青春時代思い出の後立山連峰を訪ねて

 恒例の盆の山歩き、本年は20代始めに実施したコースの逆を30数年ぶりに、訪ねる事にした。後立山連峰を種池小屋から爺が岳、冷池小屋、鹿島槍、五竜岳、唐松山荘、唐松岳、天狗岳、白馬岳縦走を計画した。

第1日浜松 夜立ち、名古屋から中央線の夜行で大町に入り、扇沢から爺ヶ岳、鹿島槍、五竜岳

12日、大町を6時にタクシーで出、扇沢に入り、扇沢で朝食を済ませ、種池小屋に向かう。11時に種池小屋着、天気は前線が日本海側に有り、ガスが出やすく、好天気には成りそうもない。昼食後、爺が岳に向け出発した。爺が岳からは私の好きな富士山が見え感激した。13時ごろ冷池小屋に着く。冷池の汚れにはびっくり、小屋でゆっくり夕食までくつろいだ。時間がたっぷり有ったため、夜行の寝不足解消の為、昼寝も1時間少し出来、又ビールも最高に美味しかった。

 

 

 

               

第2日冷池小屋から、鹿島槍ヶ岳、八峰キレットを経て、五竜岳、五竜小屋、唐松小屋に

 4時半に小屋出発、布引山で朝食、鹿島槍南峰には7時着。途中の景色はガスで見えず、シャッターは押せない。北峰に向かう吊り尾根で、同じ浜松の仲間と会う、しかしお互いに先が長いので別れて次の目的地に向かう。北峰をを経てキレット小屋には10時着。ガスはは一向に切れそうもなく、シャッターを押すチャンスにいっこうに恵まれない。五竜岳には13時着。今日泊まるの唐松小屋まで急ぐ。小屋の近くまで来るとへりが稜線に衝突しそうに飛んで来る。稜線手前で止まりホバーリングして谷にロープで何かを下ろし始めた。すると目の前の登山道の岩にザイルを巻き付け谷にザイルが降ろして有ったので、遭難者の救助作業とすぐ理解できた。唐松小屋に16時に着き、小屋で遭難の件を聞くと昼に死亡遭難事故が有ったとの事だった。

 

               

第3日唐松小屋から唐松岳に予定変更し、八方尾根から下山

 夕べからの雨が今朝も上がらない。天気予報でも天気は回復しない。雨の中、ガスの中を歩くではつまらない、写真を撮りに来ても2日間撮れない、雨の唐松岳の頂上で不帰剣方面に行くのを止め、八方尾根を下ることに予定変更した。八方尾根の下りは便利である、リフト、ゴンドラを乗り継ぎ、10時には山麓に着いた。八方山荘のリフトの終点にはハイカーが続々登って来て、盆休みの賑わいを見せていた。 本年度はついていない、正月の鳳凰三山、3月の八つの赤岳、五月の奥多摩、7月の北岳と天候、雪、花に恵まれない年である。秋以降に期待して白馬を後にした。