もひとつおまけに「ぼや」!
 

 

 

 

 

 

 

 


ぼやいても、ぼやいてもまだまだ足りないボヤ!いったい、どういうこと?

 

その1 あい変わらずアホな社会保険

 あれ、決めている奴、ほんとにアホです。この間、改正(改悪)したばかりなのに、また、改正。お前ら、レセコン屋と組んでるだろう?(レセコン=レセプトコンピューター 保険の計算をするためのコンピューター。保険で決められた病名や点数がすべて入っている。すべて入っているくせに、結局最終的には、手作業で一つ一つ入力が必要な、世にもまれに見る間抜けなコンピューター。一つ一つ手作業で入力するが、不思議なことに、改正されると、改正事項については有料で書き換えなきゃいけない。いったいどういう了見なんだ?)

 今回の改正は再診料。病院に行かせると、お金かかるから、できるだけ行かないようにするために、月のうちに何回かかると再診料が減るように設定した。ところが、まったく、再診が減らない。ばかりか、再診料が減った分再診回数が増えている。それじゃぁ大変と言うことで、また、いきなり固定料金に変更。馬鹿か!

 これって、当たり前なんです。当然、再診は必要があるから行うので、高いから再診を増やすわけでも、安いから減らすわけでもない!!と、言うのはもちろんのこと。同時に、検査や投薬によって差益を得られないように改めていることで、再診でしか利益が得られなくなってきた。したがって、安くても背に腹は変えられないと言う事で、再診を増やす。売値が安くなったら収入を増やすのはどうしたら良いでしょう?マクドナルドはハンバーガーの値段を安くして、どうやって利益をあげたか?販売量を増やしました。そんなの竹中さんでなくても、簡単にわかることです。

 それじゃ、どうすればいいのでしょうか?薬の長期投与を認めたのなら、再診させないで長期投与をしたら、少し高くするようにすればいい。そういうこともしないで、すべてを締め付けたら、結局、今までと変わらないじゃない。馬鹿じゃねぇ?しかも、3割負担で大打撃を受けたうえに(医者も消費者も)また、再診料上がったら、皆困るじゃない?結構、3割負担になったけど、再診料が安くなったので、月末に診療費が安くなって、病院にいきやすくなっていた。と言うのが実際のところでしょう?

 私としても、必要な検査や治療に来ていただくのに、月末は同じ診療でも少し安くなるので、再診してもらいやすくなったなぁ。と、喜んでいたのに。実質上の値上げだな。こういう、ポリシーの無い事ばかりやっている、お役人ってぇのは、いったい、なんなんでしょう?ほんとお馬鹿。こういうこと決めている奴が、東大出でござい慶応出でございなどと大手を振っているのは、実にけしからん世の中なのだ!

 

その2 あいかわらずアホなジジィ(ババァ)医者

 どの医者もこの医者も、抗生剤を万能薬と信じて疑わない。もう、いい加減にしてくれぇ!ジジィ(ババァ)医者が新しい病院に勤めて、まず、抗生剤は新しいものはどんなものがあるのでしょう?とこきやがる。抗生剤は細菌感染に効くのであって、なんにでも効く薬ではない!風邪はウィルス感染なので抗生剤の効果は皆無である。二次感染(風邪で弱っているところに細菌が感染を起こす状態)が疑われたら初めて抗生剤である。小児の耳痛に抗生剤は効かないという研究結果もある。痛きゃなんでも抗生剤と言うのは、やめぃ!アホども!

 まったくあきれた医者がいるもので、気管支拡張症だから、一生抗生剤をのみなさいと言って9年間も抗生剤を出し続けている奴がいるらしい。いくら気管支拡張症だって、抗生剤は細菌感染を起こしたときに出すものだ。言うに事欠いて、細菌も同じ薬を続けていると効か無くなるから、新しい薬が出たらその薬に換えて続けてのめばいいといったらしい。これは、はっきり言って詐欺です。犯罪です。その医者は、この件だけで逮捕の上さらし首獄門でよろしい。医者の基本が、まったくできていない。言っとくけど、お前みたいな医者がいるから耐性菌がどんどんできて、抗生剤が効かなくなるのであって、それに対して新しい薬を使えばいいというものではない。証拠に、すでに、ニューキノロン(新しい種類の抗菌剤)耐性の淋菌が、見つかっているのだ。そのうえさらに、新しい抗生剤を使えばいいといっているにもかかわらず、9年間も薬を変えないと言うのは、はっきり言ってウンコ。富士見産婦人科と同じくらい、犯罪性が認められる。すぐに逝ってください。

 そういえば、数年前、産科の外来をやっているとき、咳がなかなか止まらないという妊婦さんが来られた。別に熱もないし、そのときの風邪は、皆、治っても最後まで症状が残る人が多かったので、あまり心配しないで大丈夫。と、話をした。もちろん、薬のんでも意味はないから、薬も出さなかった。聴診器を当てても、呼吸音は清で(痰がからんだりしてないという事)特に、早急な問題はないだろうと思われた。ところが、2週間後来院されたら、「内科の病院に行ったら肺炎だと診断されて一週間入院して点滴されました。」と、言われてビックリ。でも、ぜんぜん体調も変わらず、ただ、咳が続いていたので軽い気持ちで内科にかかったそうだ。してやられたりだ。おおばかウンコ内科医にとっては、咳がなかなか止まらないといってくる患者さんは、皆さんお客様ですから。ちょっと、聴診器あてて、「ああ、これは肺炎だ。大変だ、そのままにしておくと呼吸困難になる!」なんて、言えば、入院患者の出来上がりである。あとは、抗生剤を点滴しながら、自然に咳が治るのを待って、「いやぁ、あそこで発見しておかなければ、もっと重症になっていたかもしれない。」と、最後に付け加えてご退院。たいてい、あとの内科医が、いい医者だと思っている。いらん薬はいらんという態度は受け入れられないのだ。ま、ご自由に1週間でも2週間でも入院してください。そんなに点滴されるのが好きならね。

 

その3 だぁかぁらぁ、風邪薬は百害あって一利なしだってばぁ。

 昨日ニュースで、風邪薬の副作用で肺炎を起こした。厚生省では勧告を出している。だなどといってました。何をいまさら。医者のコメントとして「どの成分が原因だかははっきりしないが、複合成分なのでさまざまな相互作用を起こしうる。」だとさ。あのねぇ、風邪に消炎鎮痛剤のむと風邪が長引くと言うのは、ちゃんとデータもあるんです。そんなのは、常識的な医者の常識。

 普通に考えたって、風邪薬なんていうのは詐欺でしかないというのは、ちょっと考えればわかることです。

(ちなみに、胃炎に良く使われている胃粘膜保護剤なども、ほとんど効果がないという結果がつい1ヶ月ほど前に出ていた。)

事実1.人間の体は、ウィルスに対抗するために炎症反応を起こす。ウィルスの増殖を抑えるために体温を上げる。熱が上がるとウィルスへの免疫力も高まる。気管に炎症を起こすと、ウィルスを追い出すために咳を出す。鼻の粘膜に炎症を起こすと、免疫物質(IgA等)を含んだ粘液で洗い流す。

事実2.風邪薬は、炎症を抑え、熱を下げ、咳や鼻水を無理やり止めるための薬である。

と、言うことは・・・?家に入ってきた泥棒を追い出そうとして奮闘しているお父さんを、うるさいと言って縛り付けて黙らせているようなものです。そんなことしてたら、当然、どんどんウィルスは奥に入っていって肺炎をおこすわなぁ。貴女は、貴女の体の味方?それとも、ウィルスの味方?

ま、どっちでもいいですけれど、風邪薬のんで治ったつもりになってあちこちで歩かないでください。あなたの風邪のせいで、また、たくさんの他人が風邪をひいてしまうのです。SARSだって、コロナウィルスの一種によっておこるということは、風邪と同じこと。風邪をひいているのに、薬で症状を抑えた振りをしてうろうろするのは、SARS感染地域に行ったにもかかわらず2日の自宅待機しかしないで国会内をうろうろしていた、某国会議員と大して変わりない行動なのです。

ちなみに、法律的には、自分が性病と知っていて性行為を行いうつした場合には傷害罪になることがあります。風邪を無理やり抑えて出かけて行って人にうつすと言うのも、犯罪行為といえましょう。風邪薬のんで人ごみをうろうろしているあなた!あなた、傷害罪です。逮捕です。う〜ん、とりあえずは、咳するときくらい口に手を当ててもらえませんか?

 そういえば、よくある患者さんのパターンで、風邪が長引いて治らないのでずっと薬のんでいるんです。と言う方。風邪薬なんてやめないと風邪がひどくなる、というと、怪訝そうな顔をしますが、ほとんど必ず次来院されるときには、治りましたぁ。といって来院されます。ほんとです、かぜ薬なんてのむと具合が悪くなるばかりです。どんな文献を読んでも、風邪薬が風邪を治すのに有効だなどということが書いてある文献はありません。「良かったね、早めの××××」とか「風邪、早く治そ」とか「風邪には××」だとか、風邪が治るようなことを言っているのは、一般向けの宣伝の中だけです。本当です。製薬会社が文句を言おうが何言おうが間違いありません。製薬会社は知っています。確信犯です。詐欺です。だから、説明書には大きな字で薬の成分やその効果などが自慢げに書かれている下の方に、顕微鏡でしか見えないような字で、「風邪薬は、あくまでも対症療法です。症状が続くようなら医者にかかってください」と、言うようなことが注意書きとして書いてあるわけです。これも、火災保険の最後のほうにミジンコのような字で「地震による火災は除く」なんて書いてあるのと同じです。消費者をだまくらかしている。そうそう、書いてありゃいいんだモノね。法律的には。せめて、「平均的70歳の人が、50cm以上離れても読める字で書くこと。」くらいの指定はして欲しいものだね。

 

その4 後医は名医なのか?

 最近、外来やっていて思うのですが、ホント、わけのわからない医者が多い。

オリモノが多くて痒みが少しある。と訴えて病院に来た方。オリモノ+痒みなら、カンジダ膣炎ということが7〜8割です。ですから、カンジダの検査をして、洗浄をして、早めに結果を聞きに来られるよう説明しました。忙しいから次の週まで来られないということなので、ま、調子悪ければ早く来てね。という事で帰られました。

次の週に来院されたら、「なんだか良くならないので泌尿器科に言ったら膀胱炎だといわれて、抗生剤をのみました」というじゃありませんか!!イヤイヤ、そんなに抗生剤が好きなら勝手にのんでればいいんです。しかし、結果を聞きに来られないといった人が泌尿器科には行けたというのはどういうことなのか?さらに、膀胱炎の症状なんか全然なかったのに、膀胱炎だといわれたのはどういうことなのか?単純な膀胱炎に一週間以上も抗生剤投与が必要なのか?カンジダが疑われているのに抗生剤の安易な投与が必要なのか。などなど、多くの問題があります。

最近は、セカンドオピニオンなんて、シャレた事言いながらわけのわからない医者にかかって、してやられてしまう人も多い。女性の場合オリモノが多ければ、尿検査をしたときに尿にオリモノが混ざって膀胱炎のように見えることがしばしばです。多分、泌尿器科の医者はそのことを知っていて、とぼけて尿検査をして「これは膀胱炎だ薬が必要だ!」といって、たくさん薬出したのでしょう。もしかすると、そんなことも知らずに膀胱炎だと思って薬を出したのかもしれません。でも、それで治ったと思っているのなら、別に余計なこと言って困惑させることあるまい。そのまま、泌尿器科の薬のんでおいたらいいんじゃないでしょうか。といって、帰っていただきました。

セカンドオピニオンを受けるにあたって、ご自分がきちんと自分なりの判断をできるということが最低条件です。近藤誠氏も、セカンドオピニオンを受けるにあたっては最終的に自分で治療法を判断すべきだといっています。また、本当に判断をするなら、その治療に対しての英語の文献をもらって、検討せよ。とまで言っています。日本語の文献のほとんどが、外国では認めてられない文献であり。とくに、製薬会社などをバックにしたものが多いので信用できない。と書いています。本当です。たいてい、特定の薬についてやたらに成績が良いというレポートがでると、提供は大手の関連製薬会社であることが多いのです。ま、政治家と同じですね。金さえもらえば、見も知らぬ人が、副作用でどうなろうが知ったこっちゃないってことです。

後医が名医(後から診る医者の方が、症状がはっきりするので診断がつきやすいという事)だなんて、今の世の中うそうそ。後医の方が情報操作をやりやすいのです。しかも、前の医者が上手く治療してくれなかったんじゃないかと思っているから(2〜3日で治ってしまう病気なんてそうありゃしない)、口車に乗りやすい。恋人と別れて傷心のときにちょっとやさしくされるとフラフラ〜っとなっちゃうのと同じです。(それで結婚してしまって、いまさらになってだまされたと文句を言っている友達がたくさんいます)しっかりと、自らが判断する気持ちを持っていないと、セカンドオピニオンも単なる飛んで火にいる夏の虫になりかねません。

 

いったい何を信じていいのやら?たすけて〜!すべてのヒントは「無知の知」です。知者不博、博者不知(真の知者は知ったかぶりをしない、知ったかぶる者は真の知者ではない)ということなのです。

 

無知の知? わたしはムチムチ だけどそれは関係ない。こりゃまた失礼いたしました!HOME