▼高野悦子「二十歳の原点」(新潮文庫)
 そうか……、1969年で二十歳ってことは、幸か不幸か生きていたら今年五十歳か……。  この時代にはまだ「大人にならなくちゃいけない。大人になることはどういうことか……」と煩悶する風習があった。それはいつからなくなったのか。学生運動の敗北期かバブル絶頂期からなのか。「物質的に恵まれているけれど精神的に荒廃している」などという今更陳腐化したフレーズも、この人が生きていた時代には信じられないものだっただろう。
 それにしてもよくウィスキー飲んでいるな(←人のことは言えない)(1999/04/21)
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