オイルクーラーブラケットとオイルクーラーカバーの製作

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 当時から入手が難しかったといわれるオイルクーラーキット21300-25510の構成部品を見本にオイルクーラーブラケットとオイルクーラーカバーを製作します。上のパーツリストの6番と12番の部品です。

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一枚目の白黒の画像は当時のオプションパーツカタログを切り取ったもの。今見るとなぜバンパーがついているのか不思議です。 

当時のレース記事や写真にはこの部品が付いているのを見たことがありません、中古をもっている方に聞くとジムカーナをやっている人にもらったというのが多いので、草の根のモータースポーツではポピュラーであったのかもしれません。 

ブラケットは神戸の自動車やトラックの部品を少量製作するのを得意とする町工場に依頼しました、カバーは信頼の須藤自動車製、同じ素材を探すのはコスト高なのでよく似た素材を使用、金具は同じ形状です。
須藤さんは10枚は別件のお礼として無料で作ってくれました。
Fairladyのシルクスクリーン印刷は今の小ロットのパソコンの印刷、カット文字等を考えましたが、本物と比べきれいに出来すぎるので画材店でシルクスクリーンを買ってきて五嶋がシルクスクリーン印刷にチャレンジしましたが、うまく塗料が乗らず、シルクスクリーンの業者に依頼します。

ブラケットについては、私の43年式にあてがいましたが、エプロンに穴あけが必要です、わずかですがボルト穴が一致しません、前期方で一度あてがい、取り付け性を確認してみます。
今付いているラジエーターの下のエアーガイドとの両立はできません。
当時のレーシング部品なので取り付け性には工夫と個体差に対する対策が必要になると思います。

オイルクーラーを実際に取り付けるには、市販の汎用オイルクーラーコアーを買わないといけませんが、このキットのオイルクーラー本体の大きさは、下部のブラケットを除くと横約32.0センチ、縦約10.5センチ、奥行き4.0センチです。

取り付けには汎用キットをチューニング屋やカー雑誌広告などで探す必要がありますし、オイルクーラーの取り付けに間違いがあるとエンジンに決定的なダメージを与えることになるので、プロまたはプロ並みの技術が必要と思われます。

一見現品を見ると中学の技術の時間に作った「ちりとり」に近く、お粗末です。しかしよく見ると、底部のリブのプレス、軽いカーブを再現するのは難しいと思い、工場に相談すると「一度見本を作らせてください」とのことで勝手に一つ製作してしまいました。

それが次の画像です、本物と画像で比べてください。

完成品については

     スポットの数、位置を合わせる

     鉄板の厚さを同じにする

     造りのお粗末さを再現する

     底部のプレスのメリハリをもっとつけてもらう

     コストダウンのため塗装はしない

などを注文します。 

少し前のカーマガジン誌の特集のカフェレーサー風にフェアレディを仕上げてはいかがですか?

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出来上がったシルクスクリーンの文字、やはり綺麗すぎますし、フォントも少し違いますが、一枚1000円なのでこんなもんです。