For Creative
著名な写真家のヌード作品をセレクトしてまとめたオムニバス形式の写真集。 ヌードという写真表現が、方法論ではなく結果論であることを、一般に知らしめた功績は計り知れない。
『ヌード』 1〜4 /朝日出版社(1987-1991) |
メイプルソープの写真集の中でも、比較的各時代、各テーマごとにムラなくセレクトされた一冊。正方形の画面を見開きの片側に1点づつ並べた紙面構成も見やすい。
『TEN BY TEN』 /洋書(1988, West-Germany) |
日本のファッション誌としては、比較的早くからオリジナリティのある編集コンセプトを持っていた。毎号打ち出すテーマは質的にも量的にもヴォリュームのある内容となっている。
『DUNE』 季刊/アートデイズ |
ジャン・フランソワ・ジョンベルの最新(?)写真集。イミテーションの生活感は、モノクログラデーションによる肌の質感の描写の最高の舞台となる。同じフランスのポートレイト作家ということで、ジャン・ルー・シーフと並べて語られることもあるが、やはり正反対の作家だと思う。写真から漂う、モデルと写真家との間に適度の緊張をふくんだ空気は、私のもっとも憧れる部分でもある。 『FOU D'ELLES』 /洋書(1996, Frace) |
スーパー・アートディレクター、ファビアン・バロンが手がけるファッション誌。 タイポ・グラフィーという要素だけで、これだけの紙面デザイン・バリエーションを生み出す想像力は、我々凡人からすれば神懸かり的。編集テーマと写真を見事に調和させるエディトリアル・デザインは、ひと月でバック・ナンバーとなってしまうファッション誌には過剰とも思える。
『Harper's BAZAAR』 /洋雑誌 |
私の命の恩人(?)、ありがとう渋谷陽一。個人情報誌としてスタートしたはずだったが、その後リクルートに抜かれた形か。現在は開き直って、編集方針変更して成功を収めているようだ。 ポートレイトをかしこまらず、ポップな感覚で提供している。
『H』 月刊/ロッキング・オン |
日本の数あるファッション誌の中でも、かなり個性的な雑誌と言えるのではないだろうか。ヴィジュアル的なイノベーションを感じさせつつ、同時にマーケティング的なポピュラリティーを勝ち得ているのは、見事と言うほかない。
『ゾラ』 /祥伝社 |
テキストがローマ字化されて、いよいよ読者との隔絶感を楽しんでいるような・・・。創刊当初、ファッション誌だとわざわざ宣言するあたり、異端であることへの自覚と自己陶酔が感じられる。写真そのものより、シチュエーションやコスチュームのアイデアがユニーク。
『ジャップ』 月刊/ |
本文が英語だったりして、どうゆうコンセプトかよく分からない雑誌だが、写真を生かした出しゃばらないデザインが良い。
『IN NATURAL』 隔月刊/ネオ ファクトリー |
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