恒例のお盆登山、北アルプス最北の山に

 本年のお盆登山は八方尾根から唐松岳に登り白馬岳、朝日岳を経て蓮華温泉に下山する3泊4日の山行を行った。
  13日朝浜松を立ちその日の3時過ぎにリフト等を乗り継ぎ唐松山荘に着くことが出来た。唐松山荘のサービスの悪さには驚きである、喫茶室でのおつまみ類の持ち込み禁止、水は一滴もなしである。14日は5時過ぎに小屋を立ち、不帰嶮の岩場を通り天狗の大下りを逆に上り、天狗の頭を過ぎると天狗山荘である。雪渓からの水場もあり稜線上のオアシスで一度は泊まりたい小屋である。鑓ヶ岳、杓子岳の稜線を経て白馬山荘に3時過ぎに着いた。途中にウルップソウの群生地に会えたが、花を終わり大変残念だった。世界一ビッグの山小屋の白馬山荘のスカイレストランは驚きである、全く都会のレストランと設備、雰囲気等は変わらない、ここでおいしい生ビールをいただき今日の疲れを癒した。
 14日は5時過ぎに小屋を立ち、白馬岳に上ったところ雲海の彼方に富士が見え感激した。雪倉岳、朝日岳に向かう、雲一つない快晴で一日暑つそうである、涼しい風も吹いているので、稜線歩きは大変快適であるが風の吹かない日照りでの登りは大変きつい。途中の雪渓の片腹にチングルマ、ハクサンコザクラがピンクと白の綺麗な花を咲かせて大変素敵だった。

                 唐松岳から五竜方面               


唐松岳から白馬方面

 雪倉岳を経て、朝日岳と小屋の分岐から朝日岳向かう。登りは暑さと急登できつかったが頂上には11時半に着くことが出来た。朝日小屋に向かうか、蓮華温泉下山するか迷ったが、思い切って5時間かけて蓮華温泉に下り山の疲れを流すことにした。さすが北アルプス最北の山である。残雪も多く、高山植物も豊富である。花期は過ぎている花が多いがそれでも綺麗である。特に雪渓に近くには綺麗な花が多かった。朝日岳の下りは、湿地帯の下りから、水平の一時間槇道、長い木道の下り、白高地沢から瀬戸川渡りまでの左右から沢の音が聞こえ一瞬方向感覚を失う道、蓮華温泉への500mの登り等大変変化に富んだ5時間で有った。予定通り17時10分には蓮華温泉に着くことが出来、3日ぶりの温泉での入浴は最高の癒しであった。翌日の朝は露天風呂のはしごを行い蓮華温泉を後にした。


白馬岳から杓子、鑓方面


白馬岳からの富士山
 


白馬岳から剣、立山方面


                             八方池