鳳来寺山から秋葉山への秋葉街道(三河大野、巣山、六本松、熊)

 東海道の御油から豊川を経て鳳来寺山、三河大野から巣山、七郷一色、天竜熊、柴、西川、秋葉山への道(途中年代によっては道は多少変わっている)は200年前から信仰の道として栄え、150年前には1日数千人の人が通ったと言われている。(http://shibukawa.akiha-net.com/akiha.html参照)。地図上のルートは推定ルートで確認はなされていない。
 この三河大野から秋葉山への秋葉街道(現在はほぼ並行して東海自然歩道が通っている)を歩き、未だ残っている石の道標、石仏等を探し往事の賑やかな秋葉街道の検証を行う。今は殆ど人と会うこともない道、昔も今もサル、熊、まむし等に会う街道が江戸後期から明治の初めに多くの人で賑わったのが嘘のようである。何よりも街道のポイント、ポイントには賑会いを想像させる物が残っています。 三河大野@の街を出て睦平Aから真立川にそって歩き、Eから巣山の街に昇る、巣山の街Eには多くの旅籠があったようだ。巣山からは川沿いに東に向かいFで道は時代によって渋川の川宇連に下り、川宇連の町に入り再度昇り笹田峠から直ぐ下り、西神沢を経て熊に抜ける道も有ったが別報告させて頂く。巣山から上の六本松Gに向か現在の東海自然歩道沿いにIJKLMを経て熊に抜ける。この山域の道は時代と共に変わっている報告がなされている。現在でも山の中の道である。この三河大野から秋葉山を歩くのにも、この区間だけで報復3日間位は掛けて旅した。参拝者の生活も貧しかった昔人が、長い日数を掛け旅立つ思いは何んだっただろうか、現代人には思い尽くせない何かがあったと思う。現代の旅とは違い、昔の人の信仰への旅は自分の死後の世界への強い思いがあり、生きるか死ぬかの旅ではなかっただろうか。

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三河大野の秋葉街道出発点にある旅籠現在も営業中
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三河大野の旅籠街の街並み
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細川の秋葉街道沿いの旅籠の廃墟
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細川の真立川を利用した家庭の洗い場
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巣山の旧旅籠街
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現在の東海自然歩道
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昔も今も変わらない風景
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巣山から川宇蓮方面と六本松方面の分岐
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六本松分岐にある観音像 
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七郷一色の街道に残る石の道標
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七郷一色の街道沿いの墓地
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昔の道標
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静岡県側の街道沿いの杉美林
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杉美林の中の自然歩道
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熊への秋葉街道沿いの地蔵
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熊の街の中で
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