藤原道綱母『蜻蛉日記』(角川文庫ビギナーズクラシックス)
 『嘆きつつ独り寝る夜の明くる間はいかに久しきものとかは知る』
という一首の後にもしも英語の台詞をくっつけたら、『FUCK YOU』か、それとも『I LOVE YOU』か。
 いずれにしても『YOU(=あなた)』が紛れこんでいるのは間違いないところ。「あなた」という意味の代名詞がこの歌の中のどこにも入らないところで、あなたの不在を証明している。
▼などと、高校生じゃない今ならこんな戯言を書いていられるのですが。
 藤原兼家の寵愛を受けて、その後に藤原道綱を産んだ作者の恋の恨みつらみの一部始終。平成の世の中に生きていたらシングルマザーという選択肢があったのに。(2002/02/10)
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