掛川からの秋葉街道で森三倉から犬居まで

秋葉山に向かう秋葉街道で、掛川から森を経て秋葉山に向かう会堂は、相良から信州に向かう塩の道とも重なって栄えた街道である。今回はその中でも森の三倉の一ノ瀬から小沢宿をへて犬居に向かう道を辿る。ここはメインの県道から外れた集落の生活道路、又は林道、歩道として残っているが、秋葉街道が混雑していた往事を偲ばせる多くの痕跡が残っている。司馬江漢は西遊旅譯で森(富商あり、茶師多し)から3里で一ノ瀬に至る。この間比間川の瀬を、48回越え一ノ瀬に来たと記し、ここから犬居の梺まで3里と記している。一ノ瀬から山道になり、大久保、小沢宿をへて、小奈良安から山中の道に入るがこの間、1里は人家が全くない山中であった。

 

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大久保集落から見た風景
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江戸時代末期には十数件の宿と芸者置き場が有った。
 
小沢宿の由来が記されている。
 
秋葉街道を何処に行ってもある廃墟
 
小沢宿手前にある掛川から7里の道標
 
三倉集落と一ノ瀬間にある
 
一ノ瀬手前の燈籠
 
小奈良安集落にある燈籠
山中から抜け出ると有り、参拝者をほっとさせる燈籠

掘之内下る手前の道路脇地蔵

堀之内に下る
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