8月盆休の燕、槍

 本年の8月の盆休は30年ぶりに北アルプスの燕岳から槍ヶ岳に向かい、北穂、奥穂、前穂を超え上高地まで縦走を計画した。

8月8日の朝、浜松を出発し12時前に中房温泉に着き登り始め、途中夕立と雷に見舞われたが、4時前には燕山荘に付くことが出来た。燕山荘の設備には吃驚した。稜線の上に有りながらうまい水が豊富で、稜線の山小屋とは思われなかった。夕方、朝の山の焼けは無く残念だった。翌朝は5時半には本日の宿泊地で有る槍ヶ岳山荘に向け出発した。大天井岳までは多くの登山者と一緒だったが、大天井岳からは極端に少なくなり、槍ヶ岳と北鎌尾根を横に静かな山旅が出来た。

西岳ヒュッテを過ぎ東鎌尾根に入ると又夕立に遭い槍ヶ岳山荘までガスと雨の中を登った。3時過ぎには山荘に着くことが出来た。

 山荘に入ってからは大雨で、小屋に入ってからで運がよかったと思った。翌日の午後も予報は雨である、今日までの2日間も午後は雨であった。明日の行程でキレットに入ってから雨と雷ではかなわないので、明日の穂高山荘まと残りの山行は中止し槍ヶ岳 から槍沢に下山することにした。以前に比べてここ数年のお盆は天候が安定しなく雨、雷が多いようである。

槍ヶ岳山荘の朝は天気が良く今日の下山は気が引けたが昨夜決めたとおり槍沢に下山した。