団結のウイルス(対立のウイルス)

──反戦平和を唱える団体がなぜか分裂・対立している──

?なぜ、セクトに分かれてしまうのか? 自らまいたウイルスで分裂した学生運動?

   「裏切り者!」この言葉があなたの良心の声をかき消してしまう

 ひとはとかく、ものとごとの正邪よりも、人間関係でものごとを判断してしまうことが多い。とくに日本人は、人間関係を大切にする傾向が強く、学問の世界でも閥をつくる。(つまり親分の学説に反対できない等)まして、日常では、推して知るべしである。人間のこの弱点を故意に突いたのが、この"団結のウイルス"である。団結を叫べば叫ぶほど、他と対立するという妙な現象が起こる。そして、あげくの果て、仲間同士で殺し合ったりするもするのである。
 人は思想も信条も、一人として同じ者はいない。異なる者同士がいかに調和してゆくか?これが大切である。異質な人間を排除してはいけない。

ウイルスの構造

内    容

カバー〔C部〕

ウイルスの宿主

団結と仲間の絆・信頼

アンカー〔A部〕

ウイルスの本体

我々は、○○と闘っている仲間である

我々は、○○の側ではなく××の側である。

我々は、○○とちがって××だ

ターゲット〔T部〕

狙われた思考のバグ

同じものを信じる仲間と一緒にいたい

正義よりも仲間を大切にする(義理より人情)

(だから?)正義を主張する団体に属したい

自分たちは正義の側にいたい。

私は仲間を裏切る人間だと思われたくない

闘う者がカッコイイ。

我々は他の団体より優れているという競争心→セクト化

一国一城の主でいたい(鶏口牛後)→セクト化

セレクション〔S部〕

利己心による選択

全体の調和か、それとも、仲間(だけ)の団結か(分裂→闘争→勝利)

自分の良心か、それとも、仲間の団結か

メソッド〔M部〕

ウイルスの発症・強化

共通の敵を作る

対立点を見つけて、自分たちの側であるか踏み絵をさせる
(思想の踏絵)……署名活動など

エフェクト〔E部〕

ウイルスの症状・効果

否定されるもの

全体の調和

個の良心の声

(個が集団に埋没し、集団の決定に逆らえない)

→集団の決定に逆らう者は裏切り者とされる

感染時の症状

敵か味方かという『二元論』の思考形態

異質な人間を排除する

調和思考ではなく、勝つか負けるかという対立思考

似ている主張をする者や団体を憎悪し、
協力できない(近親憎悪)