SP310カットモデル

日産自動車から神奈川県立博物館を経て当SROCに寄贈されたSP310カットモデルは神奈川県の井上氏のご好意で長い間保管していただいた。

このSP310カットモデルの落ち着き先が去年10月12日静岡県御殿場市小山町に在る原田コレクションの『レーシングパレス』に納車され、以降、当館レストア部にておいてレストアされ、このたび展示された。カットモデルはしばらくの間レーシングパレスに展示され、いずれ、姉妹館である河口湖自動車博物館に移される予定である。FISCOより5分ほど手前の位置ですので近くに出向いたときは是非見学をお勧めする。

2000年6月発行 SROCニュース&レターズより

おそらくこのSP310が新車当時に、日産自動車の生産工場のお膝元である神奈川県の県立青少年センターに寄贈され、それから長くこのSP310カットモデルは、車の構造を子供たちに見てもらう為に展示されていた、そして、1987年日産を経てSROCに託された。そのあとにはもちろんフェアレディZ32型が同じくカットモデルに加工されて展示され、将来の自動車エンスージャストたちに夢を与え続けている。

(2001.2.14 五嶋 学 dc582@hotmail.com)


1988年当時クラブのお披露目会にて


レストアが完成しレーシングパレスに展示されるカットモデル
左に見える1959年式ブルーバードは第一回日本グランプリのツーリングカーレース1000
‐1300ccクラスで館長の原田氏の奥様、敏子さんが個人参戦し、完走した車そのものである。


青少年センターでの展示中はモーターによりメカ部分は動いていたはず


レストアのセンスと技術の高さがすばらしい。

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