奥三河の津具を散策

 

先日茶臼山の帰りに、旧津具村を車で通ったが、狭い盆地に温室が多数存在しており、一度ゆっくり散策したいと思った。9月10日は残暑で大変暑かったが散策する。車を駐車した設楽町の津具支所には、津具の先輩の偉人の銅像があり、この山奥の山村から多くの立派な先輩が、輩出していたのには先ず驚いた。又明治、大正の昭和初期には、奥三河の高等教育機関を浜松の旧制中学が役割を果たしていたことも知った。丁度津具中学の体育大会が開かれており、広い運動場、校舎の中学で、30数名の在校生の体育大会であった。過去にはこの広い運動場、校舎で今の何倍かの在校生が在籍したことを想像すると、時代の変化には大変驚いてしまう。又盆地を散策して居ると明治初めに建てた記念碑があり、下津具に500余の戸数があった事が書いてある。昭和の時代までは多くの住民が生活していたことが想像できた。又温室の多い通りを歩くと温室内ではシクラメン等の花、トマト等が栽培されておった。ここ津具では温室等で生計を立てているだなと思った。生活基盤があって地域も成り立ち、生活が出来る。政治の責任が大きいことをつくづく思った。
 奥三河津具の自然散策を目的に訪れたが、自然よりも津具の歴史、文化に触れ、山村の歴史、文化に目を奪われた。山村の散策は地域の歴史、文化等にも触れることが出来、通常の高原散策とはひと味もふた味も違って楽しい散策になる。


津具出身の先輩の偉人の像
 
津具の環境
  
津具川の鮎の登り道
 
広い運動場、校舎の津具中学と少ない生との体育祭
 
明治時代に作られたここに500余の住宅がありの記念碑
 
温室団地
 
温室内のラン
 
温室内栽培模様
 
ソバと温室団地遠望
 
下津具遠望
   

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