恒例の正月の赤岳登山

   正月の2日から恒例の赤岳写真登山を行う。1日の夕刻浜松を発ち、美濃戸口で仮眠し7時北沢経有、赤岳鉱泉に向かう。先日まで荒れていた天候も今日は良さそうである。美濃戸口を出る時は雲に覆われていたが鉱泉近くになると雲がとれだし、昨日までの雪が新雪となり木や岩に掛かり絶好の被写体となっている。雪の量も私の正月登山としては多く、後は雲が取れるかどうかであり、大変楽しみな雰囲気になってきた。 赤岳鉱泉手前まで来ると大洞心が見えだし、その上に雲が掛かる絶好の被写体になった。あわててカメラを出しシャッターを切った。小屋で小休止し直ぐ行者小屋に向かう。途中中山峠の展望台から周りを見ると、素晴らしいの一言に尽きる。岩、尾根等には昨日までの雪が新雪となって積もり、稜線では強風に飛ばされ、雪粉となって飛ばされ、舞い素晴らしい景色である。11時頃展望台に着いたが、ここから移動する気は全く起きない、夕方迄頑張ることにした、1ヶ所にこんなに長く居るのは初めてである。気温はー20度位あるが、日が当たり風も少ないので寒さはきつくはない。時間とともに影が移動し、雪粉の形も変わり違った八ヶ岳を作ってくれ素晴らし時間であった。夕方になると焼けだし八ヶ岳全体が赤く染まり、叉赤岳は最後まで夕日が当たり、飛ばされる雪粉も焼け素晴らしドラマを長時間見ることが出来た。暗くなった雪道を行者小屋まで行き感動を胸に夕食後早めに眠った。

               

  翌日は4,30に起き外に出ると星空である。お湯を沸かし軽くパンで朝食をとり5時過ぎにヘッドランプで地蔵尾根を登った。稜線には5,30ごろ着いた。富士も見え最高のロケーションである。日の出を待つと今日も斜面はやけた。素晴らしい景色に感動しシャッターを押し写真撮影を終えた。恒例で赤岳に登り、文三郎を下り赤岳鉱泉から南沢を下って美濃戸口に戻り、浜松に帰った。