忘年会続きで遊んでいるうちに98年は暮れ、正月だと言って飲んだくれてるうちに今年も12分の1が終わってる。
我ながら、進歩のなさに愕然とするけど、元気なのが何より・・・・かな。ビール、地ビール、ワインに日本酒、ブランディ、テキーラ、リキュール・・・と相変わらず連日楽しく飲んでいる。
今夜は、ラタトゥイユでワイン。
ズッキーニが安かった(2本で98円!)ので、ラタトゥイユにしたのだが、野菜料理とはいえオリーブ油をどぼどぼ使うから意外と高カロリーかな・・・・。
やっと、野菜の値段も落ち着いてきたのが、嬉しいね。酒日記の更新は、今年もマイペースでぼちぼちやっていくと思う。
感想、突っ込み、情報などなど、よろしく!
最近は、また定番ビールを「クアーズ」にしている。
乾燥する冬の部屋で飲む軽めのビールってのも喉に気持ちが良い。
そこで新発売の「ラガースペシャルライト」というのも試してみる気になった。ライトビールでおいしかったものは少ない。
「クアーズライト」は、けっこう爽やかさがあって良かったが、他には良い印象のものはない。
期待しないで飲んでみることにした。意外とまずくない(笑)
CFでも、「ライトビールなんか飲めるか!と言いながらも腹の出っ張りを気にしてるオヤジ」が
ターゲットってことがわかる。その状況には共感できる年頃・・・・。
うるさいオヤジにも納得できるように、ビールとしての味わいは損なわないデキになっている。
が、やはりドライな印象が強い。炭酸が酸味となって感じられてしまう。
通常のラガーの苦みと重みを抜いた感じということで、ラガーライトという名前通りの味。
ラガーの苦みを抜いたということでは、「一番搾り」のほうがすっきり感があっておいしい。
何と較べて飲むのがフェアな評価になるのか、もう何本か買って試してみたい気はする。カートンで買うほどではないけれど6本セットなら買ってもいい。
食事の始まりにサラダやキムチなどと1本飲むという、現在の定番「クアーズ」を楽しむのと
同様な飲み方に合う。
冬は、ビールを飲み続けないでメインディッシュ(たいがいは鍋(笑))になったら日本酒に
切り換えるので、食前酒的なこういったビールも出番が多い。さて、キリンの看板でもある「ラガー」から重厚さをマイナスしてまで「ライト」にした効果は
いったいどこにあるのだろうか?
広告では、糖分を何パーセントカット!と謳っていたが、商品にはそのことはどこにも表記されて
いない。
カロリー表示さえ、ないのだ。
コンビニで売ってる缶入りやペットボトル入りの飲料には、たいがいカロリー表示がある。
酒類は、それで栄養を補給するものではなく嗜好品なのでカロリー表示や栄養成分表がないのは、
わかる。
しかし、「ライト」と言うからには、何がライトなのかはっきりさせるべきではないだろうか。
何となくカロリーが低そうなイメージというだけでは、このビールを選ぶ気にならない。
アメリカのスーパーマーケットには「LIGHT」と表示されたスナック菓子が棚に
ずら〜っと並んでいる。本来は身体に良くないジャンクフードなのだけれど「LIGHT」なら
いいかな、という意志薄弱なでぶが、それをショッピングカートに山ほど積む・・・・。
栄養学の知識はないけれど「カロリーが高いものがいけないらしい」とだけ聞きかじった中途半端な
健康を気にする層は、日本にもたぶん、多いと思われる。
「ライト」なら、普通のよりも少しは身体にいいらしい、と錯覚させようとしているのだな。
出っ張った腹は気になるけど、それを気にしていることを知られたくないという努力が嫌いなヤツが
買いやすいように、商品にはカロリー表示をしていないのだな。缶のデザインは、ホワイトベースで明るさを出し、そこにラガーの古典的なエンブレムを黒とゴールド
というきりっと堅いイメージで配するという、実にわかりやすいデザイン。
そこに、糖分カットだのカロリーOFFだのとごちゃごちゃ書き込んだら、デザインが死ぬことは確か。果たしてこのビールが、「一番搾り」のような定番として残ってくるのか、今後が楽しみ。
気が向いたら、キリンに何カロリーあるのか問い合わせてみようかな。
実は、出っ張った腹については、切実なのだ(笑)
「ラガースペシャルライト」
麒麟麦酒株式会社
原材料:麦芽・ホップ・米・コーン・スターチ
アルコール分:約5%
「ラガースペシャルライト」を飲んで、ふと従来の「ラガー」を飲みたくなった。
ふだんは、あまり買わない。たまに飲むキリンラガーは、やはりキリンぽい味。
昔ながらの麦酒の香りを感じる。
が、意外と苦みはないし、コクも浅い。
ラガーは、瓶ビールで飲むほうが、楽しいかもしれない。
いかにも、「おやじビール」という苦みが残っていて、ノスタルジアにひたれる。
ノスタルジアにひたれるほど大昔から酒を飲んでたわけじゃないけど、赤ん坊の頃からパパの膝に
乗っかってときどきビールをなめては、苦くて泣いたりしてた・・・・らしい。キリンラガーは、数年前にリニューアルされている。
苦みをおさえて軽めの味に変わったのだ。
賛否両論あったが、結局「スーパードライ」にシェアを取られただけの結果になっているのでは
ないだろうか。
私も、苦いビールはあまり好きではなかった。バドワイザーとクアーズが一番好きだった。
しかし、たまにはしっかりした苦みとコクのあるビールを飲みたいこともある。
全てが同じ方向に向ってくれるより、個性あるビールが様々な味を競ってくれるほうが楽しい。苦いから嫌いだった「キリンラガー」だが、私が成長した(?)こともあって、飲みやすく感じる。
でも、キリンのラインナップから言えば、「一番搾り」の方が美味しいと思う。
(キリン・ヨーロッパは、なかなか良かった。ペールエールが特にうまかった)一番搾り、ビール工場・・・・とキリン巡りをしてみようかしら・・・。
ま、今の私のお気に入りは、サッポロの「ほろ苦さ」が程よい「冬物語」なので、あまり爽快なビールには
良い点を付けないような気はする(笑)そうそう、カロリー問題なのだが、キリンのホームページに載っていた。
「ラガースペシャルライト」のカロリーは、119kcal。
「当社の従来のビール」(ラガーのことだよね)は、140kcal。
但し、「糖質をカットしている」ことがミソ。
アルコールからのカロリー摂取は体温の上昇などに使われ、糖質からのカロリー摂取に較べて蓄積されにくいと
言われている・・・・・(諸説あるらしいが)。
ともかく、晩酌に1本という人なら、何でもいいのでしょう。
飲み始めると4本くらいずるずる飲んじゃうようなヤツは、ちょっと気にしたほうがいいのかも〜(笑)
どうせさ、おいしいものはカロリーが高いに決まってるのよ。
うまいもん食って、うまい酒飲んで、それでウエスト56になろうってのが、まちがいなのよね(笑)
「マーフィーの法則」にも、そんな意味のがあった。
この世の中での楽しいことって、法律に触れるか太るかのどっちかだっていうようなのが。
大いにごもっともだ。
「キリンラガービール」
麒麟麦酒株式会社
原材料:麦芽・ホップ・米・コーン・スターチ
アルコール分:約5%
「キリンラガースペシャルライト」のCFの中に「ライトビールは嫌いなんや」というのがあって、
そういや、低カロリーとかライトとかってビール、最近あまり見ないなと思っていたら、
サッポロの「カロリーハーフ」は健在だった。これにはちゃんと缶に熱量を含む栄養成分表示がある。
100mlあたり23kcal。1缶350mlだから・・・・(計算苦手(笑))。
通常のビールの約半分程度のカロリーであることは、確かなようだ。
アルコール度数も、約3%だから、半分近いね。味は、ビールっぽい苦みを生かして、それっぽくは、仕上げてある。
ルートビア(ノンアルコールビール)と同じような感覚。
まずいということはないが、少々わざとらしい味を感じる。
先入観があるせいだとは思うが、炭酸水で薄めてしまったような気がしてしまう。缶のデザインからして、「カロリーハーフ」ということを前面に押し出している。
とてもわかりやすい。
そういう意味では、大変に潔い。病気があって体重を落とさなければならないが、ビールをまったく禁止してしまうと逆に
それがストレスになってしまうような人が、仕事のあとのお楽しみとして1本だけ大事に
飲むには、必要なのかもしれない。存在意義は認める。
体重が「気になる」程度の人は、これを選ぶ必要はないはず。
だけど、巷にはダイエット食品といわれるものが氾濫している。
それを食べれば痩せるってわけじゃないのにね。
カロリー半分だからって、がぶがぶ飲んでたら、ヤバいのは同じ。
意識が低ければ、ダメってこと。
そこらへんのダイエッターの心理は、手にとるようにわかる。
わたしが、その代表格だから(笑)ほどほどの量で抑えられれば、苦労しないってことかな。
気に入った味の、おいしいビールを、少しだけ飲んで満足できるようになることが、一番ですな。
ははは・・・・<虚しい(笑)
カロリーハーフ
サッポロビール株式会社
原材料:麦芽・ホップ
アルコール分:約3%
「発泡酒」についてとりあげるのは、今回が初めてである。
飲んだことはあったのだが、あまりに人をバカにしたような味だったので、あえて書いていない。
ドラフティーとスーパーホップスのことだ。
ビールより安いんだから、こんなもんでいいだろと言わんばかりの「色付き炭酸水」を
飲まされちゃ、わたしもしばらく「発泡酒」に手を出さなくなる。
「麒麟淡麗生」は、評判が良いようなので、試してみた。ビール好きの友人で、これを「発泡酒」と知らずに飲んでいたヤツもいる。
なるほど、「色付き炭酸水」っぽい怪しさはなく、ビールっぽい。何といっても、缶のデザインが堂々としている。
「麒麟」という太くて横長な文字は、存在感とともに自信を感じさせるじゃないか。
「発泡酒」だからと普通は軽い雰囲気にしがちなところをあえて逆手にとったキリンの作戦勝ち。
本格を感じさせるデザインは、さすがだ。味は・・・・・。
「淡麗」とは、うまく言ったものである。
色も淡く、コクや深い味わいはないけれど、香りはある。
どうしても「薄味」な印象になるが、「淡麗」といわれれば、まったくその通り(笑)
昔、どこかの会社のワープロが、液晶画面が他社のものより暗く、売り場で見劣りがしたとき、
「弊社の液晶画面は、目に優しい明るさになっております」と言い抜けた話を思い出す。「淡麗」だからといって、日本酒の淡麗と違って、繊細な和食の味を引き立てるかというと
そうはいかない・・・・。
相乗効果を期待できる味ではない。が、通常の食事に合せるには充分だと思う。アルコール分は、約5.5%と高め。
どうせ買うならアルコール度数高いほうが「オトク」な気がするような「飲んべ」が
ターゲットなのだろう(笑)この発泡酒がウケるわけは、わかった。
が、わたしの好みではない。
軽いビールも好きだけれど、バドやクアーズほどの個性は感じられない。
現在の価格差なら、クアーズをカートン買いする(バドよりクアーズのが安い場合が多い)。
麒麟淡麗(生)
麒麟麦酒株式会社
原材料:麦芽・ホップ・大麦・米・コーン・スターチ・糖類
アルコール分:約5.5%
「ビアウォーター」。
ネーミングからして、どうしようもない。
カルピスじゃないんだから、ビールを薄めたような名前つけてどうする気なのか。濃いブルーと白のシャープな缶のデザインも、ポカリスウェット系の飲み物に似合うデザイン。
おいしいビールという感じは、全然してこない。いやな予感はしたけれど、力の入った新製品なのかも、と買ってみた。
いやな予感は、大当たりだった。色は淡め、炭酸キツめ。スーパードライのライトバージョンといった位置づけか。
アルコール度数は、「ファーストレディ」と同じ4.5%。
「ファーストレディ」のほうが、ずっと旨い。
いったい、どういう人がどういう状況で飲むビールなのだろうか?
スポーツ後に爽やかに飲めとでもいうのか?
それなら、4.5%のアルコール分は、けっこう重い。
食事の際に飲むには、味わいが足りない。
炭酸っぽさばかりが気になる。
これなら、ペリエを飲んだほうが、ずっと食事がおいしくいただける。CFに使われている「JOY TO THE WORLD」がいい曲なだけに、残念。
アサヒ、こんなもん作ってるようじゃ、ヤバいんちゃう?
アサヒ生ビール ビアウォーター
アサヒビール株式会社
原材料:麦芽、ホップ、糖類、香料
アルコール分:約4.5%
とうとう発泡酒をカートン買いしてしまった。
買って帰るときに「私はしがない貧乏人です。でも麦酒が飲みたくてしょうがないんです。
そういう意地汚い私は安い発泡酒をこうやってディスカウントストアで箱で買うんです。」と
いうことが姿形からバレないように、こそこそしてしまった(笑)
見栄じゃないのだ、恥じらいなのだ。
人間、恥じらいをなくしては、いけない(そういう問題なのか?!)。
箱もよくできたもので、最も表面積の大きい底面の片面が、小さいロゴだけで地味にできている。
消費者の心理をよくつかんだデザインだ(笑)この「Brau」(aにウムラウト。相変わらず欧文が打てない)、値段のわりに美味いのだ。
「発泡酒」に幻滅したところが「麒麟淡麗生」でちょっと見直し、話題の「ブロイ」も飲んでみようと
試しただけだが、これはイケる。キリンの淡麗生に対して、こちらはサッポロ芳醇生。
名前に偽りはなく、ちゃんと香りが楽しめる。
缶のデザインにも、黄金色の麦が描いてある。
これなら、平日の定番にしてもいい!といきなりカートン買い。
クアーズより1000円近く安かった価格差も、ポイント。企業の努力には、頭が下がるよね。
あんなドラフティなんての出して平気でいたくせに、麒麟が淡麗生を出してきたら、研究を重ねて
ちゃんとこういうまともな発泡酒作ってくるんだもんね。
やればできるというか、企業の生き残りは必死というか・・・・。
一線で働いている人たちは大変だろうけど、安くておいしいものが飲めるようになることは、
嬉しいこと。ブロイを開発した方々に、ぜひ乾杯したいよ!こうなってくると、そろそろ発泡酒にも高い税金かけてくるようになるんだろうな。
税制もヘンなところはある。けど、払うことはいやじゃない。
ちゃんとまともに使ってくれればね。
地域振興券たら言うしょーもないもの配りちらすよーなことを決めた議員さんたちのふところに入ると
思うと、払う気なくすわね。
サッポロ<芳醇生>ブロイ
サッポロビール株式会社
原材料:麦芽・ホップ・コーン・スターチ・糖類
アルコール分:約5.5%
シーフード料理大好きなわたしが、今までブイヤベースを家で作ったことがなかった。
材料いろいろと揃えるのが面倒、サフランが高い(笑)などの理由。
そんなにかしこまらなくても、適当にぶちこめば何とかなるんじゃないかな、と
ブイヤベースに初挑戦した。
レシピも何もない。
こうやって作れば、そんな味がするんじゃないかなぁ〜というイメージだけでの挑戦だ。意外と簡単に、ものすごくおいしくできたので、メモ代わりに書いておこう。
TRYで作ったものって、その場限りで忘れてしまうことがあるのでね。鍋にオリーブ油をどぼどぼっと入れて、そこにスライスしたニンニク、薄切りのタマネギ、ニンジンを
順に入れて炒める。
アサリを入れて、白ワインを注いで、エビ、ほたて(安く上げるために刺身用じゃなく煮てあるやつ)、
を入れて軽くなじませる。軽く塩・胡椒。
水を適当にいれて、たら(生がなかったので甘塩のだったけど、だいじょぶ)を入れて、ついでだから
そこらにあった舞茸も入れて、サフランをぶちこんで、ちょっと煮る。
あくをさくっとすくってから味見。塩かげんはここで調整。甘塩たらを使うと塩はいらない。もう、できあがりさっ。
エビとかって、ぐずぐず煮込んでいるとかすかすになっておいしくないし、これでOK!器に入れると、鍋から味見したときより、また、ぐ〜んとおいしく感じる。
アサリ(1パック100円)からの旨みに頼ってる部分が多いと思うんだけど、
複雑な旨み成分がまざりあってる味がする。
冷凍のエビって、仕上がりの色は赤く綺麗なんだけど、味は大して出ない。
お客さまにお出しするなら、立派なアタマ付きの大正エビなんぞを入れてみるといいかも。見た目は豪華じゃないけど、おいしきゃいいのだ。
ブイヤベースなんざ、もともと港町(マルセイユ)の漁師料理から家庭料理になったもの。
フランス料理屋で気取って食べるものじゃない。
いいかげんでいいんだよ、たぶん。合せる酒は、当然白ワイン。
1000円以内のワインで充分。
シャルドネを使ったチリの「コンチャイトロ」でいただく。
今夜は「コンチャイトロ」のベーシックなヤツだったけど、これの「DIABLO」ってのが
ちょっと高いけどとてもおいしい。私のお気に入りだ。わたしは、本首っ引きで、料理を作ることは好きじゃない。
自分のイマジネーションで、こんな味にするには、こうすればいいかなと工夫しながら作ることが
何より楽しい。
それって、絵を描いたり曲を作ったりするのと同じようにクリエイティブだもん!
料理の基本を知らない私でも、意外と失敗って、ないものだよ。
勇気を出して、TRY!
CONCHAyTORO Chardonnay
コンチャ・イ・トロ社(チリ)
輸入業者名:メルシャン株式会社