流行っている医者がいい医者かというと、そんな事は有りません。流行っていたって、二流の医者がいくらでもいるんです。食べ物だって、流行の店だからといって、必ずしもおいしいとは限らないでしょう?(そうでもないって?そう思う方は、この項を読んでも役に立ちません。)私の実体験から、どのような医者が二流流行医者なのかを解き明かして見ましょう。今度病院に行ってみて、くるりと見回して、こんな事があったらご用心!

 

頬寄せて、ささやき声で話す

 なんだか、気持ちの悪い場面です。実は、私の知っている流行医者では常識的な場面なのです。なぜか、婦人科の流行り医者は、患者さんに頬寄せてささやき声で話しかけます。本人たちに聞くと、プライバシィのためだといいますが、それは施設がきちんとできていないから。どういうわけか、ぼろい造りで、普通の声を出すと、中待合室から、内診室まで全部に聞こえてしまう仕組み。それを補うために、ささやき声で話すのです。さらに、もうひとつの理由があります。いいかげんな事を話しているので、近くの看護婦に聞こえるとマズイのです。「この薬は副作用なんかないからネェ。」とか、陰性の検査見ながら「これは陽性だから治療したほうがいいよぉ」なんて言っているのが、看護婦に聞こえたら、看護婦が他の先生に「この薬って副作用がないんですか?」とか、「これって検査が陽性って事なんですか?」なんて聞いてしまうではないですか。そしたら、自分たちのついたウソがばれてしまう。だから、小さな声でささやいているのです。でも、あのオヤジ達に頬寄せられて話されて気持ち悪くないのかなぁ。とても疑問。

 

カルテは書かない

 流行り医者はカルテを書かない。これも、不思議な共通点です。確かに、混んでいるので書く暇がないというのが理由なんでしょうが、とにかく、カルテが書いていない。だから、後で見ても何をしたのか、何をしたいのかが分からない。他の医者もいるのに迷惑な話しです。でも、大した事やってないから、書いてないというのも有るか。しかし、何かが起こって裁判になったりしたらどうするんでしょう?そういう医者ってカルテ沢山書くと、カルテが厚くなるからやめろって言うんだよな。収納が大変なんだって。どーせわたしゃ字がでかいよ!

 

看護師をこき使いたがる

 もちろん婦人科ですから、看護師さんに色々やってもらわなくては困る事が沢山あるのです。(例えば内診台のあがり方とか。あまり男には説明して欲しくないでしょう。)しかし、すぐそばにある超音波の停止ボタンを押させたり、手の届くとこに有る検査器具をわざわざ取らせるのは、私としては好きくないなぁ。そんな事やったって、少しばかり権力の誇示にはなっても、能率は悪いもの。ただでさえ患者さん多いんだから、能率のいい方法にしてもらわないと…。何だか知らないけど、そういうとこばっかり威張りたがんだよなぁ。そんなつまんねぇ事指導するなら、敬語の使い方でも教えてやってくれよぉ。いつまでも、患者さんに「先生がいらっしゃいますのでお待ちください。」だなんて言ってるんだから。

 

保険請求はきっちり

 きっちりといいますかね、その病院で使ってない薬を使った事にしたり、無いはずの器具を使って治療をしている事になっていたりするのです。何、大した違いではないのですがね。それに、人間ですから、製薬会社に言われて、安い方の薬を使っているのを忘れちゃったりする事もありましょう。検査だって、本当はやったはずの検査が請求できないので、その代わりに請求している事もあるのです。医者だって、商売ですから、コストがかかったものをただでやるわけに行かない。でも、何だか怪しいんだよなぁ。本当に忘れてたのかぁ?実は忘れたふりした確信犯じゃネェの?いつもの生活態度から考えるとネェ。んんん…。

 

妙なローカルルールがいっぱい

 これは、二流病院だけではないのですが、とにかく、妙なローカルルールがいっぱいあるんです。薬や病名の省略語から、薬や検査の呼び名、検査などの手順。検査後の投薬法。そんなのどうだって良いじゃないか。と言うような決まりが沢山あって、そのほとんどは、一般的ではない。ただ、病院の都合にあわせられていたり、コスト削減のためだったりします。そういう病院に初めていくと、すごく困ります。とにかくなにいってんだかわかんない。「この患者さんtpaの疾患なんですが、ritodorintoransaminの薬をのんでいて、最近enuesuthi検査もして、やや安静が必要となりました。」なんて言われちゃうんです。標準的な言葉でいえば分かる事なんですが、その病院病院で、何故か省略語を作ってしまうので、やりにくいったらありゃしない。しかも、それがわからないと、馬鹿にされますからね。そんな、その病院でしか通じないような言葉を使っているほうがよっぽど怪しい事なんですけど、どっぷりと浸っていると良く分からなくなるらしい。何だか、新興宗教みたいですな。

 

患者離れが悪い

本当は、流行っているなんてウソなんです。ただ、無理やり患者さんを増やしているだけなんです。だって、普通なら、他の病院に紹介するような専門的な疾患を、内科診断学で読んだような検査と内科治療指針に書いてあったような治療で治そうとするんですから。当然、細かい事まではわかりませんから、管理もずさん。時々、検査やってみたりして、まぁいっかぁって感じで、また、延々と薬を取りに来させるのです。時には、内科では併用禁忌が常識となっているような薬の併用も。なんせ、見よう見まねですから、手抜きだらけです。専門外の事なんか無理してやる事はないのにネェ。そういうことは、専門医に紹介するのが医者の良心ってもんですぜ。そういうのって、婦人科ばっかりじゃありません。逆に、内科からやってくる患者さんで、うろ覚えでやったんだろうなぁ、と思われるホルモン治療をされていたり、一ヶ月に一回くらいうてばいい注射を毎週うたれていたり。しかも、「あんたのためにこの注射仕入れたんだから全部使わせてもらうよ。」って言われたらしいです。医者だって万能じゃないんだから、できる事とできない事をわきまえましょうや。

 

必要も無いのにやたらに病院に来させる。

 流行ってるように見えるのは、実は、このせいかもしれない。他にも書きましたけれど、簡単な処置に何日も通わせる。妊婦検診も週数の間隔が必要以上に短いし。時々、理事長が指示した日に来院した患者さんで、何にもする事がないという人もいる。ただ、大丈夫ですかぁ?はい、大丈夫です。でおわり。何のために来たんだかネェ。私の知り合いで、個人病院のお手伝いをしている先生は「院長に、患者が減ったと文句をいわれたら、ちょっと、妊婦検診の間隔を短くれば、すーぐ外来患者数が増えるんだよ。」って、豪語していました。ウウム、そんなテクニック使わせて患者数を増やそうとする経営者ども、けしくりからんなぁ。でも、そのくらいやらないと医者なんて儲からないらしいッスよ。昔、ウチの近くにあった整形外科では、たかがシップ薬の張り替えに、毎日通わされましたもの。やってられっかよ!

 

女好き

 まぁ、世の中のオヤジは、皆、女好きなんでしょうけど、派手にやってるお医者は、特に、女好きです。まぁ、お金もあるしネェ。札束切って、おねーちゃん口説いて楽しいと思ってるんだろうネェ。でも、ホント、おねーちゃん好きなんだなぁ。まめだしネェ。私には、とてもできない。よく、おねーちゃんの誕生日なんて覚えてるよねぇ。私なんか、自分の年さえ忘れてしまう事が多いのに。(それって痴呆の始まりか?)で、忙しいのに、何故かデートしてるんだなぁ。まぁ、それくらい勢いのある人じゃないと開業して流行らせられないのかもネェ。だめかなぁ、私みたく、時間ができると遅くまでホームページなんて作ってるような野郎は。考えてみれば暗いよねぇ。でも、おねーちゃんと酒飲んで遊ぶのだって、大して明るくはないと思いますけどネェ。え、もてない男のひがみだって?フフンだ。

 

もおイイ!帰る!!