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1月8日(金)
 「性愛を書く」
 作家になりたい人に向けられたヒント集、といったところ。それほど「性愛」というテーマと密接していないように思える人もインタビューされているし。ちょっとこのタイトルは名前負けしているんではないのかな。「よいこのめばえ」みたいに性の目覚めや初体験について訊いているわけでもないし。(しかし新年明けから、こういう単語ばかりするする出てくるのはなぜ?)
せい‐あい【性愛】
男女両性間の本能的な愛欲。
とも‐だち【友達】
(「だち」は複数を表す接尾語)志
や行動などをいっしょにして、いつ
も親しく交わっている人々。現在で
は単数にも用いる。友人。友。
こい‐びと【恋人】
恋しく思っている相手。現代では特
に、相手もその人を思っている場合
にいう。恋愛の相手。おもいびと。
(上記はすべて国語大辞典
(新装版)小学館 1988.)



1月7日(木)
 蔦屋書店の中古CDコーナーで今井美樹「IvoryU」を見つけて、もしやと思って中を開封してもらったら、思った通り「PRIDE」のCDが入っていた。それも購入することにする。(半額にしてもらった)
 布袋寅泰が一枚噛んでいくようになってから、頭っから終わりまで布袋色。出だしがSEから入るなんてところは特に。ごく一部でしか指摘されていないけど、この人の書く歌詞ってのはけっこう通俗的なんですね。この人の作詞集なんぞが出たりしたら、ベタベタな中身になってしまうのではないかいな。あのヴィジュアルに加えて類い希なる作曲能力・演奏能力があるからあまり目立たないけど。
 池袋リブロでリトルモアの最新号と「性愛を書く」(色川奈緒編/ヴィレッジセンター買う。

1月6日(水)
 今の学校の教科書の現物を読んだことがないのでひょっとするととんでもなく間抜けなことを言っているのかもしれませんがその点はご容赦くださいということで国語において文章を綴る際に「読点」というものがいったいどう扱われているのかを考えると少なくとも私の中学校時代の乏しい記憶をさぐってみたところほとんどが「読みやすければどこに打ったっていい」ということぐらいしか言ってなかったような気がするのですよ。まあ常識的に考えてチャーリー・ゴードンじゃあるまいし文の頭にいきなり打つなんて芸当をすることもなかろうし文の終わりに打ってしまったら読点の働きをしないだろうしでせいぜい文節と文節の間に打つといった妥当な認識で(そうじゃない人もたまにはいるかもしらんが)文章というものを綴っていることでしょう。ところでこの文章を読んで賢明な方々はお気づきでしょうが今日の日記はわざと読点をまったく使用しないで書いています。しかしWEBページを辿っていくとこういう文章を書いている人ってけっこう見かけますね。豊富な語彙を駆使してほとばしる感情の赴くままに長い文章を書く人に多いのですね。おそらくキーボードを使っていると手書きより休みを入れずにすむのでついつい読点を打たずにそのままやりすごしてしまうのでその文章を筆記した当人はきわめて読みにくい文章になっていることにおそらく気づいていないのではないかと思ったりもするのですよ。私も小説の添削をしてもらったときに「読点が少ない」というありがたい指摘をいただいて以来は意図的に読点をつけるようにしていますがこれがまた変な位置に打ったりなんかするとそれはそれで注意が飛んできたりしてやれやれ。日記はしょうがないとしてもせめて小説くらいは音読したりなんぞしてリズミカルな文章を書けるように目指すのみなのですがこれがまたなかなか思った通りにいかずなんともはや。

1月5日(火)
(年明けの在庫整理をねらっていた)蔦屋書店で中古CDをいろいろ買ったのだが、今井美樹「PRIDE」(アルバムの方)を買ったら、封入されていたのは「IvoryU」だった。……ま、これはこれでいいか、と思って聴いていた。
 私は普段、今井美樹のシングルは買うことも借りることもほとんどないのだが、このベスト盤を聴くと、なんだかやけに知っている曲ばかりだな〜と思ってしまった。……そうか、みんながカラオケで歌うから、それで覚えてしまっていたのか。(女の子がよく歌っているからね)
 流行っている曲というのは原曲より、他人がカラオケで歌っているものを先に聴いてしまうので、原曲はどれもこれもちゃんとした曲のように聞こえてしまう、って商品として売り出しているのだから当たり前であるか。(ときどきそうじゃないものもあるけど)

1月4日(月)
 朝、電車で座席に座って通勤できた。
 昼、どこの弁当屋も営業していない。仕方なく立ち食いそば。みんな働けよ〜。

1月3日(日)
 ももせたまみ「ももいろシスターズ」(白泉社)読む。しかし姉も友人も、貸して貸してってくるのは、読書傾向が似ているのだな……。
午後7時25分発の新幹線で帰る。ちょっと余裕があったので座れた。やはり帰省ラッシュのピークは昼間だったのか。

1月2日(土)
 午後から友人宅へ。もう明日は帰るかと思うと気が滅入る。
 ところでここ一ヶ月に発売された雑誌(特に漫画誌)を見ると、表紙は必ずうさ耳をつけたり網タイツだったりする人物が……ここまでみんな例のあれを想像するとは思わなかった。もっと個性を出しましょう。

平成11年1月1日(祝)
 何の因果かわからないが、1999年の干支は兎だった。(干支なんだから12年に一回必ず回ってくるんだけど……)
 午前7時に寝て午後2時に起きる。F・アルベローニ「エロティシズム」(泉典子訳/中公文庫)読む……って正月から読む本じゃないだろうが。
 夕方風呂に入って、上がってから眠りこける。夜11時ごろ知人の電話で起こされ、しばらく母と姉が見ていたモノクロのビデオを傍らから眺める。(うちの姉は昭和20〜30年代の映画が好き)
うさぎ【兎・兔】
うさぎ1 ウサギ科の哺乳類の総称、
またはイエウサギの呼称。耳が長く、
後ろ足は前足より長い。口には長い
ひげがあり、上唇は縦に裂ける。草
食性で繁殖力が強い。アンゴラ、チ
ンチラ、日本白色種などのイエウサ
ギは、ヨーロッパ原産のアナウサギ
を家畜化したもので、ほかにノウサ
ギ、ユキウサギ、アマミノクロウサ
ギなど野生のものがある。肉は食用
に、毛は羊毛とまぜたり筆の材料に
する。う。うさ。おさぎ。
2 紋所の名。兎の形を模様にする。
まむきうさぎ、みつこうりんうさぎ
など種々ある。
3 服装束の一形態、またはその服飾
で職務に従事する女性。バニーガー
ル。兎風の耳としてデザイン化され
た髪飾りと、ストッキング・網タイ
ツの上にレオタード、臀部に兎の尻
尾を思わせるような毛織物の玉をつ
ける。着用場所は主に酒場やクラブ
等(←嘘です、こんな説明は載って
ません)
国語大辞典(新装版)小学館 1988.

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