七郷一色から川宇蓮、笹田峠、西神沢をへて熊まで秋葉古道


 秋葉街道が時代によって変化したが、今回は最も古いと思われるルートを歩く。巣山の六本松と渋川の三叉路@から渋川へ県道を下る。途中道路沿いに秋葉山の常火燈籠があり、昔の秋葉街道を示していた。県道の途中Bで秋葉街道は途中で川宇連に下る。杉の大木が並ぶ街道を下ると、途中に旧家の前を通り、川宇連Dに着く。街道の全盛期はこの山の中の集落の川宇蓮にも旅籠が6軒あり今も昔の名で呼ばれている。
 川宇連から笹田峠を経て西神沢に出るコースは一部林道歩きもあるが、殆ど旧街道を歩くため、草木は生い茂り、道も分からず、ガレも有り山慣れた人のみが辿ることが出来る。EFは沢を歩く為、道はなし、GHは林道歩き、HIは山道でIは峠で林道に出る。Jは峠から直ぐ下るがKまでの道は草木が茂り道不明。Lには山中から集落に出る所に昔の秋葉山の燈籠が立ち、秋葉街道の証をしている。LからNの熊までは比較的平坦なみちである。
 川宇蓮から笹田峠を経て西神沢に下るルートは、現在林道、登山道で使われている部分も割合は6割位で後は廃道になっておる。廃道部分は草木で覆われ歩く事は困難を極める。山の集落の古老にルートを聞きながら検証したが、何よりの確証は秋葉山の燈籠が2ヶ所にあること、街道沿いの旧家に資料が残っているあることである。資料によればこのルートは1840年頃最も栄え1日数千人が歩いたと記録がある。
 それだけの参拝者が有った事は旅籠の数、茶店等は記録、古老の話からも充分推定される。

 
六本松と渋川の分岐

西六田沢の秋葉山燈籠
 
川宇連に下りる秋葉街道
 
街道沿いの旧家
 

川宇連の集落
 
川宇連の旧旅籠
 

川宇連からの沢の秋葉街道
 
川宇連からの沢の秋葉街道
 
笹田峠前の山道の秋葉街道
 
西神沢の集落近くの街道沿い墓標
 
西神沢の秋葉山燈籠

上神沢の県道沿いの秋葉山の文字がない燈籠
 
上神沢の秋葉燈籠の建設時期を示す記念碑
 


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