秋葉街道 東からの最後の道 秋葉山表参道

 秋葉街道は東海道掛川の大池から別れ、森をへて表参道入り口の坂下まで続き、坂下から秋葉大権現三尺防の表参道に入り、760Mの登りを経て秋葉大権現三尺坊に着く。表参道の秋葉道は他の秋葉道に比べて大変整備されて現在でも歩きやすい。杉林の中の秋葉道を歩くと江戸時代の絵師、司馬江漢が残した秋葉道の絵と全く同じ雰囲気を感じる。江戸後期から明治にかけて多くの参拝者が、杉林の秋葉道を登り火防の神の秋葉山に参拝した。江戸からの人も多く命を掛けてここまで歩き
参拝した。掛かった費用も大変なことを考えると、ただただ感心するのみである。
 明治の初めに神仏分離で秋葉大権現三尺防の三尺防が分離され、秋葉神社から100M下がった場所に秋葉寺三尺防として移された歴史があるが。現在の秋葉寺三尺防は秋葉神社と違い、維持も難しい貧しい山の寺になってしまった。ここでも世の常である人の心の移り変わりの早さ、歴史を感じる事が出来る。

 
秋葉神社下社
 
坂下の秋葉山表参道入り口
 
江戸時代の雰囲気の秋葉道
 
江戸時代の雰囲気の秋葉道
 
江戸時代の雰囲気の秋葉道
 
秋葉寺三尺防入り口
 
秋葉寺三尺防 両側の石垣は常夜燈籠の土台か
 
秋葉神社の直ぐ下の明治時代の神社門と常夜灯
 
神社側から見た神社門と常夜灯
 
秋葉神社本殿
 
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