豆腐の厚揚げ(1998/4/27)
夏の夕食に合う豆腐料理に、冷や奴が定番メニューとしてあるが、豆腐の厚揚げも是非とも試してほしい。よくあるのかもしれないが、うちではこうして食べている。
豆腐屋で買ってきた厚揚げを、魚を焼く網の上に乗せ芯まで熱が通り、まわりはほんのり焦げ目が付き始めた頃に火からあげ、熱々の厚揚げの上に、あらかじめ刻んで置いた長ネギのみじん切りとかつお節をかけ、しょうゆをかけて食べる。場合によって、おろした生姜をのせるのもアクセントとしていい。これを食べながらキーンと冷えたビールを飲むのは最高である。
おじさん臭いメニューかもしれないが、女性の美容にもいい。なぜなら豆腐は植物性タンパク質であり、低カロリーであり、動物性タンパク質と違って体に悪い作用をするは無いと言っても良い。他に油物を採らなくても、この厚揚げの油で一食分としては十分である。私が一時医者の指導のもとダイエットをしたとき、どうしてもおなかが減ってしょうがないので、夕食の前には豆腐半丁を食べてから夕食を頂いたものである。こうするとたっぷりと夕食を食べたくても食べきれず、結果としてカロリーを押さえて、栄養はきちんととっていることになり、健康的にダイエットはできた。
おいしさと健康のために是非おためしあれ。
柿の種(1998/3/21)
酒のつまみにおやつで有名な柿の種。みなさんお好きですか? 私は柿の種、あられや煎餅といった米菓が好きで、それも特に堅いものが好きです。柿の種の堅いものはありませんが・・・。 ちょっとずつでもポリポリ食べられ、ガバッとお口に入れてバリバリ食べるのもおいしいですよね。
でもこの柿の種、製造メーカーによって味が違います。酒井法子を起用して柿ピーで有名になった亀田製菓や、でん六のピー柿などありますが、私にしてみれば、ピーナツが入っている時点で邪道に感じます。塩味もきつく感じますしね。やはり柿の種は元祖の浪花屋製菓に限ります。
元祖柿の種は、ブリキの缶に入っていることで有名になり、私を含めより年輩の方は缶のあの懐かしい絵柄を知っているかと思います。このメーカーは新潟県に本社があります。あの独特の風味と歯ごたえがあり、程良い辛さが酒を進ませます。全国どこでも手にはいるかどうかわかりませんが、新潟県に行けば手に入ります。未確認ですが、駅の売店でおなじみのキオスクでもあるとの話を聞いたことがあります。是非とも一度は食べてみる価値のある素朴な一品です。
(ここを読む前に、おるそんの知恵袋を読むことをおすすめします。)
ニンニクは火を通すと体に害は無い。でもどうニンニクを食べるか、これが結構知られていない。大抵は香り付け程度にしか使われていないことでしょう。では、私流で、かついっぱい食べても翌日には匂いのない料理方法を伝授いたしましょう。
一般には、蒸す、焼く、油で焼くもしくは揚げると料理法ですが、これが結構匂いが後まで残ることが結構ある。必死で牛乳やコーヒー飲んだり、歯を磨いていもあの匂いが取れなかったりする。そこで登場するのが、またもや電子レンジというわけです。ニンニクを皮の付いたまま、レンジに投入します。時間は電子レンジの出力ワット数にもよりますが、1かけらに付き、20〜30秒の加熱でホコホコとしたほとんど匂いのないニンニクとなります。
時間の目安としましては、時間が足りないとまだ強烈な臭いがニンニクそのものから匂います。時間をかけすぎると、しわだらけで炭化して、食べてもカチカチで苦くなります。ただし、電子レンジで暖めますと、加熱中はニンニクから匂いが発生します。そしてその匂いは電子レンジそのものに移りますのでご注意下さい。
では、電子レンジ調理後のニンニクを使って、おいしい食べ方をいくつか紹介しましょう。
その1 そのまま食べる(結構いける)
その2 豚カツやハンバーグなどの付け合わせにする
(ソースなどにちょっとからめて頂く)
その3 炒め物の食材として一緒に炒める
(香りがほしい人は、ひとかけらだけ最初に炒めるといい)
その4 シチューやカレーなど普段使わない料理に入れる
(匂いがないんだから、ひとつの食材として入れるのは面白いと思う)
ざっとこんな物でしょうか。
さて、もう一つ注意をします。初めて食べる方はひとかけらにして下さい。なぜならば、効果がでるまでは時間がかかりますので、夕食に食べた場合には、効果が出るのは深夜です。そして体が異常に火照ります。したがってその火照りを冷ますには結構大変です。この時間帯に体が火照り、スタミナが付いてしまっては、ねぇ。どう直します? 直し方ですか? 自分でお考え下さい。
では、正しくニンニクをお食べ下さい。
地鶏と粒マスタード(1998/2/14)
研修先で昼食に食べたもので、家でもこれに似たものを食べたことがあり、しかもおいしいので、試してもらいたい。別に粒マスタードだけ食べて頂戴という意味ではありません。
正確な料理法ではありませんが、きっとこんな調理方法だと思われるのでお教えします。鶏肉を塩・コショウで下味を付けて、フライパンに薄く油を引いてから、鶏肉の皮の方から焼き始め、表面がこんがりときつね色になるまで焼きます。皮の方から焼くことで、鶏肉そのものから油が出てくるので、やや強めの火加減のままカリッと焼きます。そして、粒マスタードを表面にぬり、とろけるチーズを乗せて、オーブンで焼きます。焼き上がったものを皿に載せ、熔けたチーズの上にトマトソースをかけ、温野菜などを添えて出来上がりです。
粒マスタードとは、その名の通り、あのよくある黄色のマスタードにつぶす前の粒が入っています。これが口の中でプツッとつぶれるとお口の中でふわっと風味が広がり、ピリッとした刺激があり、何とも言えません。ウイナーソーセージに付けて食べるのも非常においしいです。
ここで、食する鶏肉ですが、我が家で似たような料理をするときには、地鶏を使います。たいていスーパーで売られている鶏肉というものは、ブロイラーと呼ばれています。人工的に育てられたもので、暗くて狭い中で餌を食べ、太陽の光を見るときには、出荷されるときという鶏肉製造工場みたいな所からの鶏肉がほとんどです。それに対して、地鶏は太陽光を浴び、庭を歩きはね回るようなきちんとした運動をし、菜っ葉系の野菜や、ミミズといったごく自然のものを与えているので、調理をする前の状態だけでも違いがよくわかります。実際に焼いたものを食べるだけでも、地鶏は非常に歯ごたえがあって、スルメのように噛めば噛むほど味があります。
地鶏のジュワーっとジューシーな味と、粒マスタードのピリッ、ふわーっと言う感じをどうぞおためしあれ。
じゃがいも(1998/2/11)
じゃがいもはうまい。数年前に友人に連れられてラケルという店に行った。学生であった私は、ちょっとリッチな気分になり、ある料理を頼んだ。それには付け合わせで、皮付きのゆでたじゃがいもがひとつある。ナイフでひと口大に切って口に放り込む。特にソースを付けたわけではないが、素朴な味でものすごくうまく感じた。当然素材の味重視の私としては、これをまた食べたくなった。
ある休日のブランチに、じゃがいもがあったので早速取りかかった。じゃがいもは皮の泥を水で洗い流す程度で、沸騰したお湯に入れ茹でた。待つこと10分。箸をじゃがいもに刺してみるが、中心はまだ堅いようだ。再度茹でて結局20分の茹で時間で茹で上がった。
これだけ待てば腹が減っているので、何でもうまいと思うかもしれないが、味の方は格別うまい。特に皮や皮のすぐ下のあたりが一番うまい。しかし、これでは食べたいときにすぐには食べられないと思い、ちょっと考えた。そこで考え出した調理法は電子レンジで、というわけである。
電子レンジ調理法は、簡単である。まずじゃがいもの泥を水にて洗い流す。そして熱に耐えるビニール袋に入れて密閉し、大きさに応じて時間を調節して暖める。あとは時々箸で刺してみて芯が堅くなければ出来上がりです。たったこれだけです。
注意としては、大きな器にじゃがいもを入れ、ラップをして暖めてもできます。しかし、この方法では暖めた後、器が熱くなりすぎるのでやけどの心配があります。だからビニールということにしました。
また応用例としましては、シチューなどにじゃがいもを入れるときには、あらかじめ切ったじゃがいもを電子レンジにてある程度まで暖めて、鍋に入れると煮込む時間が少なくなります。
じゃがいもをそのままで食べるのはちょっとという人は、塩をかけたり、バターを付けるのもおいしいです。あとバターとしょうゆをを付けるというのもおいしいです。ぜひおためしください。