ナタラジ」「トマト」あたりへ行って食べようかと(朝から食べていなかったのでさっきお腹の音が鳴った)思ったけど3時過ぎではどちらも準備中だったので引き上げる。

4月30日(火)
▼会社を出て銀座へ。(36) 外部の人たちに名刺を配ってみたり。
▼今月のウィンドウタイトルがわかる人はよっぽどのフォークマニアでしょう。友部正人『グッドモーニングブールス』。1991年に発売された一曲のみ500円の自主制作のシングルです。バックは後に忌野清志郎を支えた面々(三宅伸治/杉山章二丸/リクオ)。91年という混沌とした年を象徴しているような歌詞です。「ヒットラー」「君が代」「日の丸」なんて歌詞が出てきたらどのレコード会社も自主規制したのでしょう。「差別用語でお金をもうけよう/レコード会社をおどしに行こう/その手はくわぬとレコード会社/ミュージシャンの口ふさぐ」

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