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3月9日(火)
 池澤夏樹「マシアス・ギリの失脚」福永武彦の息子にして池澤春菜のとーちゃん、ってのはこの文章とあんまり関係ないのだが。
この人の文章における単語の選択も、テーマを彩るトピックも、知的好奇心を刺激するのだな。架空の物語ということを抜きにして、随所における挿話は、週刊朝日の「むくどり通信」を思い出してしまったよ。
 これ、ジャンルにしたらSFに入るんじゃないかなあ。東南アジアの架空の国タビダート。日本に占領された経験を持ち、日本に対して経済的な属国扱いの国。日本人に師事して日本の経済政策を師事し、やがて独裁者となったマシアス・ギリ。彼の栄光と挫折、彼にまつわる人々。
「ダ・ヴィンチ」が理系の感性を持つ作家として彼のことを取り上げていたが、確かにこういう掘り下げ方って理系独特なのかね。

3月6日(土)
 夕方起きる。かなり伸び放題だった髪をなんとかしたいがために、床屋へ。銀行に行かなかったのでお金を下ろしていない。。

3月4日(木)
 慶應大近くの「まぐろ市場」にてねぎとろ丼の大盛りとランチビールを頼む。昼から飲んでるな、俺。

3月3日(水)
 民放AMラジオの番組ってのは、いったい今が何時代なのかわかんなくなるほど、昭和の歌謡曲を放送しておりますな〜。年配の主婦層や運転業者の方々は、あれを聴いていて違和感がないのだろうか。たまたま入った立ち食い蕎麦屋で、「昭和○○年の大ヒット曲、○○○○です、どうぞ」などとやられると、昭和が終わって十年以上経っているというのに、その空間だけ昭和時代に持っていかれそうで、げんなりとしてしまう。
 FMの方はといえば、これでもかと若者に媚び媚びの中身、アメリカナイズされた口調。というより日本語を無理矢理英語の発音で話しているのだから変にせわしない。高校の休み時間か学園祭か、って雰囲気。
 最近よく行く定職屋、中身はごく普通のラーメンやら丼ものを扱っている日本的な外観なのに、FM東京の番組をかけている。これがまた、昼どきは高見恭子やユースケサンタマリアなど、名前出しただけで騒がしそうな面々が変に明るくしゃべっている。サラリーマンが雁首そろえて飯食ってる中で非常に違和感を感じる。
 聴いていて安心できるのが、意外ではあるけどNHK。やっぱり中庸なのがいい。

3月1日(月)
 生まれてから18年間、新潟に過ごしていたので、冬の空と言えばとにかくどんよりねずみ色の雲が立ち込めているものだと思い込んでいた。
 関東に暮らしはじめると、冬の空はとにかく澄み切っていて、雲の切れっ端ひとつみつからない、そんな空ばかり見ている。あまり透き通りすぎて、空気に触れるだけでかじかんでくる。
 やがて雲に覆われ、時には雨粒に取り囲まれるにつれて、春の足音を聞き始める。

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