天狗池、キレット、北穂、奥穂、前穂縦走

 本年の夏休みは昨年雨、雷で途中下車した後半の槍から北穂、涸沢岳、奥穂、前穂、岳沢の縦走を計画し実施。槍はカットし天狗池、天狗原から南岳を目指す事にし、8月7日横尾小屋泊、8日南岳小屋、9日は奥穂山荘と計画した。初日は雷、雨に降られたが横尾までの道なので明日以降の天気を期待し歓迎した。8日は昨日の雷、雨も止み天候に恵まれ、天狗池の逆さ槍を見ることが出来た。横尾尾根から左右に槍、穂高連峰を見ながら快適な登り が続き南岳小屋には昼に着くことが出来た。午後からはガスに出、夕方には雨も降られた。

9日は今回の核心部キッレト、北穂から涸沢岳への縦走の朝を迎えたが天気は上々快適な登山が出来そうだった。6時に小屋をで南岳からキレットの鞍部へと注意深く降り、長谷川ピーク等の鎖場も快適に通る事が出来、北穂の登りも快適に登ることが出来た。 9時過ぎには北穂小屋に着くことが出来た。小屋のテラスでパノラマの風景をみながら遅い朝のコーヒーを頂き小休止し、9時半には涸沢岳に向かって出発する。

北穂から涸沢岳への縦走路も岩場、鎖場等の連続である。滝谷側から涸沢側に視界が変わる頃に涸沢岳への最後の登りである岩稜を上りが始まる。この岩場を詰めると涸沢岳の頂上近くに着き、頂上で1時間近く休み、昼食も取り近くの穂高山荘には13時に着くことが出来た。本日も午前中は天候に恵まれたが涸沢岳に着く頃からガスが出始め周りの山々はガスで覆われる様になった。夕方の天気予報では明日は曇り、霧、一時雨お予報であり心配だった。夜中には雨が降り出し朝まで雨音が聞こえた。

 

10目の朝は雨である、この雨の中を、奥穂、前穂、重太郎新道をを岳沢に降りるのを止め、涸沢に降り、上高地に下山するようコースを変更する。同じコースを歩く多くの登山者も同じように予定を変更するようで有った。朝食の弁当を途中で取る予定を、小屋でお茶、みそ汁のサービスを頂き食べ、6時に下山し12時には上高地に着き今回の登山を無事に終える事ができた。今回も最後が雨で計画の変更をよぎなくされた。夏には毎年雨に降られ計画を完遂出来ない年が続く。