▼「ボーダー・ミュージック」(ロバート・J・ウォラー/文藝春秋)
 作者はロバート・ジェームス・ウォラーって名前を出してもみんなわからんのだろうな。だって「マディソン郡の橋」を書いた人は誰?というクイズでみんな答えられんもん。
テキサス・ジャック・カーマインは酒場で助けたヌードダンサーのリンダを連れて、カントリーミュージックを流しながら田舎道を走る……ただしジャックは50代、リンダは30代子持ちってのがすでに「マディソン郡」
 つまり、気ままにやっていくものの、年齢やらそれに伴うしがらみが邪魔をして、ふたりの愛の成就だってかなり怪しいものでしょ。設定からして。
 「失楽園」といい彼の一連の著作といい、「大人のファンタジー」が求められているのだな。いいか悪いかは別だけどさ。(1997/08/28)
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