おるそんの知恵袋

私は今までに自分の趣味、勉強、仕事に関係しないことも

何かと知識として頭に入れてしまう癖があった。

しかしながら

まだこれといって役立ったなどということは特にない。

そこで

ここを一つのコーナーとして設置し誰かの役に立てばと思い

ここに書くことにした。


豆腐の話(1998/3/14)

 昨日会社での昼食で麻婆豆腐を食べて、豆腐自身があまりおいしくなかったので、話をしてみたくなりました。

 みなさん豆腐は好きですか? 私は好きです。きちんと作られたものに限りです。なぜきちんと作られたものというのか、それは今の世の中、本当の豆腐が少ないからです。

 本来の豆腐の作り方を話します。材料は大豆、水、にがりです。天日で乾かされた大豆を水で戻し、水と一緒に砕いた大豆を煮ます。このときには必ず泡立ちます。煮上がったらそれを布でこして、液体と固体に分けます。このときの液体が豆乳、固体がおからです。次に豆乳ににがりを入れて分離させ、これを型に入れて重石を乗せて余分な水分を抜くと豆腐の出来上がりです。

 型の内側に、木綿布を使うと木綿ごし豆腐、絹布を使うと絹ごし豆腐となります。厚めに切って油で揚げると厚揚げ、薄く切ってあげると油揚げとなります。

 では、まずく感じるのはなぜでしょう。材料から見ていきますと、大豆は国産のものではないかもしれませんし、機械による乾燥かもしれません。水は適当な水かもしれません。作る工程で泡立ってしまうので、消泡剤を使うそうです。こんなものを添加している時点で変ですよね。

 決定的なのは凝固剤として使う"にがり"です。にがりは海水から塩を作るときにできあがるものです。しかしながら現在の海は汚染されているために天然のにがりを使うことはかえって危険です。したがってにがりの主成分である塩化マグネシウムを使うしかないようです。

 しかし、実際にはそれすらも使っていない。それは利益を得るために、他の凝固剤を使っているからです。大豆1俵60kgでにがり(塩化マグネシウム)を使うと、420丁程度、硫酸カルシウムを使うと1500丁、さらにグルコノデルタラクトンを使うと3000丁ができる。ここまで来るとすでに豆腐といっていいのかわからない。これだけ同じ大豆の量で作れる数が違うのですから、まずくなるわけです。 スーパーで売っているパック詰めのものは大手の豆腐会社による利益を重視した豆腐ですから論外です。

 豆腐は高タンパク質低カロリーで、肉でタンパク質を採るよりも体に良く、ダイエットにいいです。私は中学生の食べ盛りのときに、医者からの指導で「今からダイエットをしなさい。」と言われ、4ヶ月で無理なく5kgのダイエットに成功しました。そのとき夕食前に豆腐を半丁食べ、ある程度腹を膨らせておいてからカロリー計算をした料理を食べていました。これならば食べ盛りでもおなかいっぱい食べられました。

 ではおいしい豆腐を安く買い求め、食べるには、商店街にある豆腐屋に、さりげなくこう聞いてみることをおすすめします。「大豆60kgから何丁の豆腐ができますか?」この答えを聞いて判断してみて下さい。


カメラ撮影のコツ(1998/3/8)

 私がデジカメを購入して、少々使ってみて気づいたことがあるので、話をしてみたい。 最近はデジカメの普及からか、ホームページ(以下HP)に自分の顔写真を入れる人が多くなってきた。フォトレタッチソフトなどで縮小処理や減色処理をしてHPに載せているから画質が悪くなるのは仕方ないにしても、自ら変な顔と言っていることがある。つまり自分を鏡で見たときより、顔は丸く大きく写っているからだと思います。ではどうすればいいか説明しましょう。

 私は高校のときにつき合い半分で、写真部に入部していた。そのころ我が家にはCanon AE-1という一眼レフカメラがあった。ただ撮る写真では、文化祭などに出展する写真としては面白くないから、ちょっとしたテクを身につけた。そのなかにちょうど上に書いたことを解消する方法がある。

 まずは能書きから言わせてもらうと、カメラにはレンズがあります。最近の使い捨てカメラやデジカメのほとんどは焦点距離35mmか同等のものです。しかし人間の目は55mm。したがって、今いる地点から被写体(撮したいもの)間での距離を同じにしたとき、人間の目で見るよりもレンズを通して見る被写体は小さく、被写体の周りの風景も広角に見えるはずです。小さいものを大きく取りたいと思って近づいて良い顔を撮影をすると出来上がりは丸くて大きいくなります。なぜならば人間の目は平面ととらえてもレンズには球面にとらえるのでこのような結果になります。

 ではどう撮影するか。一番いいのは人間の目より焦点距離の大きいレンズを使用する。そうすると被写体が人間の場合には細身に写る。このときには被写体とは距離を開きます。最近はデジカメでも疑似2倍レンズモードもあるので画質の一番良いモードを選んで撮ると良い。では35mm固定の場合には、どうすればいいのでしょうか。それは被写体に対してやや見上げるように撮影する。こうすると細身になる。逆に極端に上から見下ろす感じで撮影するとずんぐりむっくりな写真ができる。これはこれで面白いので、是非一度やってもらいたい。他にもちょっとしたテクがあるが、一眼レフではないAFカメラやデジカメでは、レンズの選択、ズーム、絞りやシャッタースピードの選択ができないので、面白みが欠けていることが現実である。これからは偶然に撮れた写真が面白くなるのだろうか。ちょっと淋しい。


電磁波のお話(1998/3/1)

 みなさん、ひとことで言って電磁波とは何だと思いますか? 電磁波は電界と磁界が相伴って進行する進行波。つまり波です。俗に電波と言っているのも電磁波のことです。その波が上下に動く幅を振幅といい、1秒あたりの振動する数を周波数(単位は[Hz])といいます。この周波数の違いにより、波の名前が違います。ラジオに限らず、TVも衛星放送も電子レンジも携帯電話もPHSも無線もトランシーバーもレントゲンも、この電磁波を利用しています。

 通信に関して言えば、ある周波数の中で波に情報を載せて、それをアンテナでキャッチして、チューナーなどを通して情報を得るわけです。レントゲンはX線が体を突き抜けることを利用して、フィルムに焼き付けるようにします。そして電子レンジはオウム真理教のとんでもない使い方でもおわかりの通り、マイクロ波であります。

 便利に利用している電子レンジの動作原理は、電子レンジ内にあるマグネトロンというものでマイクロ波を作り、それを電子レンジ内に導入し、食品をマイクロ波が突き抜け、分子との摩擦熱から暖まるのです。ここであれっと思う人もいるかもしれません。物を突き抜けるマイクロ波は電子レンジから出ていないのかということです。はっきり言いましょう。使用中は少し漏れています。説明しますと、マイクロ波は金属でできたシールドと呼ばれる物からは出ることはできません。たいていは金属アミでシールドはできています。これがあると不思議とマイクロ波は漏れません。電子レンジは少なくとも電子レンジ内か機械そのものが金属板で囲まれています。そして扉のガラスの内側には必ず無数に穴のあいた金属が、ちょうどアミにようになってあると思います。これがマイクロ波を外に逃がさないシールドです。しかし、絶対に漏れないということではないので、少しだけ漏れています。一様この程度であれば健康面で問題ないということで実用されてはいると思いますが、使用中には離れていた方が無難です。

 今度は便利に利用している携帯電話とPHSです。これももちろん電磁波を利用しています。使い方はみなさんが使用しているとおりで、町中にあるアンテナと、個人がもっている携帯電話とPHSの間で、いつも電波によってつながっています。そして電話をかけるとき、かかってくるときには電波の出力つまり同じ周波数のままで、振幅が大きくなります。その出力の高くなった状態で耳に受話器をつけて話すわけですから、確実に脳味噌を電磁波が通過しています。マイクロ波ほど強力ではありませんが、通過しているわけですから少なくとも体にいいわけありません。海外では電磁波に当たると体や染色体に異常ができ、病気になりやすくなったり、産まれた子供が染色体異常になっていたりという話があります。日本は海外に比べてアンテナ設置数が多いので、高い出力にする必要はなく、ここまでひどくなることは無いとも言えます。しかし聞いた話で、お役所の電波に関して管理するところでの、携帯電話やPHSの安全性を認める資料では、耳から30c以上した状態で、出力○○[mW]以下であれば問題ないとあるそうです。電話は耳に付けて使うものだから、安全を認めていない領域で実際には使用しているわけで、携帯電話やPHSから出る電磁波は確実に自分の頭の中を通過していることになります。

 それから最近では携帯電話やPHSの使用する側のマナーが問われています。呼び出し音がやたらうるさいとき、でかい声で話す奴。大変迷惑だ!!! また心臓病のためペースメーカーを入れている人が電車の中で亡くなったという話を聞いたことがあるかと思います。はっきり言いましょう。その人のそばにいた携帯電話を持っていて、電話をしているか、電話がかかってきた人が殺人犯です。ご説明しましょう。これは医療機器メーカーに入社した私の同級生から聞いた話なので、真実です。ペースメーカーは、心臓を動かす筋肉の衰えによりタイミング良く動かせない人や時々止まってしまう人に取り付けて、心臓を電気的刺激により筋肉を動かす装置です。この装置は電池を使って動作します。したがって電池が切れると動作しません。では電池が切れる前に電池を交換し、かつその人にできるだけ手術をさせないようにするにはどうしたらよいか。それは弱い出力の電磁波を当てて、電池の残量を確認したり、ペースメーカーのプログラムを書き換えるそうです。このため電波を使うので、ペースメーカーそのものにシールドをつけらないそうです。携帯電話が鳴り出す瞬間には電磁波の出力は急激に上がるため、ペースメーカーがは30cm以内でこの電磁波を受けると大きく誤動作し、死に陥ります。満員電車に乗ったペースメーカーを入れている人は、まさに地獄行きの列車となるかもしれません。こういう事実があるということを知っていただき、是非とも電車やバスなどで携帯電話の電源はOFFにしていただきたい。

 このように電磁波は身近なところからいっぱい発生しています。電気製品からは必ず電磁波は発生しています。もちろん今あなたが向かっているディスプレーもかなりの出力で電磁波を発生しています。30cm以上離れていれば、特に問題は無いともいわれています。これだけで驚かれても困ります。実は今あなたがいるところでも電磁波は存在し、体を抜けています。しかも電磁波は波なので、複数の波が干渉して強めあった場所にあなたがちょうどいたとすれば、普通では考えられないほどの高出力の電磁波が抜けているかもしれません。このような電磁波は絶えず送られてくるTV,ラジオ、無線といった電磁波の偶然の干渉によります。したがって今の世の中、装置はほとんどが電気を使い、通信関係は有線と無線を使っています。どこに行っても電磁波は発生しています。無線に関しては有限であるために効率よく使い、無限に増えることはありません。しかし増え続ける電気製品の電磁波の発生は極力抑えてほしいものです。すでにそういう動きでやっているのですがまだまだこれからという風に感じます。

 最近、体が熱くなるとか、妙にだるくなるという方、もしかするとあなたいるところは電磁波の干渉が強めあっている場所かもしれません。


ニンニクの効力(1998/2/20)

 みなさん、ニンニクはどういう物と感じていますか? 臭いがきつくて嫌いという人、ラーメンや焼き肉には付きものと思う人いろいろとあることでしょう。でもニンニクについてよく知っている人というのは少ないと思うので、ここにお話しします。

 ニンニクは収穫後しばらく乾燥します。その後店頭に並びます。この時点でもニンニク独特の匂いという物はすでにあります。そして、このニンニクをおろすと匂いが一段と強烈になります。ラーメンや焼き肉のたれに入るときには、たいてい生ニンニクをおろした物が入っているかと思います。"匂いはきついけど、スタミナ付くなぁ"と考える人が多いかもしれません。しかし、100%体に良いとは言えません。

 ニンニクにはアリインという成分があり、それをすりおろすと、細胞の中に含まれているアリナーゼという酵素が働いて、アリインがアリシンになります。そのアリシンがニンニクの有効成分です。アリシンはタンパク質の消化をよくし、ビタミンB1の体内への吸収を高めます。また微量のゲルマニウムも含んでいるため、体内に酵素を運ぶ働きをするから疲労回復にも役立ちます。こんなにいいことだらけです。

 ところが、このアリシンは強力な殺菌力を持っています。生で食べると、胃を痛めたり、取りすぎによっては人間の腸の中の役立つ菌まで殺してしまいます。

 ではどうすれば、この強力な殺菌力を無くして、アリシンを体内に吸収すればいいのでしょうか。それは、火を通せばいいわけです。熱を通すと酵素のアリナーゼが壊れて働かなくなるので、アリインはアリシンにならず、アリインのままになります。だから、おろしたときのあの強烈な匂いはしません。 それでは効力がないって? 実は人間の体はよくできているもので、アリナーゼという酵素を持っています。だから消化器系にアリインが入ると、体内のアリナーゼの働きでアリシンとなり、時間はかかるが効果は発揮するというわけです。

 また、逆を言えばアリシンの強力な殺菌能力は使えます。焼き肉の焼く前の肉の漬けたれの中に、おろしたニンニクを入れておけば、食中毒などの原因となる菌は殺せます。アトピー性皮膚炎でお困りの方は、個々の体質にもよりますが、お風呂の中に、皮の付いたままの生のニンニクをひとつ入れて入浴すると効果があります。絶対では無いのでご注意を。

 さて、ではニンニクの上手な食べ方は?といいますと、そうグルメ!?のコーナーにあります。左のウィンドウをクリックしてみて下さい。

 


直噴エンジンて何?(1998/2/11)

 初回としてはかなり難しいことかもしれないが、仕事柄自動車の知識を入れているので、お話しします。三菱自動車のGDIエンジンで一躍有名になった直噴エンジン。実は日産自動車のNEO Diエンジンも、トヨタのD-4エンジンも直噴であります。

 直噴とは直接噴射の意味でエンジン気筒内にガソリンを直接入れているという意味です。では今まではどうだったのかといいますと、実はシリンダにガソリンを入れる前に、空気と混合した状態にし、それをあるタイミングでシリンダに入れます。そしてシリンダ内にある点火プラクでスパークさせ爆発し、その勢いでビストンを動かし、自動車を走らせる動力としていました。各自動車メーカはその混合比をきっと秘密にしていたと思います。

 しかしながら、直噴エンジンはというと、ガソリンを直接シリンダ内に吹き込ませ、きちんと空気と混合させています。そのときに重要になるのは、ピストンの頭の形状のようです。今度は多分ここが秘密であるかと思われます。

 この程度ならば、わかる人にはわかることかもしれませんので、もう一つ。点火プラグについてです。昔の接点式ポイントのものから、電子制御のポイントになって点火プラグにスパークさせていますが、今はちょっと違うようです。

 同じ電子制御でも、スイッチが入って電圧がかかってバチッとなるものから、いつでも電圧がかかっている状態で、点火のタイミングを表す信号が入ると、すぐにバチッとなるようになったようです。これであれば、確かにミリ秒単位の話では違いがあります。今の自動車はセンサやマイコンの固まりです。

 なお、この内容は具体的な書物などを見たわけではなので、かなり人からの伝聞であります。あくまでも知識ですので、間違って覚えていても知識です。真に受けないようにして下さい。また明らかな間違いであれば、こうなんだよという風に教えて下さい。


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