<


秋葉道 鳳来寺行者越え
 秋葉道を歩いた参拝者が悩んだと思われる鳳来寺行者越えを三河大野から歩く。三河大野①から東海自然歩道沿いに歩き、⑤の行者越えを行う、現在の東海自然歩道のルートは行者越は巻道になっているので、行者越えの看板の所でブッシュを分け入って行者越えの岩場に取り付く。驚くことに怖い顔をした石仏が数多く岩場に置いてあることである。この岩場、高低差20M位、傾斜は45度位と思われる。しかし上から見ると結構恐怖感がある。この難所を通らない限り峰ノ薬師の鳳来寺にも行けないし、鳳来寺から三河大野に下山できない。当時の参拝者は命を掛けて登り、下りたことと思われる。その気持ちが岩場の石仏になっていると思う。当時絵師が書いた絵には、岩にへばり付いて登っている白装束姿の参拝者の様子が描かれている。鳳来寺の門谷からの参道の上部は急傾斜の階段である。この階段の両側は石垣で出来ており、お城の感じさえする。当時の鳳来寺の力を推察するに十分な階段、石垣である。門谷の参道の両側の民家は当時は多くが旅籠、茶店等で参拝者のお世話をしたことが充分うかがえる。門谷から⑨の田代をへて豊川まで沢沿い下り⑩の追分を経て、船で反対岸の滝川、銭亀、大海、信玄を経て新城に向かった。

                       
 
④付近にある設楽原合戦で戦死者の記念碑
 
行者越えの岩場の石仏
 
行者越え岩場上部から
 
尾根道のミヤマツツジ
 
鳳来寺本堂
 
東照宮
 
石段参道
 
杉の大木石段
 
山門
 
豊川
 
鳳来寺の田代の別れ道にある伊勢道の道標
 
豊川に下った追分にある善光寺への道標
 
戻る