南アルプス最南の百名山聖岳、光岳

 本年のお盆は聖岳、光岳を歩くことにした。入山は伊那側の遠山川側の便ヶ島から入ることにした。8月13日午後から16日に掛けての日程である。都合で山上2泊の為、1日目は2000M登り、600M下り聖平小屋止まりのため、13日の夜はぐっすり休みたい。13日は便ヶ島泊まりとした。14日は5時出発し、西沢渡の渡りを籠に乗って渡り、登り始める。天候は時々日が差している。登りは尾根を西から登るため、日が当たらず太陽の日差しはなく、気持ちよい登りである。薊平の分岐点に9.40着、ザックをサブザックして9.50には聖岳に向け出発する。天候は序序にガスが出てきて、周りの山は見えない。小聖岳に10.50着、前聖岳には11.50着。
ガスで周りは見えない、今回で3回目の聖岳である、百間洞から来た時、聖平からの時も過去は全てガスである。今回も全く同じようで有った。奥聖岳をピストンし12.40には聖岳を後にした。奥聖岳の途中には岩とチングルマの群落のハーモニーが素晴らし場所があり、天候が良ければと大変残念で有った。薊平らの分岐点には13.50着、分岐点に近づくと小雨になった。聖平小屋には14.20着。以前の2回の時は旧聖平小屋で今の新しい聖平小屋とは大変の違いである。 食事も大変素敵な豚汁が出、水も豊富で。値段も安く素晴らしい小屋で会った。ただトイレが小屋から遠いのが欠点だと思った。
 2日目は上河内岳、茶臼岳、仁田岳を経て光岳小屋まである。
5.30に出発する。上河内岳の登りになるとガスもとれ、昨日登った聖岳、その奥の赤石岳方面が切れみえ、今日は天気予報通り雷の心配はなさそうである。上河内岳7.50着、上河内岳からは360度見え、素晴らし夏山の景色を久しぶりに満喫した。
茶臼小屋の分岐点には8.50、茶臼岳には9.15、茶臼岳を過ぎた当たりで、13日の夜便ヶ島で一緒だったパーティ(光岳小屋泊まり)すれ違った。仁田池には9.30、仁田岳には10.10、易老渡、光岳方面の分岐点には11.40着。ここから光岳小屋までは始めてである。静高平らまでの最後の登り(200M)も難なくこなし、光岳小屋には13.30着いた。まだまだ体力的には余力を残した早い到着で有った。ここ光岳小屋は15.00までに小屋に着かないと夕食は出ない。今朝聖平小屋を一緒にに出た御夫妻も10分遅れで小屋に着くと夕食は出なかった。その日の内に光岳、有名な光石を登り小屋でゆっくりした。小屋の近くのガレ場には、写真家の白籏先生が命名した、仮称テカリダケキリンソウも見ることも出来た。
 3日目は易老岳まで戻り、易老渡に降るのみである。楽な半日行程である。5.30に小屋を発ち、イザイル岳を登り降った。
イザイル岳はだだ広い頂上だったので、頂上で少し遊ぶと来た道を見失う。ガス等の時は注意したい所である。易老岳には8.00に着く、夏山もここで終わりで易老尾根を降り易老渡には10.30に着き、林道を便ヶ島まで戻り、11.30には便ヶ島を後にした。
 途中かの有名な天と地の境、遠山の集落を写真に納め帰途についた。

上河内岳から聖、赤石方面

上河内岳登りから聖岳

光岳展望場所から光石

 
テカリダケキリンソウ



遠山川の日本のチベット