山伏のヤナギラン

 安部川奥の山伏にはヤナギランが山頂に群落しており、富士山をバックにすると絶好の写真ポイントである。20年前には現在の様に群生地に立ち入れない柵もなく、背丈も大きなヤナギランが咲き、富士山をバックにすると絶好の富士山の撮影ポイントであった。当時は安部川の梅ヶ島新田から西日影沢のコースで頂上を目指した。現在は直ぐ山伏の尾根筋に林道が有り、静岡県民の森から車で近くまで行け、簡単に頂上のヤナギランを見ることが出来る。
 今回はガスの中のヤナギランを見たくて、ガスを期待して静岡県民の森の林道を利用した。井川に行く峠の富士見峠からはガスが濃くなってきて、前も良く見えない状態になった。
雨を心配する状態だったが、結局雨は小雨のみで、期待通りのガスであった。
 車は猪の頭の登山口に置き、ガスの中を頂上のヤナギランを目指した。ガスの頂上には1時間20分程で着くことが出来た。柵の中のヤナギランは少なく花も咲き始めで少なっかった。昔のイメージを知っていると本年のヤナギランは大変寂しいヤナギランであった。8月の盆のガス中の山伏であるが、元気な若者は梅ヶ島新田から軽装で架け走登山者もいた。 夏山の植物の群生地での植物同士の、分布争いは大変すさまし事は各地で見られる。高齢者の私にとって若いときの思い出と比較すると大変感慨深い。

 
途中の安部川のガスの風景
 
ガスの登山道の風景
 
登山道の倒木
 
ガスの登山道の風景
 
ガス中のヤナギラン
 
ガスの山伏頂上風景
 
ガス中のキオン
 
山アジサイ
 
ダケカンバの巨木
 
県道沿いの権現滝
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