スタートレック 叛乱 STAR TREK INSURRECTION

今回の見どころ

  1. ウォーフのゴーチ
  2. ライカーのヒゲなし顔「アンドロイドの尻のようにすべすべしている」
  3. ピカードのマンゴと踊り
  4. データのセリフ「この年になって胸が大きくなってきた」

撮影されているはずなのに映画に登場しなかったシーン

  1. データがソンア人を崖から突き落とすシーン (Secrets of INSURRECTION)
  2. エンタープライズと連邦艦の対戦シーン?(叛乱のコマーシャル、でもあの映像はFirstContactのものでは…)
  3. ワープコアの排出シーン(絵コンテだけかな?)

スタートレックを初めて見た人は多分わからないんじゃないかな

  1. 基本指令(Prime Directive)

  2.  宇宙連邦にほ基本指令というものがある。これは他の惑星の文化、内政に干渉してはいけないというもの
  3. 転送

  4.  物質をエネルギー状態にして離れた場所へ移動させる
  5. ソンア人の小型飛行物体からの攻撃

  6.  上記の転送を知らないとただ消されたようにしか見えないが、実際は転送用のマーカをただつけているだけ。
  7. 遮蔽装置

  8.  光を屈折させて見えなくする技術。今回の遮蔽服のデザインは30年前のシリーズの防護服みたい。
  9. ライカーとトロイ、及びウォーフ

  10.  ライカーとトロイはエンタープライズに勤務する前に付き合っていた。
     ウォーフとトロイはウォーフが転勤するまで付き合っていた。
  11. ワープコア

  12.  ワープするために反物質を反応させているエンジン部分。反物質と物質を融合させると質量が全てエネルギーとなる。
  13. ホログラム

  14.  スタートレックのホログラムは映像と共に、トラクタービームや転送機の効果を使用し、
     よりリアルに本物らしく見せられる。
  15. ラフォージの目

  16.  ラフォージは生まれつき目が見えなくて、機械的な装置を使っている。

ストーリー

牧歌的な生活を送るバク人達、畑を耕し、パンを焼く平和な今日を過ごしている。そんな光景を密かに観察している一団がいた。連邦の士官とソンア人である。彼らの元に緊急連絡が入る。データが暴走したのだ。データは通信に応答せず、遮蔽服を着たままバク人の村に駆け込む。データを阻止するために追いかける遮蔽服姿。彼らのフェイザー音がバク人達の耳に入る。まるで透明人間が動き回るような光景にバク人達はざわつく。データは追撃を排除し、遮蔽服を脱ぎバク人達の前に姿を表す。その後、崖をフェイザーで攻撃、遮蔽された観察部屋が現れた。

エンタープライズではワープ技術を開発したばかりの惑星の外交団を歓待していた。そこにドアティ提督よりデータの回路図を送れと連絡を受ける。ピカードはデータが暴走したと聞かされ、惑星バクに向かう。ドアティ提督とソンア人のルアフォが乗る艦がデータのシャトルに攻撃を受ける。エンタープライズは惑星バクのあるブライアーバッチ宙域へとついた。この宙域は星間ガスが取り巻いている宙域で連邦本部との通信も出来ない。ピカードはウォーフを連れ、シャトルでデータ捕獲に向かう。データのシャトルの攻撃を受け、苦戦する。ピカードはデータがバク調査に向かう前にギルバートとサリバンの歌を練習していたことを思い出し、通信を開いたまま歌いだす。データもつられて歌い出し、ピカードのシャトルの接近を許してしまう。ピカードはシャトルをドッキングしウォーフがデータの陽電子頭脳をリセットする。ピカードはバク人の捕虜になっているという連邦の士官とソンア人を助けに行くが、彼らは捕虜ではなく、歓待を受けていた。バク人達はデータに彼らは敵でこれから増えていくだろうと言われていた。バク人達はデータの陽電子頭脳を直すことができなかったと言い、ピカードを驚かす。アニージという女性の説明では彼らはワープ技術ももっているが、テクノロジーを全て捨てて暮らしているのだという。

惑星上の連邦士官とソンア人達を回収するとドアティ提督はピカードにすぐに離れるように言う。ラフォージの話ではデータは暴走した後に撃たれたのではなく、撃たれてから故障し、かつ倫理回路が働き、善悪の判断はできていたと言うのだ。データは修復されたが肝心の部分の記録はなかった。ピカードはデータのためにデータの故障の原因を惑星で調査する。一方、艦ではライカーとトロイがよりを戻していた。そんな、ライカーの元にドアティ提督から通信が入る。なぜ、まだ惑星を離れないのかと。惑星上ではデータの足取りを追って、バク人の子供のアーティムに道案内を頼む。ダム湖に沈む連邦の遮蔽されたホロシップを発見する。ピカード、データ、アニージは船に乗り、湖を渡りホロシップに乗船する。その中には不完全ながらバク人の村が再現されていた。ピカードはドアティ提督とソンア人がバク人を強制的に移住させようとしているのだと悟った。

エンタープライズに戻ると、ウォーフの鼻にゴーチが出来ていた。クリンゴンのニキビである。そしてライカーはヒゲを剃っていた。ライカーが「アンドロイドの尻のようにすべすべしている」と言ったところ、データがあごに触ってきた。ピカードは艦長控室に戻るとコンピュータに音楽を、しかもマンゴを頼む。ピカードは踊りながら鏡を覗くと、今回の陰謀の秘密が分かってきた。その夜、アニージの元を訪れたピカードは「君は何歳なんだ?」と問う。アニージ達の説明では、彼らは300年前にこの惑星に移り住んできて、この惑星を取り巻く、メタファジック放射線によって遺伝子が修復されているのだった。そのため、年をとらず、いつまでも若い状態で過ごすことができるのだった。ピカードは彼らの生活を守ることを宣言する。アニージとピカードは夜の村を二人で歩いていた。アニージはピカードに「完ぺきな瞬間」を体験したことがあるかと問う。ピカードは初めて自分の生まれた惑星を宇宙から見たときがそうだと答える。別れ際、アニージはピカードに若い人にしては信頼できると言った。村はずれでは放射線の影響で視神経が回復したラフォージが日の出を一目見ようとしていた。

ピカードは艦長控室でルアフォとドアティ提督を迎えていた。ルアフォはバク人を保護しようとするピカードにたいして怒り震盪しながら退出する。ソンア人は惑星を取り巻くリングのメタファジック放射線を収集しようとしていた。そしてその収集過程は惑星上の生物を死滅させるものだったのだ。ピカードはドアティ提督にバク人を強制的に移住させることは艦隊の理念「基本命令」に反すると説得するが、ドアティ提督は収容したソンア人をソンア艦に戻し、エンタープライズはゴラン星系に向かうよう命令を出し退出した。ピカードは襟の記章をはずし始める。艦長用ヨットに武器を積み込んでいるところにライカー、データ、トロイ、ラフォージ、ウォーフ、ビバリーが現れる。艦長とともに行動するのだと言うのだ。ピカードはライカーとラフォージにブライアーパッチを抜けて艦隊本部と連絡をとるよう命令する。他はピカードと共に行動する。

夜だが、ピカード達の案内で村から避難し始めるバク人、転送装置を妨害する装置を設置するが、ソンア人の船が現れ装置を攻撃し始める。バク人達は急いで逃げ始めるが次々と転送されていく。アーティムの父親も転送されてしまった。データがアーティムを助け上げ山に向かう。ルアフォはドアティにエンタープライズ追撃を迫り、ソンア艦隊の派遣を許してしまう。ピカード達がバク人をケルボナイト鉱脈で転送が出来ない山に移動させている。途中、休憩しピカードとアニージはこれから向かう地帯を偵察していた。アニージははげ頭の人は300年ぶりといい頭をなでる。二人をとりまく時間がゆっくりと流れている。ハチドリの動きさえスローモーションのようだ。二人は唇を重ねた。

エンタープライズはソンア艦隊にあと18分で追いつかれるという状態であった。通信可能地点まであと1時間かかるため艦が故障するのも構わず全速を出すように命令した。惑星ではソンアのシャトルがピカード達の前に現れ、小型の飛行物体を多数排出した。小型の飛行物体から発射されるマーカーが体に付着すると転送されてしまうのだった。ピカード達は飛行物体を破壊していく。バク人達をなんとか洞窟に隠すと、ソンアのシャトルは山腹に攻撃し洞窟から追いだそうとする。エンタープライズはソンアの亜空間断裂兵器の攻撃を受けていた。ライカーはラフォージにワープコアの排出を命じる。ワープコアの爆発で亜空間断裂攻撃を防いだ。ソンア艦はまだ迫ってくる。ライカーはメトリオンガスを収集し、エンタープライズ後部に排出した。ソンア艦の攻撃はメトリオンガスの固まりにあたり爆発、ソンア艦も巻き込んでいた。ピカード達は地下水脈を通って他の出口から次の洞窟へ向かおうとしていた。シャトルの攻撃でもろくなっていた洞窟でアーティムがペットを探すため逃げ遅れていた。アニージとピカードがアーティムを助け出すと洞窟が崩れ、二人は閉じこめられてしまう。アニージは重症を負う。ビバリーが治療した後、洞窟の外に出るとソンア人と飛行物体が待っていた。負傷したソンア人を診断していたビバリーはピカードに驚くべき報告をしていた。飛行物体を次々と撃ち落としていくが、動けないアニージにマーカーがあたり転送されてしまう。気をとられたピカードもマーカーが当たって転送された。

ソンア艦の拘留室にルアフォとガラティン、ドアティ提督が現れた。ピカードはソンア人とバク人は同じ人種だということを説明する。ソンア人は一世紀前にテクノロジーを求めてバクから離れていった若者達だったのだ。ドアティ提督は内紛に巻き込まれていたのだった。ルアフォは激高し、バク人の退避をまたず収集機を動かすことにする。ドアティ提督はルアフォにもう連邦は協力できないと言うと殺されてしまった。ルアフォはガラティンにピカードを艦の後部へ移動するよう命令する。そこは収集機が動くときにシールドが効かないところだった。ガラティンはピカードを連行するがピカードはガラティンの良心に訴え、協力を取り付ける。惑星のクルーに連絡をとり、データが艦長用ヨットでソンア艦に攻撃をする。シールドにダメージを与えたところでデータの艦も故障し惑星に戻る。ルアフォはその直後ブリッジに不思議な光が満ちるが気にせず収集機を稼働させる。スクリーンには順調に稼働している収集機が見えるが表示では反応がない。ルアフォがブリッジを動き回ると壁におかしなところがある。フェイザーで壁を攻撃するとホロエミッターが現れた。ルアフォ達は連邦のホロシップに再現されたソンア艦のブリッジに転送されていたのだった。本物のソンア艦では起動寸前に収集機を停止させたピカード達がいた。

収集機が再起動した。ルアフォが直接収集機に乗り込み操作していたのだった。ピカードが単身収集機を自爆させるために乗り込む。そこでルアフォと対決する。ピカードが何とか自爆装置を起動する。その時、戻ってきたエンタープライズが接近しピカードを転送収容する。ルアフォは収集機の爆発に巻き込まれた。

元の生活を取り戻したバク人、データはアーティムと隠れんぼをしていた。ピカードはアニージに別れを告げる。ピカードは300日の休暇が残っていると言い残す。アーティムはデータに毎日遊ぶようにと助言する。ピカード達はエンタープライズへと戻り惑星を後にするのだった。