熊から西川までの秋葉古道


 秋葉古道の熊から高平、柴、倉野、石打、市ノ瀬、西川を歩く。秋葉古道(ほぼ東海自然歩道にそっている)を歩くとたった150年前、一日千人単位の参拝者があり、大変賑わっていた街道が突然と歴史から消えたように感じる。現在の東海自然歩道のコースは全て山の中で歩行者は年間数百人くらいと、寂しい自然歩道である。このコースを歩くと150年前の街道の痕跡があちこちに残っている。@には熊の街から山道になる直前につぶれた旅館がある。C付近の道は水平で当時の街道の雰囲気が感じられる。Dには石の道標があり石打へのコースが沢丸経由か柴経由かが記されている。柴から石打へのコースの林道の脇には当時は栄えていたが、今は廃墟となった家があちこちに残っている。LからMは石打で昔は旅館だった建物が2軒残っている。この付近は山の中腹に当時の街道あり、戦後まで小学校の分校もあった程で当時の賑やかさが想像される。石打から市ノ瀬の途中には石の道標も残っている。OからPまでは林道歩きではなく、昔のままの山道を歩き当時の街道のままである。市ノ瀬には昔は旅館の民家も残っており。秋葉街道もここで山から沢沿いになるため、休憩地になったと考えられる。市ノ瀬から西川まで沢沿いの道で、天竜川の渡しの西川に続く。

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熊の街
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熊の街から山道に入る直前の旅館跡
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秋葉街道
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高平にある石の道標
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柴から石打への街道にある家(当時は旅館か)
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石打の山中にある旧旅館
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石打の旧家
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秋葉三尺坊への石の道標
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昔の秋葉街道はこのような道か
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現在の天竜美林
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市ノ瀬の旧旅館
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この下が西川から戸倉への渡しがあった所


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