PCエンジンソフトレビュー 今からでもこれをプレイ!
第3回
「プライベート・アイ・ドル」
'95.8.11発売/発売元:NECホームエレクトロニクス/ジャンル:アドベンチャー/1人プレイのみ/私的評価:95点
今回紹介するのはスーパーCDロム用のアドベンチャーゲーム「プライベート・アイ・ドル」。第1回,第2回は何となくウケねらいっぽくなっていましたが(^^;今回はマジです。
舞台は近未来の日本。プレイヤーは人気急上昇中(らしい)のアイドル「メイ・スター(声:小野寺麻理子)」となって人工知性体のパートナー「ナビ(声:かないみか)」と共に撮影現場や旅行先で起こった事件を解決していくというものです。第1話、第2話前編後編、第3話の4部構成となっています。
ゲームの方はただただコマンド総当たり式のよくある探偵ものと違って、ドラクエ等のRPG風のマップ内を歩き回って移動し、聞き込みをしたり証拠品などを探して犯人を追いつめていくというのが基本ですが、それ以外にも地図を作成したりパズルを解いてみたり迷路に入ったり簡単な謎解きがあったりとバラエティに富んでいて、だれるとか途中で飽きるといったことがありません。
そして何といってもすばらしいのがグラフィックの美しさ。基本となる移動画面ももちろん綺麗なのですが、キャラとの会話時に表示される顔グラが画面の半分を占めるほどの大きさで、石田敦子デザインのキャラクターたちもきちんと再現されていて「PCエンジンでもここまでできるのか!」と感動しました。しかもそれが全てのキャラ、ただの通行人のおばさんなんかにまで用意されているのですから驚き。その上、登場人物全員全てのセリフを喋ってくれるのだからもう言うことなしです。声優陣も小野寺麻理子、かないみかの他に永島由子、久川綾、丹下桜、置鮎龍太郎、関智一等々文句無し!

ゲーム画面はこんな感じ
所々に挿入されるビジュアルシーンもフル画面ではないものの結構綺麗で、こちらもキャラの魅力をきちんと再現できていると思います。
センスが良くてかっこいいオープニングは必見。またエンディングも小野寺麻理子&かないみかが唄う歌を含め十分納得の出来で音楽もPCエンジンの中ではトップレベル。CDアクセスも特に気になる事はないはずですがアーケードカードがあればさらに快適です(もちろんアーケードカードが無くても動きます)。

「ボクは あなたを許さない!」
金田一少年や江戸川コナンもメイちゃんにはかないません(笑)
欠点は無いと言ってもいいくらいですが、第3話の犯人はあまりにも悪人顔なので事件が起こる前から「ああ、こいつが黒幕か。」とわかってしまうのがダメ。あと個人的に自分のことを「ボク」と呼ぶ女の子はちょっといや。ま、かわいいからいいけど(笑)。
PCエンジンのアドベンチャーゲームでは最高傑作であるこの作品。おそらくどこでも2000円もあれば買えると思いますので(私は新品980円でしたし)PCエンジンユーザーの方はぜひともプレイしてほしいです。
最後に一言:プレステでもドリキャスでも声優変わってても(小野寺さんが声優界を引退したため)いいんで続編出してくれー!ゲームがダメならOVAとかでもかまいません。頼みますよヒューネックスさん!