▼武田徹「デジタル社会論」(共同通信社)
「ネットワークはどこへ行く」「ハッカーという生き方」「『電子本』はどこへ行く」すでに多くのPC雑誌や新聞・ネット内で聞かれる内容と同等か。その中で「恋愛の未来形について」というやわらかめの章を挙げておきましょうか。
彼氏彼女程度のおつきあいから将来の伴侶まで、未知数の相手を探し求める手段としてネットが注目されている中、鈴木杏樹の結婚に活躍したEメールの話題から始まり、CCC、あっちゃんのラブラブお見合い、おさちゃんのラブ2コネクション2001などの出会いの場などを利用する人たちの実状に迫っている。その中で特筆されているのは「ネットを始めて間もない人の方が相手の獲得率が高い」という点。
「恋愛耳年増」と「ネット耳年増」はリンクする関係にあるようで、相手に対して偏見を持たず、なおかつ自分の殻を破って突き進むには、自分を取り巻く嘘大袈裟まぎらわしき有象無象の情報をひねりつぶしていかなければならない。頭脳よりも行動が先に立つ人――はネット空間じゃなくたって恋愛の覇者だわな。(1999/11/28)
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